入笠山(1959m)
-nyugasayama-
 
 日 程 2001.6.24(日)曇りのち雨のち晴れ 
 行 程 立川―八王子―富士見―沢入り登山口ースズラン小屋ー御所平峠ー入笠山ー御所平峠ー入笠湿原ーゴンドラ駅ー富士見スキー場ー富士見ー八王子―立川 
 メンバー kura.kishiko.junjun.yukky 
 Myバースデー山行
 私の誕生日を祝って、友人3人がスズランクリンソウが見頃の入笠山にバースデー山行を計画してくれた。

4人なのであずさ回数券を使うことにした。

 甲府を過ぎたあたりからが降り出し、レインウェアーを着ての山行になった。でも雨足は弱く、空は明るい。期待が持てそう。
 クリンソウは最近になって知った花で、桜草が何段にも重なって咲いているようだ
 草丈50センチくらいあり、ピンクの花が群生しているところは、緑の湿地帯の中で、ひときわ目を引く。
     クリンソウ
   入笠山は花の百名山になっているほど花が多い山だが、クリンソウは期待以上だった。
登山口から林道に出るまでの沢沿いに、突然現れたピンクの花の愛らしさと、華やかさには皆で歓声を上げてしまった。 
 御所平から山頂までは30分ほど急登が続く。まだ早いと言われたレンゲツツジも満開で小雨降る中オレンジ色が冴える。
 スズランも見られたがこのあたりは少ない。ズミは終わりで、白い花びらがたくさん落ちていた。
 満開のレンゲツツジ    
 名古屋から来たというハイキングツアーと重なり、狭い登山道は大渋滞。何しろバス8台、320名だというから驚き。
頂上は強風で、もちろん展望はなし。   ほとんど飲めない4人なのにクラが大きなボトルを持ってきて、ワインで乾杯し、数々(?)のご馳走と貴志子さんが崩さないように頑張って持ってきてくれた美味しいケーキにコーヒー

晴れていれば360度の大パノラマが見られたのに残念。でも雨は上がり、雲が少しずつ切れてきた。

 風をよけて山頂バースデーパーティー 順子さんは恒例の散らからないクラッカーまで持参。大自然の中でのパーティーは高級レストランにも負けない。みんなまたやってね!
   強風の入笠山頂  
私たちのパワーが雲を吹き飛ばしたかのように、下る頃には天気はどんどん回復し、八ヶ岳山麓が見え始めた。   

入笠湿原は一面のお花畑。クリンソウをはじめ、レンゲツツジアヤメスズランが咲き乱れていた。特にスズランは斜面を埋め尽くすほどだった。

 朝の天気がうそのように、すっかり晴れてお花畑の向こうは新緑のカラマツ林
     斜面いっぱいのスズラン
 

青い空に白い雲が浮かびすっかり夏空。湿原でしばらく遊びゴンドラ駅に着くと、東側の展望が開け甲斐駒鳳凰三山富士山までもが顔を出してくれた。

 順子さんが『鳳凰三山が秋にはおいでと呼んでいる』と言っていた。いつか行ってみたいものだ。もう少し山頂にいれば、今ごろ大パノラマが見えたかもしれないのに、ちょっと悔やまれる。ゴンドラは八ヶ岳に向け急降下。クリアに広がる山々。赤岳や横岳は雲の中だったが、この間行ってきたと思うと、ちょっと感慨に浸る。
 アヤメ    
 あずさの時間の関係で、温泉は無理だったが、代わりにおいしいソフトクリームを食べた。初めて誕生日を山で迎え、今年は思いで深いものになった。皆に感謝。