檜洞丸(1600m)
-Hinokiboramaru-
 
日 程  2001.6.2(土) 
行 程   町田ー新松田ー西丹沢自然教室ーツツジコースーゴーラ沢出会ー展望園地ー大棚分岐ー檜洞丸(往復)
メンバー  junjun.yukky 
満開のシロヤシオ  
 西丹沢の檜洞丸シロヤシオトウゴクミツバツツジが満開の情報。
 それまで、ヒノキボラマルという変わった名前も、シロヤシオも聞いたことがなかった私は、どんな出会いがあるのか楽しみだった。
 新松田の駅に着くと、富士が大きく見えた。幸先がいい。
 この時期人気の山らしく、バスは満席になると定期時間外にも増便し、1時間20分かかるが、座っていかれるのはうれしい。
     満開のシロヤシオ
 西丹沢自然教室に着くと、6月1日(金)の1400m〜1600m付近はシロヤシオ、トウゴクミツバツツジ満開の掲示。Jさんと顔を見合わせ、ラッキー。
 5分ほどで登山道入口。沢沿いの道は明るい空に若葉がまぶしく、ウキウキしてくる。
 45分ほど歩いたところが、広いゴーラ沢出会。白い河原石の明るい場所で、休憩を取るにはちょうど良い。増水時は渡渉に注意が必要ということだった。水はとっても冷たく気持ちいい。
   ここからはいっきに急登となる。鎖場があったり、延々と登りが続く
 1時間ほど登ったところが展望園地。富士山の展望がいい場所らしいが、今日はちょっとかすんで見える。
 さらに急坂を進むと、ブナが多く見られるようになる。
 山頂付近のシロヤシオ    
 私もブナの絵はたくさん描いたが、ブナの森に入ると不思議な安堵感と森の精でもいるような気配を感じる。
 ツツジ新道の名前の通り、つつじが多く見られるようになったが、もう散ってしまっている。あたりに白い花びらがたくさん落ちていた。
 高度を上げるごとに満開のつつじが見られるようになった。  
 大棚分岐を過ぎると、シロヤシオの真っ白で清楚な花と、トウゴクミツバツツジの紫がかった濃いピンク
 マルバタケブキコバイケイソウの大群落で地面と埋めつくすような緑のじゅうたん。自然のバランスの良さには感心させられる。
 つつじというイメージとはかけ離れ、見上げるような大木で、葉も普通のツツジとはまるで違う。  トウゴクミツバツツジ
 うっとりとして写真に収めたり、もう足が止まってなかなか前に進まない。
今年は30年ぶりの見事な花だというだけあり、シロヤシオの美しさはなんと言っても表現できない。  一人で登ってきたおじいさんが『まるで天国のようだ』といっていた言葉が、ぴったりかもしれない。
真っ白な花が葉も幹も見えないほど、モコモコに咲いていて、フワフワの雲の様だった。 
 つつじの中に埋もれて、ツツジ色に染まりそうだった。 下山途中で、花の見事さに感激している人たちに、聞かれもしないのに、この先もっと素敵ですよと声をかけてしまった。
   檜洞丸山頂  
 下山後は中川温泉”ブナの湯”に立ち寄り、すっかりいい気持ちになり帰宅。最高の休日になった。