八剣山(札幌)ー498mー
-hakkenzan-
 2014/04/27(日)晴れのち曇り  
札幌の中心部から35分ほどで行かれる八剣山は、北海道百名山の一つだそうだ。恐竜の背中の異名を持つ岩の峰々が、8つの剣に見えることからその名がついたという。麓では果樹栽培も盛んで、これからの季節はイチゴ狩り、サクランボ狩りも楽しめるそうだ。それも格安で。ワイナリーもある。  
行程:2時間  メンバー:k.y.a.k・・・4名  
エッ~!あの山なの?
札幌に行ったら、4歳になった孫と一緒にハイキングしたいと希望を出しておいたら、娘が選んだ山は、標高こそ低いが(498m)稜線はデコボコの岩山だった。
低山だからスニーカーでいいというので、皆軽装で来たが大丈夫?
八剣山 中央登山口
今日札幌は暑いくらいの天気だ。Tパパは足が化膿し病院通いしているため、今回山歩きはパスで、麓で釣りをして待つという。 
エゾエンゴサクの道
登山口は3つあるが、中央登山口から登る。 
雪が融けたばかりで、芽吹き前の明るい森だ。林床にはエゾエンゴサクが群生している。エンレイソウも見られた。 
エゾエンゴサク エゾエンゴサク(白)
さすが北海道の山とワクワクしているのは私だけ?皆花にはあまり興味がないようだ。 
娘が、「勤め先に『エンレイソウ』というレストランがあるけど、へぇ~この花の名前だったのね 。」と、今まで知らなかったそうだ。    
それにしても最初から急登が続く。丸太のベンチで一休み。 
   エンレイソウ  丸太のベンチで休憩
「上に行ったらソフトクリームある?」とK。去年丸山に登った時、アイスで釣りながら歩かせたそうだ。残念ながらこの山にはなさそうだ。コアラのマーチで我慢してね。
南登山口と合流した分岐は、少しなだらかになったが、すぐに岩だらけの急坂になる。 
急坂が続く 南口と合流
ヒヤヒヤ、ドキドキ
これは登りはまだいいけど、下りが思いやられる。
一つ目のピークは北側の狭い道を廻り込む。右側は切れ落ちている。残雪があるので、滑りやすく大変だ。ロープでも持ってくればよかった。 
岩岩の急坂を登る この岩を廻り込む!
これは4歳の子を歩かせるのは大変な山だ。それに、登山靴も履いていない。「こんなに大変なところだとは思わなかった・・・」と娘。北海道の山は、情報量が少ないようだ。 
狭いので子供と並んでは歩けない。「手はしっかり岩をつかんで、カニさん歩きよ。」と言いながら、前と後ろから挟むように確保し何とかクリア。 
また急な岩場の登りになった。この先無理かもしれない。
下りてきた人に聞くと、あと二つ目のピークが山頂だそうだ。 
取りあえずもう一つのピークまで登る。
一つ目のピーク 札幌市内、定山渓の山々
  途中撤退
少し広くなっているが、座っていてもお尻がムズムズするような場所。 
その先の岩場もさっきと同様、岸壁の北側は切れ落ち、 雪が残った狭い道だ。 
下山のことも考え、無理せずここまででやめよう。 
よく頑張ったね、Kくん 倒木越えは抱っこ
心配していた下りだったが、少し慣れてきたようで、段差のある所はお尻を着くようにして下り、テンポよく歩けるようになった。
 やれやれ無事に下山できた。
大きなフキノトウ 釣り
八剣山は、低山ながら侮れない。短時間でスリルも味わえ、札幌からも近いので人気の山というのもうなずけるが、しっかり登山装備で来る山だ。
パパの待つ池で釣りをし、ランチはバーベキュー。北海道はラム肉も美味しい。
Kが「タンポポ~」と、取ろうとする花を見ると、なんと!キバナノアマナではないか。「取っちゃだめ!(こんな貴重な花)」
野外バーベキュー 乗馬もできる
キバナノアマナ 水芭蕉 ワイナリーとブドウ畑
近くの沢沿いには水芭蕉も見られた。夜ここのワイナリーで買ったワインを飲んだが、美味しかった。
札幌は高い山はまだ真っ白。低山も芽吹き前だ。この翌々日やっと桜の開花宣言が出た。それでも平年より早いそうだ。
札幌へ行った時は、また一緒にハイキングしようね。娘よ、次は下調べしっかり頼むよ~。