大菩薩牛ノ寝通り1900m
-daibosatsurei-
 2015/10/25(日)快晴  
牛ノ寝通りは、石丸峠まで登ってしまえばあとは牛の背中のようななだらかな尾根歩きが続く。今年の紅葉はどうでしょうか?クマさんだけは初めてだが、私達は4年前の同時期に行き、2回目になる。
10月は展覧会があり忙しく、やっと紅葉の山歩きができる。
藤野辺りに来ると靄で真っ白、何も見えなくなった。そのもやもいつの間にか晴れ、雲ひとつない真っ青な空がまぶしい。 
久しぶりの大菩薩甲斐大和からのバスに乗るのも2年振りになる。バスは8時10分発だが、乗客が多いと臨時便が出る。今日は7時45分に2台の臨時便が出た。標高が上がると、紅葉のトンネルを抜け、赤や黄に衣替えした山々に歓声が上がる。 
        八王子 6:35
甲斐大和 7:38~7:45発
小屋平 8:21~30
石丸峠  9:35~40 
牛ノ寝通り分岐 9:50 
榧ノ尾山 11:10~40
棚倉小屋跡 12:50~13:00 
モロクボ平 13:45
小菅の湯 14:35 ~15:25発
上野原 16:45~16:52発 
バス:甲斐大和→小屋平\950 小菅の湯→上野原\1150   メンバー:4名(t.j.k.y)  八王子 17:22 
快晴!紅葉!
暖かい日が続いたが、今日は冬型の気圧配置。北風が強いとの予報だったが、まだそんなに寒くない。
小屋平で下車した人も多かった。急坂を登るともう霜柱が出来ていた。
小屋平バス停 大菩薩ダム湖
富士山に雲ひとつかからず カラマツ紅葉 富士山と大菩薩湖
登るにつれ、樹間からはエメラルドブルーの大菩薩湖。冠雪を抱いた富士山も雲ひとつない。
石丸峠の笹原と、大展望、紅葉が青空に映える。 
2000m付近は、もう紅葉はほとんど終わりのようだ。  
ダケカンバと青空 石丸峠
小金沢山分岐からは、少し急な下りが続く。 
これから歩くなだらかな尾根が見渡せた。本当に牛の背中のようだ。
立派な標識には長峰方向も記されているが、道跡不明瞭通行注意と書かれていた。 
長峰分岐(道跡不明瞭通行注意) これから行く牛ノ寝通りか
長峰、ちょっと興味があるが、ヤブ漕ぎを強いられるのかもしれない。(ヤブ漕ぎ得意のヤッさん、今度案内してください) 
1500m前後紅葉真っ盛り 落ち葉もカラフル
榧ノ尾山(1429m) 紅葉眺め、お弁当休憩
途中カラマツの落ち葉がハラハラと雨のように降りかかる。「こういう所が歩きたかった」とTさん。
登山道はドングリも多く、今年は山の動物も食料が豊富かもしれない。 
見上げて 広く平らな牛ノ寝通り
マングローブのような、途中から根が出た木があった。古い木を抱くように伸びている。
この間TVで、ヒメシャラとほかの木の木肌を比べると、ヒメシャラはとても冷たいと言っていた。触って見ると、本当に冷たかった。 
マングローブのような木 ヒメシャラの木肌は冷たい
小さなお地蔵様があった。ショナメというところかとも思うが、標識も何もないのでわからない?
その少し先が棚倉小屋跡だった。予定より早いので、ゆっくりティータイム。
お地蔵様 棚倉小屋跡(大ダワ)
つい最近まで日影で休んでいたが、もう日あたりのよい所を選ぶようになっていた。 
ここは松姫峠モロクボ平分岐になる。左へモロクボ平方面に行くことにした。 
モロクボ平までは、巻きながら下るが、その先の杉林は急下りの九十九折りが延々と続く。4年前もこの道だったのにすっかり忘れていた。膝が痛みだしてきた。松姫峠への道にすればよかったと後悔する。 
やっと小菅の湯に到着。前のバスに間に合ったが、買い物したり、ソフトクリーム食べたりして、予定のバスを待った。 モロクボ平
青空のもと、紅葉の時期もぴったりで、楽しい山歩きが出来た。最近腰痛があり心配していたTさんも、無事に歩き通せよかった。これからは皆どこかしら故障を抱えながらも、うまく付き合って歩いて行きたい。
 数枚の写真はTさんによります