北八ヶ岳(ニュウ)2252m
-kitayatsugatake(nyu)-
 2016/09/02(金)~03(土))晴れ  
今年の夏は、友人達や親戚との山行にも参加できなかった。目的がないと猛暑のせいにし、トレーニングもしなかった。こんな状態でちょっと不安だが、クマさんの体調も良さそうなので、まだ行ったことがなかった北八ヶ岳ニュウへ行くことにした。
二人でのんびり歩き、しらびそ小屋に1泊する予定だ。しらびそ小屋は小さいが、食事も美味しく、登山者の評判もよいので、一度泊まって見たかった。
中央高速を降りると、八ヶ岳が大きく見えてくる。台風が過ぎ、天気の心配はなさそうだ。
        9/2  八王子 6:00
須玉IC 7:30
稲子湯ゲートPK 8:35~50
林道出合  9:15~20 
白樺尾根分岐 11:40~50 
ニュウ 12:40~13:20
高見石分岐 14:30~40 
中山峠 14:55
しらびそ小屋 16:10到着
 9/3  しらびそ小屋 7:50出発 
こまどり沢  8:25 
宿泊:しらびそ小屋(\8300+個室料\3000)   メンバー:2名(k.y)  ゲートPK  9:10 
9月2日(金)晴れ
家から2時間半で稲子湯に到着。トイレを済ませ、2km先のミドリ池登山口の駐車場へと行く。広くはないが、平日なので余裕があった。
ここからは天狗赤岳白駒池ニュウ方面へ分かれる。
ミドリ池登山口駐車場(10台くらい駐車可) シャクナゲ尾根登山口
森の中へ 30分足らずで林道へ出る 林道を右へ進むと、シャクナゲ尾根入口
急坂を黙々と登る 時々テープや手作り標識 シャクナゲ多い
シャクナゲ尾根というだけあり、シャクナゲの木が多いが、花芽はほとんど見ない。来年は期待できそうもない。    歩くペースも違うので、30分に一度小休止、1時間に一度中休止を一緒に取る約束で登る。その間はお互いのペースで登ることにした。  
他に登山者はなく、クマ除けベルをつける。二人で離れてしまっても、ベルで知らせることもできる。  静かな森は、離れてもベルの音が届く。急用はベルを連続で鳴らそうと打ち合わせた。
   倒木ベンチで1時間後の中休止  
大シラビソ(頭上が少し明るくなった) 苔むす森 木の根の橋(間は深い穴)
大岩(まだ森は続く) タカネヒゴタイ やっと尾根に出た
やっと尾根に出た。太陽の光が入ると、イワオトギリタカネヒゴタイアキノキリンソウなどの花々も見られた。
今日最初の登山者に会う。もう少しで分岐だそうだ。ニュウは大展望、素晴らしい!とのこと。楽しみだ。 
イワオトギリ 白樺尾根分岐
明るいシラビソの森を登る キノコも多い 苔の絨毯
下って来る人が増え、皆口々に「大展望ですよ!」と教えてくれる。
白駒池分岐を過ぎ、もう少しで着くと思っていると、年配の男性に「あと1時間くらいかかる」と言われ、ガックリ。でも、そんなはずはないが??? 何か勘違い?
白駒池分岐 そこから15分でした。 ニュウ分岐
ニュウ(2352m) 
 
ニュウは、ぴょこんと出っ張った岩山だった。山頂は大パノラマ!360見渡せる。素晴らしい!
目の前には硫黄岳天狗岳富士山も雲の中から頭をのぞかせる。 
北側の原生林の中には白駒池だ。 
分岐から山頂まで5分登る 原生林の中に白駒池
陽射しは強いが、風が気持ちよくとても涼しい。よい時に登れて、よかった。
景色を眺めながら、しばしお弁当を楽しむ。 
ニュウ 硫黄岳・天狗岳
     
 ニュウを振り返る(中央の岩山) 硫黄岳・東天狗岳   縞枯れ現象
    ニュウから下ると、最初は歩きにくい岩だらけの道。徐々に高度を上げながら森の中へと入る。 
開けた展望地があったので、出てみることにした。硫黄天狗がだいぶ近くに見える。八ヶ岳特有の縞枯れ現象も見られる。 
ここの展望地は→  ↑あそこです 
  アクシデント
地図ではニュウから高見石分岐まで40分となっているが、なかなか着かない。  
平坦な道で、私が木の根か岩につまづき転んでしまった。後ろを歩いていたクマさんは青くなったそうだが、幸い打ち身と擦り傷だけですんだ。
 魔の2時台。一番事故が多いという時間帯だった。お互い気をつけて歩こうと行っていた矢先だった。大したことなくよかった。
コケモモ(実)    
高見石分岐に着いたのは、もう2時半になろうとしていた。30分ほど余計かかった。     
右手首を捻ったのか少し痛むが、歩くのに支障はなかった。 
    高見石分岐 硫黄岳・天狗岳近い 
  中山峠からは、いきなりの急な鎖場が2ヶ所あり緊張した。 
400mを一気に下るので、急坂が続いた。
昔作業に使ったのか、レールが残る道になると、まもなくしらびそ小屋だ。
 中山峠(2410m)   急下り 
     
 線路が残る道 しらびそ小屋  夕食 
赤岳日帰り スーパーマダム!
4時過ぎ私達がへとへとで小屋に着くと、休憩していた女性が出発して行った。その人は、朝5時頃小屋の前を通り、赤岳まで行き、帰りに小屋に寄ったそうだ。これから麓へ下り、一人で佐久まで運転して帰るのだそうだ。60代だそうだが、何と健脚な!!! もう何度もそのペースで歩いているそうだが、すごい人もいるものだ。(地図を見ると、赤岳まで登りだけでも8時間かかるのに・・・) 
 (ニュウ2)