丹波天平尾根(奥秩父)(1343m)
-taba dendeiroone-
  2012年11月09日(金)
行 程6時間) 
八王子 6:00(マイカー)
中央高速上野原IC 6:30
道の駅たばやまPK 7:35~8:12発(BS奥多摩行き)
親川 8:25~30
最後の廃屋跡 9:30
丹波天平 11:05~40
サオラ峠 12:25~30
丹波 14:10
道の駅たばやまPK 14:30
のめこい湯 15:00~16:20
八王子 18:30
走行距離:約160km   交通費:ETC(400×2)BS丹波温泉→親川(380) メンバー 凸凹山の会・・・5名
去年の秋向山へ行った時、バスを間違えた若者達から初めて『でんでいろ』という山名を聞いた。
あれからいろいろ調べ、名前と同じでとても魅力ある山のようだとわかり、今年の紅葉山行にしたいと思っていた。計画してくれたJさんが、紅葉の見頃は11月初めがよさそうだというが、皆の予定が合わず1週間伸びてしまった。
交通の便が悪い所なので、午前中1本のみの奥多摩行きバスに乗り、登山口の親川まで行くため、マイカーで行くことにした。帰りに温泉に入ったり、道の駅で買い物をすることにして駐車させてもらった。
待ちに待ったでんでいろへ
早朝出発で、上野原ICから丹波山村向かう。渋滞もアクシデントもなく、予定より早く丹波(たば)に着く。
道の駅『たばやま』に駐車し、バスの時間まで身支度をして待った。
丹波の里(山の上にはお城が?) 親川バス停
丹波は前にも後ろにも高い山に囲まれた谷合いの山里だ。車窓から見る山々は、ため息が出るくらい色とりどりに染まっていた。バスは、私たち以外誰も乗っていない。親川で下車すると、少し先に登山口がある。 
山の上に廃屋が
30分程登って行くと、こんな山の上に石垣があり、数軒の廃屋があった。生活雑貨が転がり、1軒は最近まで住んでいたような家だった。
さぞかし不便な生活だったのではないか。もちろん車は入れず、何処へ行くにも歩くしかない。
丹波天平登山口 廃屋
  最後の廃屋跡を過ぎると、奥に標識があり、ちょっと迷ったが登山口があった。   
しばらくは杉林の急坂を登る。
明るく広い尾根に出た。 倒木に腰かけチュロスを食べて、ティータイム。
 杉林の急登へ    広い尾根に出た
広~い尾根
下草もなく 、テープがなければ何処を歩いていいのかわからない程広い尾根。フカフカの地面にかすかに踏み跡がある。
先はアカマツ林の中を進む。
アカマツの林 祠(保之瀬天平近くか?)
天平(でんでいろ)の名前通り、尾根はずっと緩やかな平坦地。ハミングでもしたくなるような気持ちのよい尾根歩き。皆、こんな山は初めてと感激。
見上げれば青空。紅葉も映える。カラマツが空に向かって伸びている。
真っ赤なモミジ カラマツ黄葉
     紅葉三昧
時期もぴったりで、燃えるようなもみじ、黄金色のカラマツ林、ところどころには濃い緑がアクセントを添える。樹間からは、グラデーションに染まる石尾根方面を望める。 
急坂を登ると丹波への分岐点で、山頂は近い。 
 ブナも紅葉  色づく石尾根方面の山々  
ここは公園?    
丹波天平山頂は、カラマツに囲まれ公園のように広い。左の小高くなった所に手作り標識があった。 
風もなく穏やかで、簡単お弁当も一際美味しい。こんなにゆったりした所だったら、長居したくなる。  
   丹波天平(たばでんでいろ) 山頂でお弁当 
あらっ~、山の上をMBKが走って来た!小枝を車輪にくっつけて、あっという間に走り去って行った。確かにでんでいろ尾根は、自転車でも走れるかもしれないが、何処から来て何処へ下るのか・・・
     
 公園のような山頂  木の実豊作  朴の枯葉で(ハロウィン終わった?)
    雲取山がすぐそこに見える。 
ザクザク、カサコソ落ち葉を踏みしめ、なんと楽しい山歩き。 
山栗のイガがたくさん落ちていた。今年はクマも食料が豊富なのでは。 
 雲取山ズーム  落ち葉踏みしめ  
  楽しい尾根歩きも終わり、サオラ峠に着いた。飛龍山三條ノ湯丹波への分岐点だ。  
 ここから三條ノ湯に行けるとは知らなかった。長い後山林道を歩くより、ずっと楽しそうだ。いつか歩いてみたい。 
サオラ峠     ザレた下り
    ザレたところもあり、気の抜けない急坂を下る。途中でクマ除け鈴をつけた男性が一人登って来た。この登りは展望もないし、きつそうだ。 
振り返ると、ダケカンバの白い幹と紅葉と青空のコントラストが美しい。 
 奥多摩の山々遠望  青空に紅葉が映える  
ものものしい動物除けの柵沿いに歩き、丹波に着く。
里に下りてくると谷合いの村は、まだ2時過ぎだというのに日が陰っていた。日照時間はとても短そうだ。 
一日晴天に恵まれ、紅葉も見ごろだったし、期待を裏切らないでんでいろ山行だった。 
こんなによい所ならまた来たくなる。「今度来るときはあの広い山頂で芋煮会でもしたい」とJさん。
動物除け柵(しっかり閉めます)
下山後は、道の駅で地場産食材を買いこみ、のめこい湯でほっこりして帰路についた。
上野原までの山道は山岳ラリーのように曲がりくねっている。途中の山里に、朝からチェックしていたまんじゅう屋があった。店終いギリギリセーフで、お土産に買うことができた。串団子をおまけしてもらった。