檜洞丸1601m(西丹沢)
-hinokiboramaru-
  2009年6月2日(火)
行 程
八王子 5:00
神ノ川ヒュッテ 6:15〜35
登山道入り口 6:45
熊笹の峰 9:15〜25
檜洞丸 10:05〜11:00
犬越路 13:10〜25
神ノ川ヒュッテ 14:20〜35
八王子 16:00
走行距離  78km
駐車料金  \300
 メンバー kuma.yukky・・・2名  
 シロヤシオをを求めて  
 5月23日に凸凹チームのメンバーが、西丹沢から檜洞丸へ行ってきた。私は用事があり、参加できなかったが、はちょうど見ごろだったそうだ。
 私は、9年前の素晴らしい花の年に、初めてシロヤシオと出会い、すっかりとりこになっていた。
 友人が4年前に裏丹沢から登った時の詳しい行程表をもらってあったので、同ルートで登ることにした。大変だと聞いていたので、友人夫妻より30分早く出発した。 
 多摩方面から行くと、西丹沢に行くより、ずっと近い。ただし、交通の便が悪いので車でないと無理かもしれない。
 日影沢橋を渡ってすぐ右折すると、とても入りにくい神ノ川ヒュッテと駐車場がある。  日影沢橋・神ノ川(トイレ)
    杉林の急登
 ふもとから見上げると、檜洞丸らしき山頂がくっきり見える。
 トイレ脇の林道を10分ほど歩くと、道路の左に標識があり、右の草に覆われわかりにくい階段があった。
急斜面の杉林は、おでこが斜面につきそうなくらいの傾斜で、フーフー言いながら登る。 
 早朝なので、空気は爽やかで、木々を抜ける風が気持ちよい。
 登山口(注:林道の左側に標識あり)  杉林の急登  1時間足らずで、林道を横切る
     
  林道出会い  フタリシズカ 急斜面やっと半分
  緑豊かなブナの森    
右がブナの森、左が杉林の道になる。標識は完備していて、熊笹ノ峰まで○○キロと書いてあるが、まだまだ遠い。
 2時間あまり、展望も花もない急登を登り続ける。途中壊れたベンチがあり、一息入れる。 
 やっと全体がブナの森になる。きつかった傾斜もゆるみ、少しほっとする。
 気持のよい風に、汗がひく。  ブナの森  熊笹の茂るブナの森
   熊笹ノ峰大展望  
ほっとしたのもつかの間、またも急斜面
  ”尾根に出る手前でミツバツツジと数本のシロヤシオ出現”と友人に聞いていたので、まだかまだかと登っていると、あった!少し散りかけたミツバツツジのピンク色。でも、シロヤシオは見当たらない。
 途中で追い越したグループが「今年の花は10日早い」と言っていた。やはり凸凹チームが来たときが見ごろだったようだ。
 大木のブナ  熊笹ノ峰で迎えてくれたのは、富士山  富士を眺め一休み(熊笹ノ峰)
     富士山とその下に芦ノ湖までよく見える。展望を楽しみ、中休止。気を取り直して、山頂まで40分の尾根を歩き始める。
 今までの急斜面に比べたら、展望は良いし、トウゴクミツバツツジは見ごろだし、だいぶ楽だ。
 でも・・・肝心のシロヤシオはほとんど見当たらない。
 檜洞丸までもう少し  ドウダンツツジ満開  クマさんは初めてみる花なのに・・・
 
 地面に咲くシロヤシオ            残り花
 コバイケイソウとまだまだ続く階段      (画像クリックで拡大)     
  地面に咲くシロヤシオ 
 シロヤシオのトンネルはおろか、残っている木はほとんどない。茶色くなりかけた花が付いている木があるくらいで、今回は遅すぎた。地面は真っ白だった。
 以前は6月初めくらいが見ごろだったが、最近は早くなっているようだ。残念ながら清楚なシロヤシオの姿は見られなかった。
 その代り、トウゴクミツバツツジは見頃で、鮮やかなピンクが美しい。
 雲ひとつない富士山ミツバツツジにうっとり。 トウゴクミツバツツジと富士山
 ヤセ尾根と山頂直下の急坂 最後の急坂を登ると、広い山頂に着いた。ちょうど3時間半の登りだった。
 
満開のトウゴクミツバツツジ やっと着いた!(檜洞丸山頂)
 檜洞丸登頂 恐怖の下山コース
山頂は人が少なかったが、休んでいると、平日なのにどんどん登ってきた。人気の山だ。  下山コースは来た道を戻るか犬越路にするか迷った挙句、チャレンジしてみることにした。 覚悟を決め、11時下山開始。
 熊笹ノ峰まで戻り、犬越路へ向う。
 ゆっくりランチをして、青ガ岳山荘のトイレへ行く(\50)。目の前に蛭ヶ岳が大きい。 ここからは、下りと思わない方がよい。、アップダウンがきつく鎖、梯子、やせ尾根の連続と聞いていた。
 ツツジコースの木道や、山頂付近も歩きまわったが、シロヤシオはほとんど残っていない
青ヶ岳山荘
最初は気持ちの良い尾根歩きだったが、すぐに最初の鎖場出現。行きかう人も少ないので、ゆっくり、慎重に下る。次には梯子。後ろ向きに下ると難なく降りられた。ストックは縮め、3か所の鎖場と、2か所の梯子をクリアできた。 kumaさんも、このくらいなら何とか大丈夫だそうだ。  
  目の前に大きな畔ヶ丸の姿、ここもいつか行きたい山だ。→
 友人は結構楽しいコースと言っていたが、変化に富み過ぎ、写真を撮る余裕もなかった。1時過ぎに、やっとのことで犬越路到着。避難小屋は新しくきれいだった。(トイレあり)
  一息入れ、膝サポーターを着け、神ノ川に向け下る。、ガレ場の多い斜面は、歩きにくい。落石注意!の標識が多い。
 きれいな沢を、何度か渡る頃には、傾斜も緩み、一安心。神ノ川ヒュッテ到着2時20分。
 車のフロントに「管理人に駐車料金を払うように」の紙がはさんであった。見渡したが、管理人の姿はなく、誰もいない神ノ川ヒュッテの受付に、 紙に石を乗せ、300円置いてきました。わかりましたか〜?
 犬越路避難小屋    神ノ川ヒュッテへ向け下る
 これで花がよかったら、いうことなし。変化に富み、十分歩きがいのあリ過ぎる檜洞丸山行でした。花がだめだった分、早く帰宅できた。