大室山1587m・加入道山1418m(山梨)
-ohmuroyama/kanyudoyama-
 
 2004年7月18日(日)
行 程:7時間20分
八王子7:00−道志の湯PK8:15・・・東屋(水)9:25・・・白石峠10:45・・・加入道山11:00〜11:40・・・前大室11:50・・・西の肩1:00・・・大室山1:10・・・西の肩1:30・・・加入道山14:30・・・東屋3:45・・・PK4:05
メンバー:クラ、yukky
温 泉:道志の湯(3時間300円)
 
 
 
 連日35度以上という猛暑が続く中、久しぶりにクラと二人で、山梨と神奈川の県境にある西丹沢の山へ出かけた。

カーナビで道志温泉を設定したのに、ずっと手前で音声案内は終了してしまった(道志温泉はほかにもあるのか?)。少し迷ってしまったが、人に聞いてなんとか道志温泉に到着。最近ナビを頼り切っているが、こんなこともあるので下調べは必要だ。

少し迷ってしまったが、人に聞いてなんとか道志温泉に到着。最近ナビを頼り切っているが、こんなこともあるので下調べは必要だ。

 鹿よけネットのついた林    
 道志温泉駐車場にトイレもある。その少し先に広い登山者用の駐車場があった。大型バスが停まっていると思ったら、50人近い登山者がストレッチをしていた。
 駐車場のすぐ先を右に折れると、登山道になる。雑木林の中に入ると少しひんやりする。
 丹沢周辺は鹿の被害が多いため、鹿除けネットがしてあったり、網が張ってあるところが多い。
 初めは緩やかに登るが、すぐにえぐられたような急登の道になる。無風状態で、汗がぽたぽた落ちる。あまりの暑さに加入道山までで引き返そうか?と話しながら歩いた。
 杉林を過ぎ、東屋がある水場まで来ると、いい風が吹き気持ちがよい。ブナの木が多くなってきた。  
 さきほどの団体さんは、24〜5名、2グループに分かれていて、追い越すのも大変だった。
 静岡の焼津からきた山の会のメンバーだそうだ。地図で見ると意外と近い。
 白石峠までは急登が続く。明るくなった尾根を登り、加入道山まではひと登り。  加入道山
 加入道山は展望はないが、風が爽やかで汗がすぐに引いた。私たちはここでランチタイムにした。   4〜5年前に来たことがあるが、その時は、ずっとガスっていて何も見えなかったので、全然わからない。 
 この先大室山までの尾根歩きは、とても気持ちの良い道だそうで楽しみだ。 団体さんは前大室の手前で引き返したので、明るく展望も良い尾根は静かでとてもよかった。やはり下界は暑くても、山の上は気持ちがいい。
   前大室への尾根  
   加入道山を過ぎた辺りから、トリカブトが見たこともないほど多い。ブナの森にはクマザサが茂るが、ここはトリカブトが茂っている。これだけ多いと咲いたら見事に違いない。咲く頃にまた見に来て見たい。
 アップダウンを繰り返し、大室山への最後の登りを過ぎると、左手に富士山が見えた。頭は雲の中だが、近いのでとても大きい。その手前右側は御正体山だった。富士山の右手奥には、南アルプスも見える。 
 富士山と御正体山(右手前)    
花は少なく、マルバタケブキ、シモツケソウ、終わりかけたバイケイソウくらいだった。     
木道を歩き、緩やかに登ると大室山西の肩に着く。 
 ここは西丹沢の犬越路方面からの道と合流する。  マルバタケブキ  シモツケソウ
 ベンチにザックを置いて山頂に行っている人がいるようで、私たちもそうすることにした。あまりの身軽さになんだか忘れ物をしたような気がした。(クラのザックは11〜12キロもあった)
   大室山もあまり展望はよくない。

すぐに西の肩まで引き返し、中休止。冷えたゼリーが美味しい。

 ボランティアの男性5〜6人がごみ拾いや、登山道の点検をしながら歩いていた。最近はマナーが良くなってきたので、比較的ごみは少ないそうだ。ごみの持ち帰りが浸透してきたようだ。よいことだ。年配の人ばかりだったが、とても感じの良い人たちだった。
 大室山  復路も同じコースを戻る。下界が近くなると気温が上がってくるのがわかる。
 連休の合間で混んでいたが、道志の湯でゆっくり汗を流した。家で暑い暑いと言っていても何も出来ないが、山は涼しくいい気持ちだった。やはり行ってよかった。