勝峰山
-katsuboyama-
 2013/12/16(月)晴れ  
以前から気になっていた勝峰山(カツボヤマ)は、昭文社の地図には破線さえもないが、奥多摩詳細地図にルートが載っていたので、下調べをし、今年のファイナル山行にチャレンジしてみることにした。
今日は夕方から同期会の引き継ぎがあるので、朝は少し遅めの出発にし、そのまま待ち合わせ場所に直行することにした。
       八王子 9:08
武蔵五日市 9:57~10:05
唐申塚 10:20
登山口 10:30
薬師堂 10:40
境界尾根 10:50
地蔵 10:55
多宝美徳山荘 11:15~25 
 金毘羅尾根分岐 12:00 
勝峰山  12:20 
 展望台 12:25~13:25
 山道取りつき 13:35 
新井(幸神)登山口 14:05
 武蔵五日市 14:30~15:17
メンバー: j.s.y 3名 
ファイナル山行
雲ひとつない青空。五日市線の高架下を少し行き、Yの字の分岐を左に入る。(老人ホームの看板がある)
畑の中の道を進むと、唐申塚がある。右へ行く。正面のお寺の前を左に道なりに進む。 
Yの字の分岐(老人ホーム看板有) 畑と柿の実
唐申塚 寺の前を左に 勝峰山はどれかな?道なりに
こういう集落で登山口を見つけるのが一番難しい。最後の家と手前の家の間の私道のような道が入口ということなので、ここかな?と入って見るとお墓に行きあたり、どうも違うようだ。道を尋ねたくても誰もいない。 
引き返してみると、最後の民家はもう少し先だった。リフォーム中の家の庭先を失礼して探すと、山道らしい道があった。登って見ると、テープが下がっていた。ここだ! やっと登山口発見。
迷わないように
今回は、標識もないルートを行くので、細心の注意が必要だ。 
真っ赤な実をたわわにつけたナンテンが多い急坂を登る。 
ミヤマフユイチゴがたくさん赤い実をつけている。
 薬師堂 急坂を登る  ジャムに摘んで行きたい。  
まもなく薬師堂があった。目の神様だそうだ。お堂の右の斜面を登る。   
まもなくあきる野市と日の出町の境界尾根に出た。ここは左へ登る。落ち葉で滑りやすい。 
すぐ上の日あたりのよい所に小さなお地蔵様があった。少し外れたところにあるので、知らないで来たら見落としてしまいそうだ。
一度下ると、登山道と並行して林道が伸びていた。この林道を登っても行けそうだが・・・
小さなお地蔵様 登山道と林道が平行する
トラロープがついた急登 休憩所(多宝美徳山荘) 五日市市街
トラロープがついたすごい急坂になる。ロープにあまり頼らず、手で木の根や木をつかみながらよじ登る。 
上りきった所に真新しい休憩所があった。『多宝美徳山荘』とありがたそうな名前がついていた。平成25年10月建設と書かれていた。出来たばかりだが、こんな休憩所を作るということは、この山もハイキングコースとして市が整備しようとしているのかもしれない。
 五日市方面の展望もよいので、芋ようかんでティータイム。
 ~初冬の実いろいろ~
ミヤマフユイチゴ ナンテン リュウノヒゲ
     
 ヤブコウジ サネカズラ(ビナンカズラ)  マムシグサ 
この山はナンテンが非常に多い。サネカズラの実は、あずきだったら栗かのこのようだ。(お腹が空いて来た)ツヤツヤのブルーの実が美しいのはリュウノヒゲ
そろそろ深沢山辺りか?木に赤字で←八坂の文字が見える。
←八坂と書いてある木 テープに右勝峰山と書かれている
金毘羅尾根への分岐は、ちょっとわかりにくい。赤テープに右勝峰山と書いてあったので助かった。 
勝峰山無事到着
最後に山頂直下を巻きながら登る。真っ白な綿毛がいっぱい落ちていた。テイカカズラの綿毛だった。
勝峰山到着。大きな桜の木が並ぶ広い山頂で、山の歴史が書いてある。篤姫のような石仏が鎮座していた。
山頂はよく整備されている。 勝峰山 山の歴史
東側に少し下ると展望台①があった。都心や西武ドーム方面の見晴らしがよい。スカイツリーも見える。
風が強いので、確かもう一ヶ所ある展望地②に行くことにした。
上りとはうって変わり、広い道だ。
展望台①  広い下山道
おでんパーティー
今回はファイナル山行なので、久々におでんパーティー。〆はスープを足し、うどんとお餅をいれた。ネギとゆずの薬味もバッチリ。温まる~
最後は温かい抹茶カプチーノでお腹も心も満たされた。
下山は幸神(サチガミ)へ下る。 展望台② おでんパーティー
展望台③
少し下ると、なんと展望台③があった。どうも②は雰囲気が違うと思った。
こちらの方が、切り株のテーブルや椅子があり日当たりが良かった。 
展望台③ セメント工場
気を引き締めて
広い道を少し下ると、祠があった。その少し先に、道がカーブし、標識が反対を向いているところがある。ここが山道への入り口だ。
下の林道を工事中で、確かに山道が平行してある。 
ここだ! 工事中の林道と平行する登山道
  時々テープや手書きの標識があり、ありがたい。   
しばらくは林の中を行く。踏み跡はしっかりついている。林道で分断されているので、一度林道に下り道を探す。 あった!→
民家が右に左に見えてくる。 
 幸神へ25分    ここから入る
リュウノヒゲがフッサフサの道を進むと、二股に分かれ、右急坂、左安全で楽と書いてある木があった。迷わず左へ。でも、結構急坂。右はどれだけ急なのか?     
最後は林道へ降り立つと、新井地区(幸神)に出る。駅までは30分足らず。 
   登山口の林道  新井集落
何度か迷いそうになったが、すぐに修正でき、無事下山出来た。終わって見ると、こんな里山歩きも楽しいものだ。 
あの林道が出来上がると、簡単に誰でも登れる山になる日も近いかもしれない。その前に、静かな勝峰山に登れてよかった。
予定よりだいぶ早く駅に着いたので、駅前のカフェでアップルパイとコーヒーを頂きながら電車を待つ。 
そういえば、幸神神社のシダレアカシデを見てくるのを忘れた。  
 ラーメン店の所で広い道に出る
私は去年のファイナル山行で怪我をし、苦い思い出が頭をよぎる。今回も五日市方面でちょっとビビったが、あれを教訓に慎重に行動し、皆何事もなく今年最後の山行を楽しく終えることが出来た。