植物観察(横沢入)
ー武蔵五日市ー
2023/10/21(土)晴れ21℃  
秋らしくさわやかな季節になってきた。資料は1ヶ月前に届いていたが、私の展覧会などで遅くなってしまい、やっと植物観察に行ってきた。今回は五日市の横沢入だ。
武蔵五日市を出て東に進み高架橋の下をくぐり、道なりに上って行く。右に入る未舗装の林道が横沢入林道だ。標高差300mくらいを緩やかに上る。
今回一番悩まされたのが、衣服にくっつくヌスビトハギ。道の両側に沢山あり、とってもとっても知らぬ間についていた。
武蔵五日市10:00-横沢入林道-横沢入里山保全地域-大悲願寺-武蔵増戸14:00
(行程 4時間) J、Y(2名)
ツリフネソウミズヒキソウなど多い。コアカソイヌトウバナも見られた。
トキホコリは下調べしてきたが、初なのでオオブタクサと間違えてしまった。結局わからなかった。 
横沢入林道入口 オオブタクサ ツリフネソウ
ヌスビトハギにもいろいろあり、ケヤブハギという葉に細かい毛があるもの、他にもヤブハギ、マルバヌスビトハギなどあるそうだが見つからなかった。
 林道  キツネノマゴ  ケヤブハギ  
      シダも多く見られたが、石の間から出ていた、小さいシダがコバノヒノキシダらしい。 
後でJさんが調べたら、今年の6月程久保で立派なものを見ていた。すっかり忘れていた。 
コアカソ  アズマザサ? コバノヒノキシダ  
ミゾソバ ミゾソバ(白花) メナモミ メナモミ(拡大)
       
 キバナノアキギリ  カシワバハグマ  ハナタデ  キヨスミイトゴケ
      あちらこちらの木に下がっているのは、キヨスミイトゴケ。 
ズヒキソウは沢山あるが、シンミズヒキという葉に光沢があるものは見つからない。 
 モミジガサ  モミジガサ(花)  ノコンギク  
       
 タイアザミ ミヤマフユイチゴ   テリハヤブソテツ  イヌトウバナ
ずっと見晴の利かない森の中だったが、少し開けて明るいところに出た。ここからは下りになる。  
日当たりのよいところにヤマハッカが群生していた。ミヤマフユイチゴも沢山実をつけていた。 
 
サラシナショウマ 釜の久保(横沢入源流) ヤマハッカ
   
中央の大きな木の下で昼食 
水田や湿地帯の横沢入保全地域に出た。小野路の谷戸風景によく似ているとそうだが、横沢層という砂岩(伊那石)が基盤になっており、古くは臼、石仏、板碑の素材とされていたようだ。 
保護されている植物があった。花は終わりだが写真を撮って調べると、ヒナノウスツボかもしれない。 
ヒナノウスツボ   
      ここはNPOが休耕田を 管理している。今日は土曜日なので、多くの人が稲刈りの作業をしていた。
最後、下ノ川沿いに行くべきところ、間違って真っすぐに行ってしまった。 
 作業中  ヤブマメ  アキノノゲシ  
横沢入はのどかでよいところだった。   
植物観察も時期が遅く見られないものもあったが、資料だけでもだいぶ見つけられた。 
Jさんの希望で、近くにある大悲願寺に寄った。名前だけでは忘れていたが、行ったらなんだか来たことがある気がする。それもそのはず、五日市七福神巡りの時訪れていた。白萩でも有名。 
最近こんなことが多い。😅   大悲願寺