権現山(1312m)~雨降山(1177m)
-gongenyama~afuriyama-
  2012年11月24日(土)
行 程(5時間30分) 
八王子 7:15
上野原 7:54~8:08発(BS飯尾行き)
初戸 8:45~9:00
雨降山 10:55~11:00
権現山 11:35~12:05
雨降山 12:35
二本杉 13:25~30
墓村分岐 13:50
用竹 14:30~15:10(BS上野原行き)
上野原 15:35~15:41発(JR東京行)
交通費:JR¥400×2(八王子⇔上野原)BS¥690+320   メンバー:5名 八王子 16:19
権現山へは、昨年浅川から長尾根を下ったことがあったが、まだ歩いたことのない初戸から用竹へのコースを歩いてみることにした。もう一度紅葉山行をしたかったが、少し時期が遅いかもしれない。
Sさんが、「この間でんでいろ尾根に行った帰りに寄ったお饅頭屋さんのあんドーナッツが美味しかったが、どの辺だったかしら?」と言うが、暗くなっていたしさっぱりわからない。
まさかの雨とまさかの饅頭屋
予報は悪くなかったが、電車に乗ったら雨が降って来た。どうしようか?と一瞬迷ったが、上がることを期待して行くことにした。
皮肉にも雨降山へ行くには、ぴったりの天気になった。
里味園 鶴川を渡る
バスを初戸(ハド)で降りると、なんと、目の前にあのお饅頭屋さんがあった。あのお爺さんがいた。思いは通じるものだ。またお土産に買ったり、長い急坂のため、あんドーナッツや串団子などでエネルギー補給をした。幸い雨も上がった。
民家の間を抜け標識に従い進み、鶴川に架かる橋を渡る。里山の紅葉はちょうど見ごろで錦に染まっている。空がどんよりしているのは残念だ。
竹藪から登り雑木林を行くと、先はずっとヒノキ林が続く。だんだんガスってきて、真っ白で薄暗い森だ。
広い森は、登山道がわかりにくいが、ところどころに小さな標識がある。とっても小さいので、上を見ていると見過ごしてしまう。
カエデ黄葉 小さな標識
途中目印も、展望もないので、黙々と急坂を登る。
でも今日は5人で、久々にシャベイさんが参加なので、賑やかで楽しい会話が弾む。
頭上が明るくなってきた。尾根は近い。
ヒノキ林の急坂 雨降山(1177m)
お饅頭屋さんに寄ったり、食べたりしていたので出発が少し遅れたが、ここまで予定通りに登ってきた。
尾根に出たら標識があり、地図上ではもう少し東に行った所かと思っていたが、ここが雨降山だった。
和見分岐 平坦な尾根歩き
西へ行くとすみれの丘の標識があり、春には花畑になるようだ。その先が和見分岐で不老山へはここを下る。ここからは平坦な尾根道が続き、天気ならば景色を眺めながら歩け気持よさそうだ。 
この辺りの木々はすっかり葉を落としている。
ガスの中に社が見えてきた。大ムレ権現だ。岩に刻んだ階段を上がり、手を合わせてから急坂に取りつく。
一登りで、権現山に到着。
一度山頂は踏んでいるはずなのに、ガスで真っ白でよくわからない。 
大ムレ権現 山頂直下の急坂
マウンテンバイク
MBKがあり、若者がお弁当を食べていた。最近、こんなところにと思うような山でも、MBKをよく見かけるようになった。
このあと、雨降山で二人、下山途中で一人会った。
権現山山頂(1312m) 雨降山(電波塔)
少し明るくなって来たが、晴れそうもない。丸太に腰かけ、私達もお弁当にした。ここに来るまで誰にも会わなかったが、休んでいたら登って来る人も多い。下山は、雨降山まで戻り用竹へ下る。 
雨降山は、昔雨乞いでもした山なのか。今では、電波塔や立派な観測所の建つ面白味のない山だった。
鉄塔の先に標識があり、森の中へ入って行くと標識とピンクテープが下がっていた。
八重トレ 標識と八重トレのピンクテープ 黄葉
この先「八重トレ」と書いた小さな手書きの標識や、ピンクテープのマーキングをよく見かけた。MBKのレースでもあるのかと思っていたが、帰宅して調べると「八重山トレイルレース」といい、私達が今年歩いた能岳・八重山から出発し、笹尾根、雨降山への尾根、用竹へと1周するものらしい。上野原市のアピールを兼ねたトレイルランで、2012年6月に行われたそうだ。
この長い尾根は緩やかな下りが続き、走ったり、MBKは絶好のコースになっているのかもしれない。
二本杉は大きな杉の木があるのかと思っていたが、細い杉に山名がかかれていた。大きな木は見当たらなかった。
芦垣方面への分岐を左に下ると、MBKを停め、スコップで土ならしをしている若者がいた。 
二本杉(909m) ヒノキ林下る
轍が出来た箇所を直しているそうだ。歩きにくくなっている所があったが、MBKがガンガン走るようになると登山道も荒れてきそうだ。 
標高が下がるとガスもとれ、少し明るくなってきた。笹尾根丹沢方面も見えてきた。 
笹尾根 丹沢方面
墓村への分岐があった。墓村とは曰くありげな名前だが、静かな山上の村でよい所だそうだ。
私達は用竹バス停へ、左に左にと進む。
墓村分岐 真っ赤なモミジ
標高が500m付近になると紅葉は見頃になってきた。
集落を下って行くと、バス停のある通りに出た。予定よりだいぶ早く下山でき、バスが来るまで40分もある。おやつを食べたり、おしゃべりしている間に時間はたった。
集落への下り 用竹バス停
なるべく余裕を持って計画しているが、私達もまだ地図の時間くらいで歩けるようだ。
雨上がりなので、急坂を登り、緩やかに下るこのコースにしてよかった。展望はなかったが、山に行くと何か新しい発見や楽しいことがある。今日も一日楽しい山歩きができたことに感謝。