小宮公園自然観察会
-オヤマボクチ・ホトトギス・ヤマトリカブト-
 2021/10/15(月)晴れ時々曇り  
都立小宮公園で自然観察会があった。前日まで展覧会があったので迷っていたら、募集人数になんとか空きがあり参加できることになった。
京王八王子駅に9時半集合。バスで公園の近くまで行く。定員20名で、講師は新井二郎氏。他にボランティアの方2名とスタッフ1名。イヤホンガイドをつける。
説明を聞きながら、木道を歩く。ヌスビトハギの実(ブラジャー型)がつくので、気を付けるようにと注意を受ける。
 夏に来た時ウバユリが盛りだったが、今は大きな実になっていた。
   ヌスビトハギ(実)  ウバユリ(実)
タイアザミノハラアザミが見られた。タイアザミは横を向き、ノハラアザミは真っすぐに上を向く。春咲くのはノアザミというそうだ。
 オヤマボクチも咲いていた。高山に見られるのはハバヤマボクチ。
タイアザミ オヤマボクチ
鳥の声が聞こえる。声だけで、ハシボソガラス、ヒヨドリと教えてくれた。セキレイやエナガ、ウグイスの声もするらしい。区別がつかない。 木にツタが絡んでいた。紅葉するのはナツヅタ、常緑はキヅタだそうだ。
 ウグイスは春はホーホケキョとなくが、今はチャッチャと鳴いているそうだ。知らなかった。 アケビの実生もたくさんあった。5枚はアケビ、3枚はミツバアケビだそうだ。
   キヅタ  
ノギクも多い。シラヤマギクリュウノウギクシロヨメナなど。
ミズヒキは葉がシワシワしている。ツルっとしているのはシンミズヒキだそうだ。「へぇーそうなんだ」ということが多い。
 シロヨメナ シラヤマギク   
マユミクサギムラサキシキブオトコヨウゾメなど実がついていた。クサギの葉は、ピーナッツクリームのような匂いがした。
 園芸種でムラサキシキブと呼んでいるのは、コムラサキシキブが本当の名前だそうだ。
オトコヨウゾメ ゴンズイ
   コウヤボウキは、キク科の木で3年で枯れるそうだ。  
 オニグルミの大木があり、そこら中に実生がたくさん出ていた。
 ヤマトリカブト    コウヤボウキ
今、あちこちで問題になっている、ナラ枯れ。小宮公園も例外ではない。
 ナラ枯れホイホイという薬が、ゴキブリホイホイの会社から出ているとか。どれだけ食い止められるのか?
 白花ホトトギス    ススキのミミズク
他にもたくさん教えてもらったが、なかなか覚えきれない。草地広場で、お昼休憩を取り、公園の小径を戻り、約3時間の行程でした。人数が少し多かった気がする。音声ガイドで声は聞こえるが、後ろになると何の説明かわかりにくい。