鍋割山1273m・塔ノ岳1491m(丹沢)
-nabewariyama/tonodake-
  2009年2月21日(土) 
 行程表(行動時間:8時間) 
 八王子 7:00  
 渋沢駅 8:45  
 表丹沢県民の森PK 9:00〜10 
 二俣 9:35 
 ミズヒ沢の出合 10:05〜15 
 後沢乗越 10:30〜35 
鍋割山  12:00〜13:00 
 二俣分岐 13:30 
金冷シ  14:00 
 塔ノ岳 14:30〜15:00 
 金冷シ 15:10 
 花立山荘 15:25〜30 
 堀山の家 16:00〜10 
 二俣 17:00 
 表丹沢県民の森PK 17:15 
 渋沢駅 17:30 
 八王子 20:10 
 メンバー 凸凹山岳会・・・5名  
費 用 鍋焼きうどん\980、トイレ\50+交通費  
 走行距離 往復110km  
 2月月例山行    
〜鍋割山へ鍋焼きうどんを食べに行こう〜
最近の情報で、今年は丹沢に雪がない。こんなに降らない年は30年来ないとのこと。 
 行く前にも確認したが、やはり雪はないそうで、県民の森まで車で入れるとのこと。(西山林道は、工事中のため2月中は通行禁止。)
 最近低山ハイクばかりで、今回は標高差1000m、久々のロングコース。予定では塔ノ岳までのプランだが、場合によってはコースを短縮するつもりだった。
 よい天気なので、もうすでに駐車場はいっぱいのため、路肩に停めた。 
 二俣  ミズヒ沢の出合(鍋割山荘へ運ぶ水と薪))
    二俣で西山林道と合流し、その先で沢を渡る。 
車がたくさん停まっていると思ったら、今日はシカの捕獲をするそうだ。猟犬も車にいっぱい乗っていた。その後、時々猟銃の音が聞こえた。
ミズヒ沢の手前に、水(水道水)の入ったペットボトル(2L〜4L)と薪が積んであり、鍋割山荘まで運んでくださいと書いてあった。 山荘は飲料水がないため、こうして元気な登山者に運んでもらうようだ。クマさんとwasabiさんが2Lを一本ずつ持った。
 後沢乗越まで植林帯の急坂が続く。 
後沢乗越 やせ尾根 まだまだ続く急登  最初からきつい。
  大展望  
 後沢乗越に出ると、木々の間から箱根の山が眺められた。ここからやせ尾根を北へ向かって登る。
標高が上がるにつれ、展望が開けてきた。西に富士山が顔を出す。 その左の双耳峰は愛鷹山のようだ。急登続きで早くも息が上がる。
木々も低木になり、明るいカヤトが見らるるようになる。振り返ると相模湾が広がり、真鶴半島まで一望できる。富士山はすそ野まで広がり、その右側には真っ白な南アルプスも連なる。 素晴らしい天気だ。
 小さなピークが3つくらいあり、もう頂上かと何度もだまされる。 
青い空にハンググライダーがフワリ  ポッカポカのカヤト広場
    
 バックには大きな富士山 富士山と南アルプス 
     名物鍋焼きうどん
最後の急坂を登り、広い鍋割山に登頂。早速名物の鍋焼きうどん(980円)を注文する。
 小屋の中はすでにうどんを囲んでいる人でいっぱいだ。山小屋の主人が一人で、カセットコンロをいくつも並べ、うどん作りにてんてこまいだ。
 うどんができるまで山頂での大展望を楽しむ。外はだいぶ気温が低い。
 うどんは、キノコ4種類、かぼちゃの天ぷら、油揚げ、ナルト、卵、ネギ・・・と具だくさんでボリューム満点
鍋割山登頂!   鍋割山荘名物「鍋焼きうどん」 熱々のうどんで、身も心も温まった。 
塔ノ岳へ    
 今日は天気もいいし、全員一致で塔ノ岳まで行くことにした。
 この鍋割山稜は、ブナ林が美しく、北側に檜洞丸や蛭ガ岳を見ながら歩ける気持のよい尾根道。
 今までほとんどはなかったが、結構積もっているところもあった。 途中大丸を過ぎたあたりの急な下りで、今年初のアイゼンを装着。
 金冷シを過ぎた辺りから、ぬかるんで田んぼの photo by S.T
 ようだった。 ブナ林のプロムナード   こんなに真っ白なところもあった
 
 檜洞丸や蛭ガ岳の稜線 塔ノ岳へ最後の急坂 塔ノ岳より鍋割山方面
  丹沢のシカ
 丹沢はシカが増えすぎ、木が枯れたり、いろいろな問題を引き起こしているようだ。でも、丹沢にきてシカに出会えると、なんだかうれしくなる。今日も塔ノ岳山頂と、大倉尾根の下りで合計4頭のシカを見た。
 塔ノ岳はぐるっと360度大展望。目の前には湘南海岸が開け、明るく開放的で人気の山なのもうなずける。すぐ後ろに控える丹沢山へはまだ行ったことがなく、そのうち行ってみたい。
 天気がよく長居をしたが、大倉尾根を下る。
塔ノ岳登頂!  立派な角のシカ (photo by kuma) 花立を過ぎ、 堀山の家まで急な階段が続く。
  ガスボンベを背負った強力
途中でガスボンベを背負った、Tシャツ、短パン姿の強力が、頭から湯気を出して登ってきた。こういう人がいてくれるから、私たちも高い山の上でもおいしい食事ができる。頭が下がる思いだ。
 山頂からちょうど1時間で、堀山の家へ着いた。アセロラジュースが何ともいえずおいしかった。
 さっきのボッカの人の写真が貼ってあり、3000回登頂記念と記してあった。すごい!
 二俣へ向け、急で歩きにくい杉林を下山。道が不明瞭で、テープだけが頼り。
 海に向かって大倉尾根を下る 二俣到着5時。皆無事下山。 杉林を下山
 長い行程で、展望もよく、予定より時間オーバーだった。明るいうちに下山できたが、やはりもう少し早い出発のほうが安心だ。
 娘たちが去年初めて登って「今まで行った山で、一番展望がよくいい山だった。」と言っていたが、丹沢は私も好きな山だ。季節を変えたり、何度行っても楽しめる。
 今回Sさんが怪我で不参加。いつも一緒の人が、一人欠けても淋しい。鍋焼きうどんを食べにまた行こう。