花咲山(梅久保山)761m
-hanasakiyama-
 2015/01/11(日)晴れ  
新年山行に大月の花咲山へ行った。去年は大雪のため延び延びになり、一年越しになってしまった。
大月から行く人が多いようだが、今日は大月で新年会の予定なので初狩からスタートする。
甲府行きの電車は登山客が多い。ほとんどが大月までで降りてしまった。初狩まで乗った人達も、高川山へ行く人が多く、私達と同じ山へ向かう人は誰もいなかった。 
       行 程
八王子 8:04
初狩 9:14~20
真木郵便局登山口 10:15
女幕岩 11:05 
花咲山 11:30~12:00
サス平 12:35 
二十三夜塔 13:10
大月(月cafe) 13:35~15:00 
 メンバー:j.s.y(3名) 大月駅 15:21
甲州街道を大月方面に30分ほど歩き、真木川にかかる初月橋を渡り左折する。
今日は鏡開きとあり、河原や小学校ではどんど焼きの準備をしていた。
甲州街道を歩く 初月橋(真木川)左折
右の道を登っていくと、立派な彫刻を施した諏訪神社があった。よく見ると、七福神も彫ってある。
水路にはツララが下がっていた。今朝も相当冷え込んだようだが、今はそれほど寒くない。 
諏訪神社の立派な彫刻 ツララ
地元の人が「どこ行くの?」と気軽に声をかけてくれる。皆感じのよい人ばかりだった。
真木郵便局を右折すると、ブロック塀に花咲山の案内板があった。 
小学校の裏を通り、つきあたりを左折すると、登山口がある。
真木郵便局 ブロック塀に案内板
民家の屋根の向こうには富士山が コウヤボウキの道 フェンス沿いに登る
今日は穏やかな晴天で、富士山も真っ白な姿を見せてくれた。南大菩薩の山並みから滝子山方面も雲ひとつない。
大月市街と、岩殿山扇山九鬼山から続く山々も一望のもと。眼下には花咲CCが広がる。
フェンス沿いに進むと、道はどんどん傾斜を増す。男性が一人下って来た。(今日会った登山者はこの人だけ)
女幕岩 麓には橋倉鉱泉が見える
岩が増えてきた。なだらかな女幕岩の標識があった。男幕岩もあるのかもしれない?
北側の見晴らしがよくなり、雁ヶ腹摺り山もよく見える。 
岩がちな急登 狭い岩の間を抜ける(大丈夫かな?)
最後は急坂を登り、花咲山へ。梅久保山とも言うらしい。そしてここが男幕岩だった。     
雑木で囲まれた山頂だが、今は葉が落ち明るい。後があるので、お昼は軽めに。 
急降下! 花咲山(梅久保山)761m 
ここからの下りが予想に反して、大変だった。急だとは思っていたが、これほどとは思わなかった。細いトラロープが付いているが、心もとない。岩場でつかまる木もないので、ロープと木の根をつかみ何とか足場を探した。落ち葉が多く、滑るので気が抜けない。ビビラーの私とSさんはヒヤヒヤドキドキ、あ~緊張した。  
それからの下りも急坂だった。落ち葉が多くラッセル状態のところもあり滑るので、木につかまりながら小股で注意しながら下る。
回り込んでみると、右側は切れ落ちた崖、びっくりした。   右側は切れ落ちていた
下りきった所が花咲峠、そこから3つ小ピークを上ったり下ったり。
花咲峠を登り、下った所に石仏があった。 
花咲峠 石仏
狭い尾根道を行くと、次のピークが見える。
松の木に又平山の木札があった。 
狭い尾根道 又平山(610m)
次のピークがサス平で、又平山と同じ標高だった。     
この先が地図に迷マークがある。注意して行こう。 
  サス平(610m) 
    迷いやすいという分岐も、新しい標識があり心配なかった。 
でも、ここからがまた落ち葉で滑りやすい、狭い急坂。ロープを頼りに、一人づつ下る。 
里が見えてきた。やれやれ。
新しい標識  滑りやすい急下り   
二十三夜塔を過ぎると、笹で覆われた登山道を中央高速に向かって下る。高速道路をくぐり、浅利公民館のところから大月駅へ向かう。岩殿山から下って来た人と合流する。 
     
 二十三夜塔 中央高速  花咲山(歩道橋より) 
山頂から大月側は破線ルートになっているが、あの急降下は登りに使う方が安全だと思う。あまり自信のない人はそちらから登ったほうがよいかもしれない。
     
月cafeにて(満月の夜はサービスあり) 
前から一度行ってみようと言っていた、駅前の月cafeへ。新年山行なので、まずはビールで乾杯~!喉が渇いていたので、暖かい店内で飲む冷たいビールは、あまり飲めない私でもとても美味しかった。 
花咲山という可愛い名前とは裏腹に、これほど変化に富んだ山だとは思ってもいなかった。のんびり低山で初歩きのつもりが、侮れない山だった。お正月気分が少しピリッとしたところで、今年も心して、安全登山を心がけましょう。皆さま今年もよろしくお願いします。