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最後の夏休み、あまり天気が良さそうもなかったが、クマさんの希望もあり以前から一度行ってみたかった箱根の明神ヶ岳に行った。 |
車だったので、南足柄市大雄山に最乗寺というお寺があり、そこの駐車場に車を停めて行くことにした。 |
杉の大木が茂る由緒ある立派なお寺で、駐車場は数箇所に250台くらい停められる。トイレもある。境内が広いので登山口がちょっとわかりにくいが、参道を上ったところにある、赤い大げたを目印にするとよい。 |
最乗寺登山口 |
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橋を渡ると石ころだらけの急坂になり、見事な杉林を登っていくと、道端に12体の石仏が並んでいた。 |
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よく手入れされた杉林が続き、林道を横断すると高圧線の鉄塔がある。明神岳見晴小屋があるが、小田原の町が見渡せるが、今日はあまり展望はよくない。 |
この辺りから明るい草原歩きになる。防火帯のような広い草原を登る。 |
石仏 |
お花も多く、秋の七草も4種類見られた。他にもダイモンジソウ、タムラソウ、ツリガネニンジンなど見られた。 |
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顔を洗ったり、のどを潤す。この先の明神水は今日は豊富に出ていたが、涸れていることもあるらしいので水はここで補給した方が良い。 |
一年中涸れることがないという神明水は、手が切れそうなくらい冷たくおいしい。 |
神明水から崖を上ると、スキー場のリフトのような残骸があった。昔、箱根でスキーが出来たなどとは聞いたことがないので、違うものかもしれない。 |
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神明水 |
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ここからはクマザサが生い茂る道をひたすら上る。 |
分岐を右に上ると外輪山の稜線に出る。更に少し右に行ったところが明神ヶ岳山頂だ。 |
360度の大展望で、富士山初め、金時山、丹沢が素晴らしい眺めだそうだが、あいにくガスっていて何も見えない。 |
クマザサ茂る登山道 |
ススキとコオニユリ |
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何も見えない山頂で1時間ほどランチタイム。神明水で沸かしたコーヒーは美味しい。 |
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車でなければ、ここから明星ヶ岳へのルートをとり、箱根の宮城野まで足を伸ばせばよい温泉もある。ネットで調べていたら、この稜線が日本の万里の長城のようで、素晴らしいと書いてあった。 |
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広い明神ヶ岳山頂(ガスって何も見えず) |
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【何かいるっ〜!!】 |
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私たちはもと来た道を引き返した。防火帯のような草原まで来た時、突然前の草むらで何か動いている?何かいるっ! |
イ・ノ・シ・シだっ〜!!!シマシマ模様の子供イノシシが6〜7頭はいる。「近くにきっと親がいるぞ!」とくまさん。いたっ!親イノシシもいる! |
どうしよう。。。静かに後ずさり。。。こっちは”くまさん”だけど弱そうだし。。。ドキドキ。 |
イノシシがいます(画像をクリックして下さい) |
くまさんがストック2本をコンコンとたたいた。 |
向こうもびっくりしたのか、キッー!イノシシが大きな声を発した。と思ったら、反対方向へ引き上げていった。 |
あーびっくりした。まだドキドキ。生イノシシに初めて遭遇。 |
よく登山道の脇に穴を掘ったようになっているところがある。木か草の根でも食べるためかもしれない。それにしても襲われないでよかった。 |
明神ヶ岳の秋の七草4種 |