不老山928m(西丹沢)
-furosan-
年月日 2007年6月7日(木)
コース 町田7:12ー(小田急)−新松田7:55−8:10〈バス)−浅瀬入り口9:05・・・浅瀬ゲート10:10・・・夕滝吊橋10:20〜30・・・夕滝橋・・・世附峠11:30〜40・・・不老山12:10〜45・・・番ヶ平13:15・・・山市場14:20〜15:16−(バス)ー谷峨15:28ー(御殿場線)−新松田15:48〜15:57−(小田急)−町田16:39
メンバー sumi,junjun.yukky
参 考 山北町観光協会
友人から不老山のサンショウバラを見に行かないかとの誘いがあった。山名も花の名前も聞いたことがなかったが、葉が山椒の葉に似ているというバラを見てみたいと、早速行くことに決まった。フロウサンという名前も魅力がある。
場所は西丹沢の、丹沢湖西側に位置する。
町田で待ちあわせ、新松田で8:10発西丹沢自然教室行きのバスに乗る。丹沢湖を渡ったところにある浅瀬入り口で下車し、すぐ左にある落合トンネルを抜ける。
丹沢湖を左に見ながら30分ほど歩くと、世附川沿いの道になる。一般車通行止めのゲートまでは1時間ほどで着く。
待ってかのように、お店(?)のおじさんが出てきて、どこに行くのかと聞かれた。 丹沢湖
不老山に登るというと、パンフレットやイラストマップを出してきて、親切にいろいろ教えてくれた。うれしいことに目的のサンショウバラは、今満開だという。また、つり橋の少し先に夕滝というすばらしい滝があるから、ぜひ見て行きなさいとすすめられ、写真まで見せてくれた。
言われた通り、つり橋を通りすごし夕滝を見に行った。山の上から落ちてくる滝は、なかなか見ごたえがあった。
吊橋は一人づつしか渡れず、古くてゆれる、怖〜い橋だった。(くまさんが来たらここでリタイアだったかも)
夕滝〈画像クリックで拡大) 夕滝吊橋
林の中をジグザグに登っていく。登山道はよく整備されている。
林の中は花は少なく、フタリシズカが見られたくらいだったが、新緑は目にまぶしいくらいきれいだった。
沢の上部に出たところで、右に渡る。尾根に出ると視界が開けてきた。林道に出たところを右に行くと世附峠(よづくとうげ)だ。
ここでやっとサンショウバラがあった!でも、もう終わりかけで、だいぶ散っていた。先を期待しよう。
夕滝に落ちる沢 新緑の道を登る
サンショウバラは思っていた以上に大きい木で、見上げるようだった。周りが濃いピンクで中心が白っぽいピンクの美しい花だった。花も大きい。
面白い標識がたくさんあった。よほどの不老山ファンなのか、とっても丁寧な絵地図と説明書きがある。
湯船山方面に少し行くと、樹下の二人(じゅかのふたり)というところにもサンショウバラがあると書かれていたが、散り始めているというのでやめた。
ずっと続くのかと思っていたが、サンショウバラはそこからは山頂付近まで見られなかった。
世附峠の標識〈画像クリックで拡大) 可愛い金太郎がついた標識
サンショウバラ〈画像クリックで拡大) ウツギ
サンショウバラは、絶滅危惧U類に指定され、日本原産の原種バラだと後で知った。私の好きな、カクタスの原種のようだった。
サンショウの葉に似ているため、花が咲かないうちに刈り取られてしまうこともあったようだ。葉をこすっても香りはしない。
不老山山頂は標高が高い(928m)からか、ちょうど満開できれいだった。山頂は広い。今日はまったく展望がない。富士山展望の山らしいが、どこにあるかわからない。
下山は山市場へと下った。こちらもざらざらして、滑りやすい急な下りが続く。
バスを待つ間、近くでサイハイランを見つけた。一度高尾山で見たことがあったが珍しい。
バスが山我駅どまりだったので、御殿場線に乗り換え、新松田へ向かった。この方が料金が安いし、休日は道路が込むため、電車利用のほうがよいそうだ。電車の中で、山慣れた感じの男性がいろいろ教えてくれた。
不老山頂にて 今回は美しいサンショウバラに出会えて、満足満足・・・