2涸沢カール(北アルプス)
-karasawa-
2008/08/23-25
超人リーダー
予報どおり朝から雨。今日は涸沢までなので、ゆっくり朝食をすませ、しっかり雨対策をして横尾大橋を渡る。6時半に出発。
屏風岩も何もかも、な〜んにも見えない。皆黙々と歩く。本谷橋で休憩していると、下山してくる人たちに出会うようになった。ここで一息入れる人たちが多い。
標高が上がると、高山植物もたくさんみられるようになった。
ボッカの人たちが大きな荷物で追い抜いていく。 本谷橋 途中の沢沿い(リーダー追いつく)
ここからはちょっときつい登りになる。何箇所かガレ場もある。
夜行バスで上高地に着いたリーダーは、飛ぶように上高地をかけ抜け、私達が出発して2時間半後には、もう追いついてきた。さすが!!
7年前に来たときは、最後の急登にさしかかるとヒュッテの吹流しが見えたが、今日は何も見えない。雪渓を過ぎたら、ひょっこり涸沢ヒュッテに着いた。
ヒュッテのテラスで、ビールとおでんセットや、ラーメンなど食べていると、雨もやみ明るくなってきた。
穂高をバックに涸沢のテラス 大雪渓 穂高連峰がようやく姿を現しはじめた。
天気は快復し、青空も見えてきた。
涸沢小屋の名物フルーツパフェ(\1500)を食べにいった。標高2300mもあるところで、パフェが食べられるなんて、やっぱり北アルプスはすごい。
前穂・吊尾根と大雪渓(画像クリックで拡大)
物資を運んできたヘリコプター 涸沢フェスタ2008 涸沢小屋のフルーツパフェ
この週末は、偶然にも山渓主催の涸沢フェスティバルが開催されていた。
テント場には登山関係店のブースもできていた。(なんと、リーダーはここで、山用具関係の出店をしていた中学時代の同級生に遭遇)
テント場の受付前にMy cupを持って集合すると、4つの小屋のご主人達あいさつで始まり、ウェルカムドリンクのワインのサービスがあった。(美味しいワインだった)
田部井淳子さんのお話もあった。
たっくんは、ちゃっかり田部井さんとツーショットで写真におさまっていた。
山小屋の主人達のあいさつ 田部井淳子さん
村山さんの「山の天気」講演
いろいろな催し(映画会、ナイトハイク・・・)が行われ、私達は天気予報士村山さん「山の天気」の講演を聴くことにした。
向かいの涸沢小屋や奥穂高岳山荘に明かりが灯る頃、ヒュッテのテラスで講演が始まった。
話が進むうちに穂高にかかっていた雲も切れ、星が瞬き始めた。
《村山さんのお話》
『今日梓川が、上流になるほど水が澄んできていたので、雨は上がると思いましたよ。
皆さんが気になる明日の天気は、穂高に雲が切れ始めたこと、気温が下がり始め星が出てきたこと、そして今、同じ場所で標高を測り、明朝気圧が上げっていれば、標高は今より低くなっているはずです。高気圧になれば、天気がよくなるということです。たぶん、それほど悪くはならないでしょう。』など、いろいろためになるお話が聞けた。
天気予報士の村山さん
氷のキャンドルサービスなど、フェスタはまだ盛り上がっていたようだが、私達は明日に備え、早めに布団に入った。
山小屋も混雑が予想されたが、それほどではなく、一部屋で一人一枚ずつのふとんで、ゆっくり休むことができた。
涸沢ヒュッテ泊:9000円
村山さんの予報どおり、朝起きると、雨は降っていず、明るくなってきた。
涸沢ヒュッテの夕食 涸沢ヒュッテをあとに
奥穂高岳に向かう5人を見送り、私達は涸沢を後にした。今回は山頂を踏めず、少し物足りない気持ちも残った。
途中振り返ると、日が差し始め、青空の中に穂高の峰々が見えた。これなら一安心。
5人のメンバーは展望は悪かったものの、かえって怖くなかったとか。無事に奥穂高岳登頂をはたしたそうだ。おめでとう!
一人涸沢に残ったタミさんもフェスタを十分たのしんだそうだ。
穂高も青空の元に 屏風岩
私達二人は、雨にも降られず、徳沢園でコーヒータイムをとったり、明神でりんごをかじったりしながら、順調に上高地に着いた。来年の8月恒例登山は、たぶんチャーリーの100名山登頂達成記念山行、も合わせて行われる予定なので楽しみにしている。
涸沢の花