3月13日(火)晴れ |
ー石堂寺ー |
|
|
|
山門 |
多宝塔 |
|
|
石堂寺は館山自動車道を冨浦で降り、20分ほど行った南三原にある。伊八作品の拝観料は300円。 |
広い境内には 本堂、薬師堂、多宝塔、梅林などがある。南房総最古の古刹で伊八が50代に手がけた16枚の彫刻が見られる。室町時代に建立された多宝塔を飾るためのものだったそうだ。今は広縁に並ぶ。同じ動物が2枚づつ、阿吽になって多宝塔を守っていたそうだ。 |
頭が左向きなのは、時計回りに参拝者が巡る視線に合わせていたからだそうだ。(話し好き住職の説明) |
登り竜(撮影禁止、1枚だけ言われる前にクマさん撮影) |
7㎝ほどの厚さの木なのに、躍動的で立体感が ある。 |
|
大聖院(高塚不動尊) |
千倉にある大聖院へ向かう。ここは、関東36不動尊の33番札所になっている。Sさん来たかな?後ろには奥の院がある高塚山がそびえている。ハイキングコースの案内もあった。 |
伊八彫刻は、本堂正面の欄間に彫ってある。若いころの作品で天空を駆ける麒麟と雲の動きが強調されている。高台にあるので海が一望のもと。 |
|
|
麒麟 |
|
鴨川郷土資料館 |
|
資料館の入り口に「伊八展」の立て看板があった。偶然にも2日前まで開催されていたそうだが、まだ片付けていないので、どうぞとパンフレットまで頂けた。 |
初代伊八から五代目までの作品が集められていた。およそ180年間に渡ったようだ。 |
|
ラッキーなことに、ちょうど出てきた学芸員の方に話を聞くことができた。初代伊八の「鯉」が迫力あり素晴らしかった。 |
照明もついていたので、近くでゆっくり鑑賞できた。ただ伊八作品は、欄間など高い位置に飾られるので、見上げた時にちょうどよく作られているそうだ。 |
恵比寿・布袋・大黒(資料館に常設)
(今回の展示は撮影禁止のため写真なし) |
3Dプリンターで作ったレプリカもあった。これを彩色したら本物と見間違えそうだ。 |
鏡忍寺 |
|
|
|
|
力士(阿) |
力士(吽) |
|
七福神宴之図 |
上の力士像は20歳ころの作品で、250年間風雨にさらされていたそうで、傷みも激しい。現在は祖師堂内に展示されている。 |
|
30代のころの作、七福神宴之図は千鳥足の恵比寿が扇を持って踊るユニークな欄間彫刻だ。 |
鏡忍寺では、ご自由に見てください。帰るときは戸を閉めておいてください。と、とてもあっけなかった。 |
|
山門 |
今日は鴨川資料館で思いがけず、たくさんの伊八作品にふれることができ、予定以上の収穫だった。途中の海鮮ランチもおいしかったし、 心もお腹も満腹。 |