3 ノイシュヴァンシュタイン城(シュヴァンガウ)・ミュンヘン
-Schiob Neuschwanstein/Mnchen-
2008/07/23-24
アウトバーン
ドイツが誇るアウトバーンには、制限速度はない。その代わり推奨スピードがあって、乗用車は130キロ、バスやトラックは100キロということで、みなすごいスピードでバンバン追い抜いていく。
そして、何処まで走っても高速料金が無料なのはうらやましい。
アウトバーンのSAでもトイレは有料(50セント)。ただしここでは、チケットが戻り、50セント分の買い物ができる。トイレはデパートでも、何処でも有料。
朝は霧だったが、よい天気になった。でも、寒い。 高原地帯 標高965mに建つノイシュヴァンシュタイン城
ロマンティック街道・ノイシュヴァンシュタイン城
車窓からは、小麦畑、牧草地帯が続く、2000m級の山々が連なり、赤い屋根の家々が絵に描いたような景色だ。標高965mにある美しい城が見えてきた。
シュヴァンガウという高原の村は、「白鳥の高原」という意味だそうで、ロマンティック街道のフィナーレを飾る華麗な城、「ノイシュヴァンシュタイン城」がある。別名「白鳥城」という。ルートヴィヒ2世が、自分だけの夢の城を築いたのだそうだ。
村に入ると、長い行列ができていた。城のチケットセンターで、チケットを買い求める観光客だった。私達は、ツアーなので予約してあったようだ。
村には現在6件のホテルがあり、レストランもそこだけなので、私達もまずランチをすませた。メニューはだいたいどこでも英語のものがある。ただ、英語の通じる人は田舎に行くと少ない。私の覚えた数少ないドイツ語「ツァーレン ビッテ(お勘定)」もやっと通じるようになった。
ノイシュヴァンシュタイン城(画像クリックで拡大)
登山用のシャトルバスに乗り換え、ビュースポットのマリエン橋(吊橋)まで登る。橋の上は落ちないかと心配になるほど混雑していた。
城へ行く観光馬車 この吊橋が、城のビュースポット(城内より)
よい天気だったのに、突然の雨。城の前はとても混雑していたが、急いで中へ駆け込む。 吊橋から見る城は、絵本のような景色だった。城を中心に、湖と点在する家々、まさに白鳥城にふさわしい美しさだった。何枚も写真に収める。
城内は、オーディオガイドに従って進む。日本人の観光客も数多く訪れるということなので、もちろん日本語のものある。見学時間は30分と決められている。
ヴィース教会
牧草地の中にぽつんとある建物。なぜここに寄るのかわからなかった。だが、中に足を踏み入れたとたん、あまりにも豊かな色彩と、華麗な装飾の世界に圧倒されてしまった。
世界遺産に指定され、ヨーロッパで最も美しいロココ教会として、年間100万人以上の人が訪れるそうだ。
ちょうど結婚式が行われ、外には御者も馬もおめかしをした馬車が待機していた。
ヴィース教会 ミュンヘン到着は5時45分。
ミュンヘン
ドイツは日が長い。夜9時頃まで明るいため、しぜんと行動時間が長くなってしまう。
ホテル(エデンヴォルフ)は、ミュンヘン駅の前にあった。チェックイン後、街へ出かけた。
近くのデパートが見つからず、地図を広げていたら、親切な女性が声を掛けてくれた。そのデパートは最近名前が変わって、すぐそこだと教えてくれた。そこで古いトランクを買い換えた。
ミュンヘン中央駅(ホテルより) ミュンヘン市内(20時頃、まだ明るい)
街のいたるところにビアホールビアガーデンがあり、出来立ての新鮮なビールが飲める。
ミュンヘン名物のの白ソーセージは、スィートマスタードをつけて食べる。(私は普通のマスタードの方が美味しいと思う)付け合せのプレッツェルは、硬く塩がついたパン。お菓子のプレッェルはそれから来ているのかと納得。
肉料理の付け合せに、よくついているのがクネーデル。パンとベーコンで作った巨大団子。大きすぎて食べきれない。
ミュンヘンの名物白ソーセージとプレッツェル
翌日は、美術鑑賞。通りをはさんで、アルテ(古い)とノイエ(新しい)の二つの美術館がある。私達はノイエ・ピナコテークへ。さすがドイツ、世界有数の近代絵画の宝庫だった。
絵画展示室は全てワンフロア−で、自然採光でとても明るく、見やすく設計されている。空いていて、ゆっくり好きな絵を見ることが出来る。
途中のパークカフェで一休み。街の中に緑豊かで広い公園があり、みなゆったりとくつろいでいた。
ノイエ・ピナコテーク パーク・カフェ
今日は日本から来る人と合流して、ネルトリンゲンまで移動するため、ミュンヘン空港リムジンバスで向かった。レンタカーを使うことにしたが、ドイツのレンタカーはほとんどがマニュアル車。それに左側通行で、あの超高速のアウトバーンを運転するのは怖そうだ。娘の友人に運転はお願いすることにした。