鎌倉アルプス大丸山(156m)
-kamakuraalps-
  2012年02月19日(日)
行 程(6時間) 
八王子 7:20
金沢文庫 8:43~55
能見堂跡 9:20
金沢動物園 10:20~30
大丸山 11:00~10
天園 12:00~30
瑞泉寺 13:10
朝夷奈切通入口 14:00
朝比奈バス停 14:35~50
金沢八景 15:10~16:43
メンバー:凸凹山岳会・・・8名  交通費:JR+京急(\960×2 )  八王子 18:15
横浜在住のTさんが鎌倉アルプスを案内をしてくれるというので、今回は大勢参加で賑やかなハイキングになった。偶然にも、今年になってアルプスシリーズ3回目になる。
普段はあまり行くことがない地域で、久々に京急に乗り金沢文庫駅に集合した。鎌倉アルプスといっても何コースもあるが、全てお任せでガイドブックには載っていない道や、コースを案内してもらった。
金沢文庫駅からは、住宅街の中を行く。標識はあるが、こういうところがわかりにくい。
マンションの横の階段を上るとやっと能見堂緑地となり、ハイキング道になった。
住宅街にある標識 マンションの脇を抜ける
能見堂緑地 能見堂跡梅林 能見堂跡
能見堂は小高い所にあり、梅がちらほら咲き始めていた。寒さのせいで、今年の開花はどこも遅れそうだ。 
横浜横須賀道路の下をくぐったり、越えたりして行くと、金沢動物園へ着いた。
トイレ休憩をして、木道を歩き湿地帯を抜ける。
池には薄氷が張っていた。今日はこの冬一番の寒さだそうだ。
金沢動物園 薄氷張る池
晴れているのに、白いものがチラチラ舞ってきた。風花というのか、一時は地面が白っぽくなった。 
このコース一番の急登、長い階段が続き尾根に出る。
尾根上にある大丸山は横浜市最高峰で、4等三角点(4等まであるなんて知らなかった)がある。
八景島方面の見晴らしがよく、海が見える気持ちのよい所だ。
尾根に登る 大丸山(156m)
右も左も住宅街で、その間に残る尾根がハイキングコースになっている。時々犬の散歩をしている人はいるが、日曜なのにあまり歩いている人に会わない。 
お線香の匂いがすると思ったら、鎌倉霊園と横浜霊園の間を歩いていた。
スルスルと走る小動物。リスだ。八景島より逃げ出した台湾リスだそうで、増えて困りものらしい。言われてみると、木の皮がすっかり食べつくされ、枯れ木になっているものもあった。
  竹林を過ぎると天園(てんえん)に着く。、天園には茶店が2つあり、大きな夏ミカンの木があった。
私達は、その先のゴルフ場脇の日当たりのよい広場でお弁当にした。すでに多くの人が休んでいた。
天園まで来ると人も多くなった。
天園へ  天園茶店
 
ゴルフ場わきの草地 大平山を下る 大平山より海が見える
大平山は岩がごつごつした所で、見晴らしがよい。
ここからが、Tさんのおすすめコースを行く。どこを歩いたのか、方角もさっぱり分からず、絵地図もいい加減になってしまった。(すみません)
切り通し 瑞泉寺山門
天園から沢沿いに下る。鎌倉は切り通しが多いそうで、このコースも何ヶ所かあった。
一度住宅街に出ると、瑞泉寺目指し緩やかに上る。山門を通り、寺の前で右折するとすぐに、ハイキングコースの入り口がある。
瑞泉寺からUターンするように、再び山道を上る。
途中の崖にはやぐらと呼ばれる、横穴式墳墓の跡が残っているところが何ヶ所かあった。
瑞泉寺脇のハイキングコース入口 やぐら
 
沢を渡る 標識 朝夷奈切通入口
沢を渡り、緩やかに下るとまた民家のある所に出た。     
ここから朝夷奈(あさいな)切通を越えて、朝比奈へ行く。ここは鎌倉七口の一つで、鎌倉の外港、六浦へ通じる古道だそうだ。 
岩だらけの急坂で、当時ここを越えるのは馬も人も大変そうだ。
   切り通し急登  切り通しの崖には仏像が彫ってあった
  切り通しを下ると、熊野神社への道がある。苔むした杉林の雰囲気は、熊野古道のようだった。   
若いカップルが、神社へと登っていった。華やかなところが多い鎌倉へ来て、こんな山の中へ来る若者も珍しい。 
熊野神社入り口    朝比奈バス停 
立派な家々が並ぶ町に出ると、朝比奈バス停まではすぐだ。
鎌倉ハイキングなので、舗装路が多いかと思っていたが、ほとんどが土の道だった。Tさんは靴の汚れを落とすようにと、2Lの水とスポンジたわしを持ってきていて、バスを待つ間皆で使わせてもらった。他の男性陣にはない、気配りの細やかな人だ。
沼津アルプスに続き、今回も海を見ながら歩けた。鎌倉は歴史を感じさせる趣のあるところだった。