飯士山(1112m)・巻機山(1967m)
-iizisan/makihatayama-
  2012年09月22日(土)~23日(日)
行 程(4時間30分) 
八王子 7:00
塩沢石打IC 10:00
舞子高原PK 10:50~11:00
飯士山登山口 11:25
雨宿りの松 12:15
飯士山980m地点 13:30
登山口 15:00
コマクサの湯 15:30~16:30
民宿「上田」 17:00
参加者 同期会+先輩 21名
今年で9年目となる同期会山行は、1日目は飯士山に、そして2日目に越後の名峰巻機山に決まった。私はどちらの山も初めてで、巻機山はいつか行ってみたいと思っていたのでとても楽しみだ。
八王子登山学校の同期生だが、私はその落ちこぼれ。10ヶ月あった講習も事情で後半は出席できず、沢や岩はやっていない。
年齢もまちまちだが、年2回の山行は同窓会のように懐かしく、すぐに打ち解ける。今回は頼もしい先輩達の参加もあり、総勢21名となった。
湯沢に差しかかると、高速道路右側に容のよい山が見えてきた。斜面はスキー場になっている。これが上田富士と言われる飯士山だった。 
足慣らしハイキング?
メインは明日の巻機山なので、今日は軽い足慣らしということだった。
なだらかなスキー場のゲレンデを登る。夏の暑さが戻り、これが一番暑くて辛かった。
舞子高原後楽園スキー場 飯士山登山口
飯士山はコースが7ルートくらいあり、西側のスラブ帯の岩尾根、岩っ原スキー場から上る比較的楽なコースなどあるそうだ。私達は北側の舞子高原スキー場から登る。 
登山口からは魚沼コシヒカリの黄金色の水田が広がる。すでに刈り取られている田んぼもあった。
A班が登山口に着いた時、鹿がいたそうだ。
ここから登山道を登る。
鹿さん、こんにちは(photo by y) 魚沼の水田地帯
尾根に出ると、飯士山が見えてきたが、まだまだ遠い。
尾根上は風が気持ちよい。空は夏空だが、やっと秋の気配。
登山道に入ってからは、イワウチワの大群生地が続く。これは春が楽しみ。やはり雪国の山はスケールが違う。カタクリやシャクナゲも多い
そうだ。 尾根上を飯士山へ向けて 雨宿りの松
     スリル満点
雨宿りの松を過ぎると、ヤセ尾根に出た。両側が切れ落ち、けっこう高度感がある。 
次は鎖とロープの急登。トラロープはちょっと心もとない。周りの木にしがみつきながら登る。 
 右が飯士山  ヤセ尾根、岩場が出現  
朝まで雨だったのか、足元が濡れている。
何度か鎖場を登ると、今度は更に急な鎖場。岩は苔むし滑りやすく長い。
ここをクリアしても、更に頂上直下にもっと急な登りがあるそうだ。
鎖場が続く A班が降りてくる(赤丸)
前を行くリーダー達が相談し、大勢だし、明日がメインなので無理はやめよう。今日はここで撤退する、ということに決まった。980m地点だったので、あとほんの少しだが皆納得した。
長い鎖場では、ロープ確保で下った人もいたそうだ。 
  後は、途中でお弁当を広げのんびり下った。予定より早く下山。 
明日登る巻機山、その向こうには八海山の荒々しい姿も見られた。 
飯士山は足慣らしハイキングどころか、とても大変な山だった。でも、展望のよい山だそうなので、いつか山頂を踏んでみたい。
温泉で汗を流し、民宿「上田屋」へと向かう。巻機山の麓にある民宿は、自家製野菜を中心の料理もおいしく、家族皆でやっている気持ちのよい宿だった。 
巻機山     
9月23日(日)   
昨夜から降る雨は強くなる一方で、4時半に起きたもののどうするかミーティングを開くことにした。一人づつ意見を出し合い、やめた方がいいという意見多数で、結局山行中止、観光に変更になった。 
出発まで、先輩達がロープワークやツェルトの使い方の講習会をしてくれた。 
    雲洞庵(photo by u) 
雲洞庵鈴木牧之記念館、牧之通りの町並み散策をして、最後に道の駅で買い物をし早目の帰宅になった。
牧之通り 飯士山(道の駅より)
結局二座とも山頂を踏むことはできなかったが、やはり登るなら天気の日を選びたい。下見は出来たので、いつかきっとリベンジしたい。最近宿題が多い。