秩父札所巡り⑨(結願)
-㉞水潜寺-
 2021/12/25(土)晴れ 12℃  
今日はクリスマスだが、秩父札所巡りも残り水潜寺のみとなったので、結願目指し予定通り行くことにした。コロナの自粛もあり、丸2年かかった。
 皆野駅から、水潜寺前に停まるバスもあるが、敢えて大変な道を歩いて行った方が達成感もあるし、Sさんもその道を歩いたというので、数少ないバスに合わせて土曜日にした。
八王子8:00-西武秩父9:48~10:00発-バスー馬頭尊前10:40-石碑10:55-札立峠12:20~25ー水潜寺13:00ー札所前14:04発ーバスー皆野14:30~14:33発-西武秩父15:07発ー八王子16:42
 距離 9.47km   歩数 12631歩
バスは本数が少なく、ちょうどよい時間は土日しかない。乗客は私たち含め三人。これでは本数が少なくても仕方ない。
馬頭尊は、細かな彫刻が施された立派な建物だった。
 本格的な遍路装束の人たちが休んでいた。
馬頭尊前バス停 平石馬頭尊堂
   
 左に石碑 右へ入る巡礼道
 林道を登る 徒歩約15分で、左に石碑があったら、 右へ入る。
  森の中の古道は急坂で、早くも息が上がる。   
ここまで道はわかりやすく、急坂を上り終えると、またさっきの林道に出る。集落があった。 
日当たりのよい土手で、少し休憩していくことにした。この辺りの集落は廃屋もあった。 
 古道    石碑がある
 道間違い  
林道は傾斜がきつくなった。しばらく行くと、右へ入る古道の標識があった。
迷ったが、地図を見るとまだ真っすぐだったので、そのまま行くと行き止まりになってしまった。 
最奥の集落への林道だった。      山奥の集落       右へ入る古道(カウンター、クマ注意)
やっぱりさっき右へ入る案内板のところだった。10分ロス。   
ここからは完全に山歩き。トレッキングシューズにしてよかった。 高尾山くらいの山を乗り越えていく感じだ。クマさんが「きつい、きつい」を連発。
   巡礼道  少しなだらかに
 
 昔の茶店か?小さな廃屋  札立峠 ここから破風山も近い 
札立峠手前に、茶店だったのか壊れた建物があった。   
札立峠は、昔大干ばつの時、雨を祈りお札を立てたそうだ。
ここでお昼にするつもりだったが、日影で風が寒い。水潜寺まで行ってしまうことにした。 
 荒れた道    お地蔵様(水潜寺はすぐそこ)
  ㉞水潜寺  
 
札立峠からの30分は、崖崩れの後、倒木あり、滑りやすい大石にロープがついているところと、気の抜けない道だった。 年末にまた怪我はできない。
この付近は、海洋プレートが海溝に潜り込む際できた石灰岩やチャートなどの岩が泥岩に混じってできた「メランジュ」が見られる。岩に囲まれたお寺だった。
   この奥に岩屋がある(崩落のため非公開)
   
 三十三観音の石仏  観音堂
    札所で初めての、話し好きな住職で御朱印を書きながら、ずっと話しをしてくれた。昨日クマが出たとか。 札立峠から下ってきた人が、滑ってねん挫したとか。住職の友人のことまで話は尽きない。
私達は無事に結願できて、感謝です。ありがとうございました
     
水潜寺は北斜面で寒く、昼間もほとんど日が当たらない。開け放したお寺の中にいるのはさぞかし寒いのでは。  
満願の御朱印を頂き、日の当たるところを求めて寺を下る。川向こうの陽だまりでやっと遅いお弁当を食べることができた。
バスまでちょうど1時間くらいあったので、ゆっくり休むことができた。でもまだ2時前だというのに、もう山の陰に日は隠れてしまった。この辺りの集落は、本当に寒そうだ。町営バスで皆野駅に向かう。
この2年、よく秩父に通ったが、終わってしまうと少し寂しい。 西武秩父駅(武甲山を望む) 
㉜㉝