北高尾山稜 (高尾)
-kitatakaosanryo-
  2010年2月3日(水)
行程(6時間30分)
日影PK 8:20
一丁平 9:20~9:25
城山 9:50~10:00
小仏峠 10:10~10:15
 景信山 10:50~11:25
 堂所山 12:25~30
 関場峠 13:00
 林道出合 14:05
 あずまや 14:25~14:35
 日影PK 14:50
 メンバー kuma.tekuteku
 近くの雪山
 一昨日、東京にも積もるほどのが降り、ふもとから見る山はとてもきれいでした。
高い冬山には行けないけれど、近くの低山ならばと、かねてから行きたかった北高尾山稜に行ってみることにしました。 
   凍てつく日影  日影沢林道
 ルートを迷ったが、行程が以外と長いため、日影から奥高尾堂所山へ向かい、そこから北高尾山稜を廻ってくることにしました。
 気温はマイナス4~5度でしょうか。日影林道は凍りつきバリバリです。薄手のダウンパーカー、手袋、帽子、スパッツとマフラーまでして、完全装備で歩き始めました。
 
美しい樹林   一丁平  一丁平展望台
空が真っ青で、木々に積もった真っ白な雪が映え、それは美しい景色でした。 
 こんなに雪が積もっていても歩く人は多いもので(同じ考えの人はいっぱいいるものです)、メインルートはもちろん、脇道にもほとんど踏み跡がありました。
 一丁平に着くと、雪は多く20~30センチは積もっています。いつもとは全く違う景色で、一面の銀世界です。
 今日は南の空に雲がかかり、展望台からは、富士山や丹沢方面はあまり望めませんでしたが、雪景色の山々は素晴らしい眺めです。
 歩いていると体はポカポカしてきて、パーカーは脱いでしまいました。  丹沢方面
  最高の雪景色
 フワフワの雪は歩きやすく、段差も少なくなっているのでルンルン気分で歩けます。
城山一番乗り!と思ったら先客が一人いました。
 テーブルも椅子も、雪がこんもり積もっています。
 城山山頂670m  相模湖方面(城山より)  
  大勢歩いていました  
 小仏峠に下ると、景信山方面やバスでやってきた人と、登山者の姿も増えました。
 今日は節分なので、これから高尾山の節分会に行くという人もいました。
 小仏峠    高尾山(景信山より)
  景信山到着は11時少し前。少し早いランチタイム。保温バックに入れてきたおにぎりはまだほのかに温かく、熱々スープは寒いときにはご馳走です。あったかココアを飲んで出発です。
 30分もじっとしていると、体がどんどん冷え、指先がジンジンしてきました。
 景信山727m  景信山頂より北面を望む 空も少し雲が多くなってきました。 
 この先は、踏み跡は細くなり、登山者の姿も少なくなりました。
 陣場から高尾山のコースは私も何度か歩きましたが、堂所山はいつも巻いてしまい、立ち寄ったことはありません。
 途中、ボランティアらしき人たちから、行き先を聞かれ、「北高尾山稜は誰も歩いていないかもしれない。」と言われたが、無理はしないつもりだった。
 二つ目の巻き道があった時(地図には一つ目の巻き道は記載なし)、時間的にもこの辺りかもしれないと、登ってみることにした。標識はなく、分岐の道も見当たらない。下ると、手書きで白沢峠と書いてあった。
 地図を見ながらもめていると、それを聞いていた若い男性が、「堂所山分岐はこの先ですよ。標識があるのでわかりますよ。」と教えてくれた。
少し歩くと、わかりやすい案内板があった。   景信山を下る
 
 堂所山分岐の案内板  堂所山731m  さらに踏み跡は少なく
堂所山への分岐で、メインルートをはずれるとトレースはついているものの、昨日歩いたような踏み跡が2人だけ。ちょっと不安だが、行ってみることにした。 
   北高尾山稜
 堂所山から関場峠にかけては、急な下りが続く。前に歩いた人は、大きな男性なのか、踏み跡の歩幅がとても広い。
 骨折経験のある私は、特に注意深く下っていく。
 雪も深いところでは、30センチ以上積もっている。
 関場峠に着くと、私たちの行く先には踏み跡がなかった。昨日歩いた人は、小下沢林道に下ったようだ。
 私たちも、ここでルート変更し、この先の北高尾山稜を歩くことはあきらめ、林道へ下ることにした。 
 関場峠
 
小下沢林道   花芽に積もった雪  ゲート
 小下沢に沿って、緩やかに下っていく。湿った雪の重みで、木が折れたり、道をふさぐほど垂れ下っている枝もあった。注意しないと、時々ドサッと雪が落ちてくる。
 うさぎや小動物と思われる足跡が点々とついていた。雪の林道歩きは、なかなか楽しい。
 1時間余りでゲートがあり、私たちが当初予定していた、北高尾山稜から下る道と、景信山への広い分岐に出た。
 
北高尾山稜、景信山分岐点   あずまや  レンガ造りの中央線ガード
さらに20分ほどで、新しいあずまやがあったので、少し休憩。その先には、梅林があり紅梅が咲いていた。中央高速の下をくぐり、レンガ造りの中央線ガードをくぐると日影まで5分ほど。 
 何度も歩いている高尾山だが、雪があるとまるで違う山へ登ったような体験ができた。雪もフカフカだったので、アイゼンは使わずじまいだった。
 北高尾山稜は途中までで断念したが、またいつかリベンジしたいと思う。