能岳(542m)・八重山(530m)
-noudake/yaeyama-
  2012年02月27日(月)
行 程(4時間30分) 
八王子 8:43
高尾 9:01(JR大月行き)
上野原 9:19~9:26発(BS新井行き)
新井 9:40
能岳登山口 10:05
能岳 11:00~05
八重山 11:15~55
展望台 12:10~15
上野原中学WC 12:45~55
根本山登山口 13:00
根本山 13:30~40
上野原商店街 14:00~10(BS)
メンバー:凸凹女子会・・・4名  上野原 14:31
交通費:JR(八王子⇔上野原\400×2)+BS(240+150) 八王子 14:57
去年上野原駅で、『能岳・八重山』の手書きハイキング地図をもらい、いつか行ってみたいと思っていた。冬のこの時期、陽だまりの低山を歩くのはちょうどよい。
上野原は酒まんじゅうが名物と聞いていたので、甘いものには目がない私達は、下山後の楽しみもできた。
家を出るときは北風が冷たく、山はさぞかし寒いのではと、皆しっかり防寒対策をしてきた。
昨夜はこの辺り、雪が降ったそうで日影にはうっすらと積もっていた。
終点の新井バス停は2差路になっているが、右の道を進む。 
  終点の新井バス停   日本昔話のような要害山(中央)
途中に光電製作所を過ぎると、山風呂、向風のバス停があるが、新井より先はバスの便が朝1本あるのみ。
良い天気で、周り中の山々がくっきり見える。富士山には少し雲がかかっている。左側にまるで日本昔話に出てくるようなおにぎり型の山がぽこっとあった。あれが要害山だとあとでわかる。
20分ほど歩き橋を渡ると、すぐ右に登山口の標識がある。急坂を登る。  
杉林の中をジグザグに登っていく。
私達の前を年配のご夫婦が登っていた。年をとっても、寒いからと閉じこもっていないで、夫婦でゆっくり里山歩きなんていいな。いずれ私達もそうありたい。
登山口 尾根に出る
尾根に出ると、雪も薄っすらと積もっている。
北側を巻くように登っていくと、梢の間から北には笹尾根が、麓にはゴルフ場が見えた。
虎丸山の分岐からは、能岳への急坂が待っている。
笹尾根とゴルフ場 能岳への急登
能岳は、別名向風(むかぜ)山、能竹山とも言われている。
木々に囲まれているが、明るい。一休みし、次の八重山を目指す。
急坂を下ると、可愛い道祖神が置かれた能岳峠だった。
登り返すと、少し先の小高い所に、八重山の東屋が見える。 
能岳(向風山)542m 能岳峠(向風峠)の石仏
八重山は、低山ながらとても展望のよい山で、丹沢、道志、富士山方面、目の前には扇山、権現山の大きな山塊が広がる。
誰もいない山頂で、雄大な景色を眺めランチタイム。
八重山(530m)  三ツ峠方面
 沼津アルプスで買ってきたレモンを蜂蜜漬けにしてきた。温かいレモネードにしてほっと一息。
少し風が出てきた。富士山も雲に隠れてしまった。
能岳と違い、八重山は標識も立派で、登山道もよく整備されている。 
個人の寄贈で市民に開放された山で、その人の名前を取り八重山とついたそうだ。
八重山道標 展望台と鐘
道筋には、コウヤボウキが群生していた。こんな大きな群生地は見たことがない。 
八重山から10分ほどで、かっこいい展望台に着く。桜と星とモミジをイメージして造られ5角形の建物になっている。地図、花の写真、パノラマ写真と案内板も充実している。(市がだいぶ力を入れているようだ)
展望台から見る山々が近くなった。さっき休んだ八重山の東屋が小さく見える。丹沢は真っ白だ。 
しばらく山座同定を楽しみ、上野原中学に向かい下る。 
多種の桜の若木が植えられていた。春もよさそうな山だ。 
展望台より八重山を望む  展望台(扇山~権現山)
上野原市街(中央が中学) ジュウガツサクラ 右八王子・左山道
中学に下ると、唐申塚に右八王子、左山道と書いてあった。昔の甲州街道だったのか。
 暖房便座まであるきれいなトイレは、中学生が掃除しているそうだ。ありがたく使わせてもらった。
駐車場とトイレ 根本山へ分岐
中学校前の車道に出て、右へ行くか左へ行くか迷った。方向的には左かと思ったが、Jさんが調べた情報によると右のようだ。5分ほど下ると、左へ根本山の標識があった。
ここからの標識が注意していないと見落としてしまいそうになる。木の上や木の根本と、あっちこっちにある。上下、右左に目を凝らす。
お墓の脇や中を抜け、登っていく。
秋葉山への鳥居と階段が続いていたが、巻道を行くことにした。 
お墓脇の木に付いた道標 秋葉山への鳥居
   標識に従い、小山を上ってこの上かなと思うとはずれ、登ったり下ったりしながら、大きなタンクの横を過ぎる。
ハモニカを吹きながら登って来る人がいる。よく苦しくないものだ。「根本山はあと15分位ですよ 」
大タンク横を行く   根本山(322m) と教えてくれた。 
山頂らしくない広場が根本山だった。石塔、東屋、国旗掲揚台がある。
上野原の街まではすぐで、目当ての酒まんじゅう屋を探しながら旧甲州街道沿いを歩く。Sさんがチェックしてきたお店はもうなかった。上野原は酒まんじゅう店が多く、駅で貰ったパンフには6店あると載っていた。
歴史のある東山酒まんじゅう店に入った。ほかほかの酒まんじゅうをお店の前で食べ、お土産にも買った。鮭あん、みそあんもあったが、買った友人はいまいちだったとか。運よく来たバスで上野原駅へと向かった。
能岳・八重山が低山ながらこんなに展望のよい山だとは知らなかった。春先にでも、虎丸山経由でまた来たい。これからも近くの里山を探して、冬は低山陽だまりハイクを楽しもう。