秩父御嶽山1081m(奥秩父)
-chichibuontakesan-
往 路 ルート 復 路
7:20 八王子 19:00
8:20 花園IC 18:00
9:20〜40 道の駅『大滝温泉』 15:00〜16:40
9:45 普寛神社 14:25〜45
10:00 きよめの滝 14:10
11:05 林道出会い 13:20
11:40 ワラビ平 13:05
11:50 秩父御嶽山 12:55
温 泉 大滝温泉『遊湯館』
2006年1月8日(日) メンバー:setsuo.junjun.kuma.yukky・・・4名
平成18年初歩き
3連休の合間、「富士山も見飽きたし、両神山でも見に行かない?」と雪国の人が聞いたら、うらやましがりそうなお誘いに、秩父御嶽山へ新年山行に出かけた。
秩父の山なんて寒そうで、雪もあるのではと、観光課に問い合わせると、「雪は風花が舞った程度で心配ないです。車だったら大滝温泉駐車場が使えます」と親切に教えてくれた。
道の駅”大滝温泉” 教わった通り道の駅に駐車させてもらい、往復することにした。
朝の空気はキーンと冴え、雲ひとつない青空で気持ちがよい。さすがに温度は低そうだ。         普寛神社
秩父御嶽山は、木曽御嶽山の王滝口を開山した普寛上人が大滝村の出身で、故郷の山を開いたそうだ。名高い木曽御嶽山の弟分になるという。「へぇ〜〜〜知らなかった。」
それまで読み方さえ、チチブミタケサンかと思っていた。それも三ツ峰山とごっちゃになっていたくらいよく知らない山だった。
道の駅から普寛神社までは5分くらい車道を歩く。右手に神社のオレンジ色の鳥居が見える。神社の前を右折し、すぐに道標があり橋を渡る。登山道は王滝沢沿いについている。何度か沢を渡るが道はどんどん傾斜を増し、年末年始のぐうたら生活のためけっこうきつい。
氷の芸術
沢沿いなので凍って滑るかと心配していたが、道は乾き危険なところもなかった。そして、沢はいたるところが凍って、巨大ツララ氷のカーテン凍った滝ま〜るいきのこ型魚型などおもしろいオブジェが出来、素晴らしい自然の造形美に魅了された。
沢から離れ、しばらくは展望のない杉林の急坂が続く。修験の山らしく思っていた以上に、傾斜もきつく大変だ。
頭上が明るくなり、ガードレールが見える。(嫌な予感・・・)1時間半近くもあえいでやっと登って来たのに、なんとダンプカーが停まり、トンネルができ林道の工事中だった。山でこういう光景に遭遇すると幻滅する。
杉林の急登 ワラビ平分岐
そしてここからワラビ平までの森は登山道が消され、急斜面をブルドーザーが縦横無尽に走り回った後がある。2m位の幅で、急斜面にザラザラの滑りやすいひどい道が出来ていた。木を運ぶには便利かもしれないが、見るも無惨な姿だった。1歩登ると半歩下がり、なんとも歩きにくく、ストックを出しなんとか登りきった。そしてひどい土埃に、パンツや靴はは何色かわからくなるほど。
やっとブルドーザーの道を抜け、ワラビ平の尾根に出た。ずっと登りで汗をかいた体を、急激に冷すような冷たい風が吹き付けてきた。
浅間山
尾根に出たからといっても、そこからがまた急坂で鎖やロープがついている。10分ほどで方位板と祠がある狭い山頂に到着。
御嶽山頂は360度の大展望。すぐにそれとわかる両神山は大きく、二子山、その後方には真っ白な浅間山、右手にも雪を頂いた谷川連峰など素晴らしい景色だった。
尾根は風が強かったのに、以外にも山頂はお日様いっぱい、ポカポカの陽だまりだった。
南には雲取山から飛竜山にかけての山並みが手にとるようだ。
登山者も少なく、山頂でゆっくりランチを楽しんだ。
秩父御嶽山頂1081m 両神山
下山はワラビ平からのブルドーザーの道を、もうもうと立ち上がる土煙の中、転げ落ちるように林道まで下った。junjunの寒さ対策に持ってきたマスクが役に立った。
上りに気がつかなかったきよめの滝は、少し引っ込んだところにあり、すっかり凍り付いていた。
普寛神社にお参りし、ふもとの大滝温泉で温まり、埃だらけになった体を洗い流した。
今度は、兄貴分の木曽御嶽山にも登ってみたい。
氷のオブジェ観賞             凍てついたきよめの滝
photo by setsuo&yukky