鋸 山(車力道)
-岸壁と眺望-
 2021/11/23(火)晴れ  
 コロナも収まり、久しぶりに友人達5人で少し遠出のハイキング。土、休日は新宿から館山まで直通の特急が出ているので、日帰りで十分可能だ。下山後は、新鮮な海の幸が楽しみだ。
鋸山から石を切り出した痕跡を見ながら登れる、車力道を歩くことにした。帰りは日本寺を見ながら保田に下る。
新宿  7:50発さざなみ1号 
浜金谷 9:40~45 
車力同分岐 9:55 
石切り場跡 11:00
鋸山山頂  11:30~40 
展望台  12:10~30 
日本寺北口  13:10 
地獄のぞき  13:30~45 
大仏  14:15~25 
保田  15:15~15:28発さざなみ2号
浜金谷駅 車力道、自然歩道分岐 スズメウリ
房総に来ると、木の種類が違う。南国風だ。
木々が沢山倒れている。2019年の台風の爪痕のようだ。
早くも石切り場跡がみられた。道は石が敷かれ、作業の跡が伺える。
石切り場跡 ヒヨドリジョウゴ
江戸末期から昭和の中頃、房州石が、建築材料に大量に切り出されていたそうだ。
石材の運搬は女性の仕事で、木製の荷車を背負って急斜面を登り、石を乗せた荷車にブレーキをかけながら降りる作業を一日3往復もするという、過酷な重労働だ。
荷車のブレーキの跡が残る 巨石の間を切った道
石段が続く 石切り場跡 さらに階段
日本寺との分岐に、巨大な石切り場があった。ここからさらに階段が続く。
石段は急で、両側に手すりがあるのでまだよいが、帰りのことを考えると怖い。 
岩の間から大文字草が見られた。
山頂への階段 大文字草
   
 鋸山 329m
山頂は思っていたより遠く、アップダウンを何回も繰り返す。
   地球が丸く見える展望台より(保田海岸)
  見晴がよいという展望台には、山頂に行ってきて寄り、お昼休憩した。 
富士山は見えなかったものの、東京湾越しに伊豆半島、大島、箱根方面の大パノラマが広がる。ぐるっと見渡すと、反対側には筑波山も見えた。
祝日でだいぶ混雑してきたので、早々に引き上げることにした。
 伊豆半島を望む 手前は金谷港  
     
 巨大石切り場跡  切通し
 日本寺  
 
 百尺観音(摩崖仏)
地獄のぞきは長蛇の行列で、あきらめた。   地獄のぞき
 護摩窟
 大仏(高さ30m 日本最大の石仏座像)  
   
 仁王門
表参道も急ではないが階段が多い。 
鋸山を見上げて  
良い天気に恵まれ、大展望の一日だった。ただ、鋸山を甘く見ていた。こんなに急な石段ばかりだったとは。それに休日のため、ファミリーや若者が多く、階段をすれ違うのも時間がかかった。私達は予定より1時間も多くかかってしまった。
保田駅に着いたが、辺りに海鮮のお店はどころか、何もない。予定していた「ばんや」には行く時間も体力もなくなり、楽しみにしていた海鮮料理はあきらめ、一本早い特急で帰路についた。 
久しぶりに海を見ながらのハイキングは気持ちよく、特急で行くミニ旅行も楽しいものだ。