金峰山2599m
-kinpusan-
 
2003/06/29(日)晴れ  
 行  程(4時間30分)
5:30 八王子 20:00
6:40 勝沼IC 17:30
花かげの湯(牧丘町)
7:50-8:10 大弛峠登山口 14:00
8:40 朝日峠 13:35
9:10-9:20 朝日岳 13:10-13:15
10:25-10:40 森林限界 12:10
10:50 金峰山 12:00
 メンバー kuma.yukky   金峰山のシンボル五丈岩 
 5〜6年前に友人と大弛峠(おおだるみとうげ)までタクシーで入り、瑞牆山荘まで歩いたことがある。その時には大弛峠までの林道が、狭くひどい悪路だった。
 5月に問い合わせた時には、『6月10日ごろには林道が開通するでしょう。雪が多い時はもう少し遅れるときもあります。現在は約1キロが未舗装の工事中で、土日祭日だけ一般車が入れます』ということだった。
   雪がそんなにも長く残っているとは驚きだった。言われたとおり、道は以前に比べすっかりきれいになり、走りやすくなっていた。今年中には全面舗装される予定だそうだ。
 大弛峠まで車で入ることによって、金峰山へのアプローチは短縮され日帰りができる。
 そして、大弛峠がすでに2400mもあるので、ビギナーでも簡単に歩け、森林限界を超えた大展望が得られる。
 林道から見た金峰山五丈岩  林道を登っていくと、金峰山のシンボル五丈岩が見えてきた。 
路肩に車を止め、写真に収めた。8時前に駐車場に着いたのに、すでに満車でトイレの下の道路際に停めた。    登山道はいきなり階段が続き、しばらくはシラビソの樹林帯を登る。 
 東側の国師ヶ岳や北奥千丈岳に登る人も多いようだった。梅雨の中休みか良い天気になった。 朝日峠を経て上り詰めたところが、朝日岳手前の岩場。ここは展望が良いため、休憩を取る人が多い。
   朝日岳西のコル  
 雲の上には富士山をはじめ、南アルプス、国師岳方面がよい眺めだ。いつのまにか富士山には雪がだいぶ消えていた。  
 朝日岳を過ぎると、目指す金峰山の五丈岩が見えてきた。朝日岳のガレ場を急降下するとベンチがあり、コバイケイソウとシダの緑が爽やかだった。
 この辺りはシャクナゲが多く、つぼみがだいぶ膨らんでいた。開花は7月半ば過ぎか。花びらが落ちていると思ったら、桜だった。季節が逆戻りした感じだ。
     アズマシャクナゲのつぼみ
   鉄山を巻いて、しばらく登ると森林限界に達し、目の前が開け稜線に出た。
 ハイマツの向こうに瑞牆山の岩峰群が見える。八ヶ岳は今日は雲の中だ。スケッチをしたり、展望を楽しんで山頂へ向かう。
 ここから山頂までは気持ちのよい稜線を歩く。ケルンが積んであり、岩場が続く。
 瑞牆山  大きな岩の北側を回りこんで出たところが金峰山頂。
 眼前には五丈岩が聳え立つ。遠くから眺めると、山の上にチョコンと乗っかっている突起のようだが、近くで見ると、あまりの大きさに驚かされる。   岩陰にはイワカガミがピンクの花をつけている。湯ノ丸山で見た花はもっと大きかったのに、ここは自然条件が厳しいのかもしれない。 
 大きな岩の塊ではなく、たくさんの岩がバランスよく積み重なっている。 『五丈岩のてっぺんには年中涸れない泉があるらしいよ』とまことしやかに話している人いた。あんな岩の上に水が湧いているなんて信じられないけど???
 登攀意欲をかきたてられるのか、登っている人もいる。
   五丈岩  
 ほんのちょっと登ったところで写真を撮っている人のまねをして、私たちも記念撮影。こうして見ると、すごいところに登っているようだ。今回クマさんは、とても快調だった。体重が少し減ったせいかもしれない。ペースも速いし、楽そうだった。
 往路は焼山峠経由で来たが、帰りはまっすぐ下る杣口林道が良さそうだったので、そちらを通って見ることにしたら、こちらのほうが道幅も広く走りやすかった。巨峰の里牧丘の”はなかげの湯”(500円)で汗を流した。