大菩薩嶺(2057m)
-daibosatsurei-
   2011年12月23日(金)
行 程(4時間30分) 
高尾 7:02(JR甲府行き)
甲斐大和 8:02(タクシー)
上日川峠 8:45~9:00
福ちゃん荘 9:25~30
大菩薩峠 10:25~35
賽の河原 10:55~11:25
雷岩 11:50
大菩薩嶺 12:00
雷岩 12:10~15
 メンバー:凸凹山岳会・・・9名 福ちゃん荘 13:05~10
交通費:JR(高尾⇔甲斐大和\950 タクシー\6470(往路)+5300(復路) 上日川峠 13:30(タクシー)
バス\300 温泉:\500    天目山温泉 14:00~17:00-17:10発(バス)
〆は大菩薩 甲斐大和 17:28(JR立川行き)
高尾 18:44
今年は大菩薩のいろいろなコースをよく歩いた。私は今回で5回目。友人は6回も歩いている。
それなら今年の〆はやっぱり大菩薩。と、忘年山行大菩薩で決まり。
Jさんが11月に下見をしてくれたが、12月下旬ともなると2000m級の山は冬山。様子がだいぶ変わって来た。上日川峠までの道路も塩山からは19日に閉鎖したそうだ。調べ直してくれたら、甲斐大和からの道はまだタクシーで行かれるそうなので、急きょコースも変更した。  
アイゼン持参で、ポピュラーな上日川峠からの周遊コースになった。 
遠来の友
今回は、忘年山行をいつも楽しみにしていてくれるSさんご主人が、行けなくなってしまい残念だ。
だが、久々に新潟から上京したS夫妻が加わった。賑やかになり、忘年会も盛り上がりそうだ。一緒に歩くのは6~7年ぶりになる。
上日川峠(ロッジ長兵衛) 明るい尾根
甲斐大和の駅に降りると、タクシーが横付けになり、白手袋をした執事のような運転手さんが待っていた。
標高が上がると、路肩にはが残る。富士山には少し雲がかかるが、天気は快晴。車は注意深く登っていく。
富士見荘 ♪あ~たまを雲の上に出し♪
上日川峠マイナス6~7℃。それでも歩いていると、体は暖かく、福ちゃん荘に着いた時は上着を脱いだ。 
沢は凍り、日影は雪も凍りつき滑りやすい。下りはアイゼンが必要かもしれない。
大菩薩峠に近くなると、雪を踏む音がキュッキュッとする。 
想像はしていたが、遮るもののない峠は風が冷たい。急いで上着を着る。
青空とシラカバ 大菩薩峠
やっぱり寒かった!
2000m級の山は、この間の里山とは大違い。
歩いている方がよいのではと、歩き始めたが、吹きさらしの尾根上は寒い寒い。
奥多摩方面 南アルプス
インナーダウンを着こむ人、マフラーで顔を覆う人、耳当てをしたり、手袋も2枚重ねたり、急いで防寒対策  左頬は、射すように冷たくなった。手袋を重ねた左の指先が、ジンジンとしてくる。
  それにしても素晴らしい展望だ。時々立ち止まっては、眼下の大菩薩湖、その向こうに雲から顔を出した富士山南アルプスの真っ白な山並みを眺める。 
 キンキンの空気は澄み渡り、冬だからこその大展望
 大菩薩湖と富士山  
 
 妙見の頭へ登る  介山荘を振り返って   八ヶ岳
妙見ノ頭を登ると、八ヶ岳が見えた。雪でキラキラ輝いている。
あまりの冷たい風に、「やっぱり忘年山行は里山だね。」「高尾山でいいね。」とか、軟弱者の凸凹山岳会は、もうめげ始めている。
賽の河原に下ると、避難小屋の近くは風があまりない。
賽の河原 大菩薩嶺
この先風を遮る所はないかもしれない。  
他のグループが、小屋の前でラーメンを作っていた。私達もここでお弁当にすることにした。 
手袋をはずしてお箸を持つと、手がかじかむ。手袋をしたまま食べることにした。 
  ナナカマド   立ち枯れの木
  風に耐えながらも、ナナカマドの赤い実はまだ残っていた。 
日当たりがよいので、日向にはもう雪はないが、日影は凍っているので注意が必要。 
大菩薩嶺へは行かないで、雷岩で待っているという2人を残し、他のメンバーで山頂まで行った。
 雷岩 大菩薩嶺   
山頂に向かう森の中に入ったら、風が遮られあまり寒くない。風がないとだいぶ違う。大菩薩嶺はまだ地面が真っ白だった。
雷岩に戻り、カラマツ尾根を下る。
こちらは風もなく暖かく、ポカポカしてきた。皆途中で上着を脱ぎ始めた。
雪は少しあったが、アイゼンをつけるほどではなくよかった。
カラマツ尾根下り マユミの木には・・・
マユミの木に、”マユミの実は初冬の貴重な小鳥さんの餌です。折ったり、取ったりしないでね”と注意書きがあった。 
私達が上日川峠に着くと、いい具合にタクシーが2台スタンバイ。今回手際良く計画をしてくれたJさんは、帰りもちょうどよい時間にタクシーを呼んでくれていた。天目山温泉に向かう。
温泉で冷えた体を温めた後は、忘年会。山よりこちらの方を楽しみにしていた人達もいたようだが、大いに盛り上がった。S夫妻とは初対面の人もいたが、気さくな人柄はそんなことをちっとも感じさせず、すぐに馴染んでしまった。これからも機会を作って、どんどん参加して下さい。
皆さま、今年もお世話になりました。よいお年をお迎えください。