カナディアンロッキー
-キャベルメドウ(ジャスパー国立公園)-
2013/08/02(金)晴れ
昨日は空路バンクーバーからエドモントンへ乗り継ぎ、バスでジャスパーまで400km。ホテルに着いたのは午後8時過ぎだった。時差が15時間もある、長い1日だった。
カナダは日没が9時半。いつまでも明るい。夏至の頃は11時頃まで日が暮れないそうだ。
ジャスパーの街からは氷河を抱く、縞模様の特徴的な山が見えた。これが今日麓まで行くmt.エディス・キャベルだ。
歩程:8㎞、4時間30分 標高差:370m
時差ぼけか、昨夜はあまり眠れなかったのに今朝は5時に目が覚めてしまった。
ジャスパー駅の近くまで散歩に行くと、エルクが2頭いた。1頭は立派な角を持つオスだった。さすがカナダ。町中で野生動物が見られる。
エルク mt.エディス・キャベル
今回のガイドは、バンフ在住20年のベテラン日本人女性Mさん。知識が豊富でカナダについてとてもよく勉強している。歩き方もゆっくりなので、これなら毎日長く歩いてもついて行けそうだ。
mt.エディスキャベルエンジェル氷河を間近に見ながら、メドウ(草原)を歩く。
エンジェル氷河
ジャスパーから1時間近くバスで走る。去年エンジェル氷河は、大崩壊があり、エンジェルの右の羽が短くなってしまったそうだ。
最近やっと行かれるようになったが、 その時の多量の土砂が積まれていた。
エンジェル氷河 インディアンペイントブラシ
氷河からは、時々大爆音がし、溶けた氷が流れ落ちている。
駐車場がすでに標高1765mもあるので、針葉樹の森が切れるとすぐに森林限界になる。日当たりのよい所は高山植物が咲き乱れる。
チョウノスケソウはほとんど穂になっていた。アキノキリンソウツガザクラなど 日本で見られる花も多い。インディアンペイントブラシは初めて見る花だ。赤が多いが、オレンジ、クリーム色、ピンクもある。
森林限界を登る
ガレ場に咲く、ツリガネソウのような花はホタルブクロの仲間だそうだ。マンテマも多い。
巣穴があるのか、時々シマリスがチョロチョロと出てくる。かんだ高い鳴き声は、ナキウサギだそうだ。
タカネマンテマ コモンヘアベル(ホタルブクロ)
今日の目的地は、ケルンのある展望地だ。天気が悪いと風が強く寒いそうだが、今日は穏やかな晴天。
ここでランチタイム。サンドウィッチ、フルーツ、ジュース、チーズ、スイーツと盛りだくさん。
ころころに太ったマーモットが近くまで姿を見せる。
ケルンの展望地 マーモット
氷河湖
帰りに懸垂氷河の真下、氷河湖まで行ってみることにした。
ミルキーブルーの氷河湖には、大きな氷の塊が浮いている。大音量で水が流れ落ち、大迫力だ。
氷河湖 エンジェル氷河と氷河湖
今日の行程は短いので、3時前にはホテルに着いた。  
昼間が長いので、夕食後ジャスパーの街を歩く。小さな町なので1周してもそれほど時間がかからない。
駅もあるが、ほとんどが貨物で、客車は週3回しか来ないそうだ。貨物は100輌も繋がっているので、運悪く踏切が閉まると10分程開かないという。
   ジャスパー
 2日目 mt.ロブソンとキニーレイクへ