大持山(1294m)・小持山(1273m)
-bukosan/omochiyama/komochiyama-
2013/05/04(土)晴れのち曇り  
アカヤシオを見たいと武甲山から小持山、大持山まで縦走をすることにした。昨年同時期、同じコースを歩こうとして雨に降られ、武甲山までピストンし羊山公園に変更したのだった。 
Iさんが昨年のリベンジを果たそうと計画してくれた。残念なことに、一番楽しみにしていたSさんは急用のため参加できなかった。横瀬の駅前から予約してもらったタクシーに乗る。 
   八王子 6:59
横瀬 8:43~50(タクシー)
一の鳥居 9:05~10
不動の滝 9:40
神社下 10:55~11:05
シラジクボ 11:35
小持山  12:15~35 
大持山  13:15~25 
 妻坂峠 14:15~25 
名郷バス停  15:40~50発
 東飯能 16:50~17:19発 
タクシー横瀬→一の鳥居(¥1680)、BS名郷→東飯能(¥690)  メンバー:3名(i.j.k)  八王子 17:54
武甲山大賑わい
駐車場はすでに満車。道路にも長い縦列駐車が出来ていた。
ファミリーや若者グループも多く、さすが人気の山だ。 
一の鳥居駐車場 ヒトリシズカ
 今日はよい天気だが、午後から雷雨があるかもしれないとの予報。武甲山頂は皆何度も行っているので、パスし少しでも早く下山しようと決まった。
  不動の滝には、青竹のカップがあった。美味しい水でほっと一息。   
あまり休憩を取らず、ゆっくり登る。薄暗い森だが、ヒトリシズカが群生していた。 
大杉は、以前と変わらず森の王者の貫録でそびえ立つ。 
 不動の滝、水場   大杉 
大きな石が目立ち始めると武甲山頂は近い。ハシリドコロ、コガネネコノメの黄色い可愛い花も見られた。 
  Iさん一押しコース  
トイレがある広場で休憩し、武甲山頂はパスし急坂を小持山へと下る。
ショートカットするのに、途中からシラジクボに行く道もあるが、Iさんが『この下りは外せない』というおすすめコース。
 コバイケイソウ群落の武甲山肩    小持山へ向かう
     
フモトスミレ  フデリンドウ  ニリンソウ 
なるほど、正面に小持山を望め、日当たり抜群の斜面は花も多い。     
二リンソウ、スミレ、フデリンドウ・・・小さな花のお花畑だ。フモトスミレ(たぶん)を見つけた。
萌黄色のカラマツの間から両神山のギザギザの山頂も望めた。 
   芽吹きのカラマツ林とヤマザクラ  最後の岩場を越える
    小持山
シラジクボの鞍部に下り、また小持山へと登る。振り返ると、武甲山が傷つかない美しい姿を現す。反対側から見る姿とは、違う山のようだ。 
岩場を乗り越えると、ちらほらとアカヤシオが見られ始めた。 
 武甲山とアカヤシオ 小持山(1273m)   
  Iさんはアカヤシオで満開の時を知っているので、少ないと言うが、私達は見られただけで満足。  
でもよく見ると、蕾のまま枯れていたり、茶色くなっているものもある。4月の降雪と低温の影響らしい。 
アカヤシオ     丹沢方面とアカヤシオ
狭い山頂で、邪魔にならないようにお弁当を広げる。目の前には武甲山アカヤシオ。ビューポイントだ。さすがに武甲山から先は訪れる人も減り静かだ。 
 大持山    
岩がちな急坂を下り、いくつか岩場を越えると 、南面の展望のよい場所があった。丹沢方面、これから行く大持山が望めた。
アカヤシオも右に左に濃いピンク色が目立つようになった。 
   大持山 岩場 
  不思議とアカヤシオ大持山までで終わりだった。   
大持山到着は、武甲山頂を踏まなかったので、 予定より30分程早い。
時々元気なカタクリが見られた。 
 大持山(1294m)   私達のような元気なカタクリ三人娘?? 
    妻坂峠と鳥首峠分岐はロケーションのよいところ。しばし展望を楽しみ、左へ進む。 
妻坂峠まではザレた急坂が続く。雨上がり、雪や霜解けの頃は滑って大変だそうだ。慣れない人には、きつい下りだ。 
 妻坂峠分岐  向かいは武川岳 向かいには武川岳が見えてきた。 
     
 妻坂峠(839m) 新緑の中に武甲山   妻坂峠
50分下り妻坂峠到着。ここから一の鳥居、武川岳、名郷へ下る人と分かれる。私達は名郷へと下る。 
    ここからは杉林の中をジグザグに下って行く。 
民家の跡か、石垣やお墓が残っていた。 
この後まだ林道歩きが1時間近くある。岩陰にワチガイソウの白い花を見つけた。 
 石垣残る杉林の下り ワチガイソウ   
沢が近くなると、賑やかになってきた。GWでキャンプをしている人たちが大勢いる。いろいろなテントを張り、焚火の煙が上がる。こちらも楽しそうだ。     
豊富な水場があった。美味しい水で、ペットボトルに汲んで帰る。 
   水場 キャンプ地 
私は3年前にも同コースを歩いたが、岩場がもっと大変だった気がする。今回歩いてみると、それほど怖い所もなくほっとした。
天気が急変する心配があったが、ずっと爽やかなよい天気に恵まれた。少ないとはいえアカヤシオも見られたし、久しぶりに訪ねた奥武蔵は楽しい山行になった。