黒川鶏冠山(1710m)・三窪高原(2057m)
-kurokawakeikanzan/mikubokogen-
   2012年6月24日(日)
行 程(4時間30分) 
八王子 6:15(マイカー)中央高速勝沼IC
柳沢峠 7:55~8:10
六本木峠 9:00
横手山峠 9:30
黒川山見晴台 10:10~20
鶏冠山 10:40~11:00(北巻道)
横手山峠 11:45
六本木峠 12:15~20
柳沢峠 13:00~30
三窪高原登山口 13:40
ハンゼノ頭 14:05~15
メンバー:凸凹山岳会・・・4名   三窪高原登山口 15:00
ETC:900×2  走行距離:210km 八王子 18:30
山行予定の日曜日はラッキーなことに梅雨の中休み。去年の夏は、大菩薩周辺をよく歩いた。丸川峠から落合まで歩いた時に黒川鶏冠山を素通りしていたので、三窪高原のツツジを見がてら行ってみることにした。
両方行くとなると、やはりマイカーが便利だ。
新緑と苔の森
標高1480mの柳沢峠は、肌寒いくらいだった。保護してあるレンゲツツジが見られたが、時期的にはやや遅い。
道路を渡り、クマザサの茂る坂を上って行くと、周遊道路に出る。大合唱の蝉の声に迎えられた。
柳沢峠のレンゲツツジ 苔むすカエデ
ナラ坂の標識があり、ブナの道、花ノ木尾根、梅ノ木尾根と記されていた。
この辺りはアップダウンも少なく、森林浴をしながらウォーキング気分。
木も岩も苔に覆われている。
ヤマツツジ見頃 苔むす岩
見覚えのある六本木峠に着いた。
ヤマツツジが見頃で、緑の中にオレンジ色が冴える。
林道を横切ると平坦な道で、途中樹間から鶏冠山が見えた。
六本木峠 黒川鶏冠山を望む
去年間違えた分岐(新横手山峠)を過ぎ、金山跡分岐を過ぎるとすぐに横手山峠に着く。
標識に従い緩やかに上って行くと、右手に霞んではいるが大菩薩の姿が望めた。
峠のような山頂の黒川山に着いた。
黒川山(1710m) サラサドウダン
  5分ほど左へ行くと見晴台がある。岩が飛び出た明るい場所だった。少し日が射してきた。
雲が厚く、あいにく展望は望むことが出来ない。時々スーッと雲が引くと大菩薩方面の山々が姿を現す。 
元の道に戻り、鶏冠山を目指す。 
モミの新緑 見晴台 
低山ではもう青葉になっているが、標高の高いこの辺りはまだ、瑞々しい若葉だ。
鶏冠山へは往復30分ほど。根がはびこる急な岩場を乗り越えていく。 
ヒメイワカガミやシャクナゲが多いが、残念ながら花は終わりのようだ。
鶏冠山分岐 根がはびこる岩場
岩場を越えると、狭い鶏冠山山頂に小さな祠があった。祠の後ろから切り立った岩の上に登ると、結構な高度感がある。     
Jさんが豪華なフルーツゼリーを持ってきてくれた。今日は私達の結婚記念日。(いつ話したのか?) 
ご馳走様でした。   鶏冠神社の小さな祠  頂上の岩場よりヤッホー
帰路は違う道を歩こうと、北側の道をハンノキ尾根に出て行くことにした。
大きなダケカンバ、苔むした石畳のような道、大木の枝をYの字のように挟んで伸びた木。深い森の営みは、目を楽しませてくれる。
鶏冠山の巻道 Yの字型になり支える木
Jさんが「このコースは、家の近くのウォーキングコースより楽だわ」それもそのはず、柳沢峠から鶏冠山は標高差わずか230m。
のんびり柳沢峠に戻り、ランチタイム。
苔いろいろ ヤマツツジの道
 ヤマツツジ満開の三窪高原
  車で笠取林道をNTTの電波塔が立つ、三窪高原登山口まで入る。ここには5~6台駐車スペースがある。  
ゲートをくぐり、林道を15分ほど登るともう三窪高原に着く。そこは濃いオレンジ色のヤマツツジで埋め尽くされるようだった。 
以前はレンゲツツジ が多かったが、鹿の被害ですっかり姿を消し、今ではフェンスで保護し、わずかに残っているだけだった。
 三窪高原登山口  
   
ヤマツツジ大群落   満開!
      ハンゼノ頭に向かい少し登って行く。見晴らしの良いところだが、富士山も南アルプスも今日は見えない。
これほどのツツジの大群落は見たことがなかった。三窪高原を一周し、ツツジのトンネルをくぐり、オレンジ色に染まりながら楽しんだ。 
ハンゼノ頭   
そういえば、6月24日はヤマツツジの日だそうだ。(そんな日があったとは・・・) 偶然にもちょうど見ごろの大群落のツツジを見られ、皆大満足。    
板橋峠まで行くことも考えたが、もう十分楽しんだので、電波塔の所から戻ることにした。 
   フェンスの中のレンゲツツジ 電波塔 
帰りの高速は、17キロの大渋滞に巻き込まれ、談合坂SAではなかなか出られなかった。車は便利だが、それが難点。
梅雨の合間だが、今日は一日雨にも降られず、爽やかな一日だった。