大雪山黒岳(北海道)
-daisetsuzan/kurodake-
1日目
黒岳(1984m)3時間
羽田ANA53便8:00ー千歳9:40ー(バス)ー層雲峡温泉13:30ー(ロープウェイ・リフト)14:00〜20−・・・黒岳15:50・・・17:20(ロープウェイ・リフト)ー層雲峡温泉18:00<マウントビューホテル泊>
2日目
旭岳(2290m)3時間45分
層雲峡温泉7:00−バス−旭岳温泉9:00〜15−(ロープウェイ)−姿見駅9:50〜10:20・・・姿見の池10:30・・・6合目10:50・・・7合目11:10・・・8合目11:30・・・旭岳12:20〜35・・・姿見の池14:00・・・姿見駅14:20〜45−(バス)−温根湯温泉18:40<大江本家泊>
3日目
大雪高原温泉沼巡り3時間
温根湯温泉8:00−(バス)−大雪高原温泉入口9:00−駐車場9:30〜50・・・緑沼11:30〜12:00・・・駐車場13:15〜高原温泉入浴〜15:30−帯広空港19:00〜JAL1158便20:20ー羽田21:50
クラブツーリズムツアー 参加者43名+添乗員1名+ガイド2名
2006年9月21日(木)
強風の黒岳
なかなかチャンスのなかった大雪山へやっと行くことが出来た。友人から、「大雪の紅葉は素晴らしい。でもその時は雪が降ったから、防寒対策をしていくように。」と聞いていた。
やはりこの時期は混んでいるようで、一番便利な旭川空港ではなく、羽田から千歳空港へ飛んだ。千歳から層雲峡までは高速道路があるがそれでも遠い。
車窓からは、一面黄金色に輝くキララ米の水田が広がる。麓の紅葉はまだのようだ。
層雲峡にさしかかると、柱状節理の岩壁が続き、ガイドさんの説明が続く。 層雲峡温泉より黒岳ロープウェイ
層雲峡温泉到着は1時半。待ち構えたガイドさんとロープウェイに飛び乗る。
途中リフトに乗り換え、一気に標高1520mの7合目へ到着。
昨日、一昨日と台風の影響でロープウェイは止まっていたそうなので、今日はラッキーだった。
標高が上がるにつれ展望は増し、雌阿寒岳阿寒岳、遠く知床連山まで見える。
ペアリフトに乗り換え7合目へ(黒岳の岩峰がそそり立つ) 周りの山々
ダケカンバナナカマドなどもすっかり色づき、素晴らしい紅葉だ。
ナナカマドにほとんど実がついていないので、ガイドさんに尋ねると、土壌がよくないので、2〜3年に一度しか実がつかないのだと言われた。
普通なら下山しなくてはいけない時間に登り始めたものだから、気温はぐんぐん下がり風も出てきた。
8合目辺りからは錦絵のような紅葉が広がる(向かいの大地は銀泉台)
北斜面を登るので日が翳っている。
岩のゴロゴロした道が続く。
まねき岩を過ぎると山頂は近い。
下山してくる人が、口々に「山頂はすごい風ですよ」と言い、皆しっかり着こんでいる。
山頂手前で、ガイドさんから防寒具と手袋を付け、帽子止めのない人は帽子を脱ぐように指示があった。
そして黒岳登頂。 ダイセツヒナオトギリの紅葉
まねき岩
ガイドさんが「しゃがんで!」と叫ぶ。恐ろしいくらいの風だった。風速25mだったとか。立っていると本当に吹き飛ばされる。なにかにつかまるか、しゃがまないと吹き飛ばされて、ゴロゴロした岩で怪我をしそうだった。
展望はよさそうなのに、しっかり目をあけて見ることも出来ない。
まるで台風の実況中継のようで、私は初めての体験だった。
強風の黒岳山頂(1984m) 口の中がしばらくジャリジャリした。 日は傾き黒岳の影が長く伸びる
リフトに乗る頃は日が落ち、冬のような寒さだった。リフトに15分も乗るので、体中冷え切ってしまった。
今日は層雲峡温泉泊まり。ホテルの部屋は暖房が入り、温泉で暖まりやっと人心地ついた。