御嶽山(中央アルプス)3067m
-ontakesan-
2008/09/13-14
独立峰の霊山
ヒュッテでおにぎり弁当を作ってもらい、8時始発のロープウェイに合わせ、鹿ノ瀬駅へ向かった。車で約20分。
この辺りは冬はスキー場になるため、ゲレンデになっていた。今は赤ソバの花が真っ盛り。
7合目の天気は気温12度との表示が出ていた。動き始めたロープウェイで15分標高2200mの飯森高原駅に着く。(往復\2400)
7合目の小屋(お餅が名物)までは10分。 ロープウェイを降りると、ソバ畑が広がる 7合目(一ノ又行場山荘)
golden pigs VS silver bears
今回初めてこのメンバーでの山歩きが実現した。GP三人は、去年富士登山登頂を果たしてから、だいぶ山に目覚め、力をつけてきた。そして、これが、間違いなく2つ目の百名山になる。
8合目までは、シラビソの森で、階段が続く。若者達のペースは速く、私達は遅れ気味。
雲に覆われていた景色も、8合目辺りから雲を抜け出たようで青空が見え、連なる頂きが見えてきた。
8合目より この辺りから森林限界になる。 信仰の山らしい仏像が並ぶ(8合目)
時々登山者に混じって、白装束の人が登っていく。そして、宗教的建造物の前で、祈祷していた。
その昔は、8合目より上には女性は行かれなかったそうで、ここに建つ小屋は女人堂という。
ナナカマドは赤い実をつけ、辺りの景色も少し色づき始めていた。
ハイマツなどの低木を分けるように、山頂に向かって登山道が伸びている。急登が続く。
golden pigs(鐘のあるところにて) コケモモ GPの3人が、9合目の鳥居のところで待っていた。
あの上が頂上?(9合目でした) 白骨樹が多く見られた 9合目まであと一息
9合目の山小屋(覚明堂)は、夏シーズンに訪れる信仰登山者だけに開かれるそうで、閉まっていた。気温は低く、風もあり、休んでいると寒くなった。
もう、植物はほとんど見られず、歩きにくいガレ場になった。傾斜がきつく、時々立ち止まっては呼吸を整える。
9合目のすぐ上のの頂きが、山頂かと思ったら、まだまだ先だった。あと、30分の表示。
3000mの山頂とは思えない立派な階段を登り、
やっと到着。こんな山の上に、すごい階段を作ったものだ。
左上のこぶのような所が剣ヶ峰山頂 山頂直下の階段
剣ヶ峰登頂!
先に着いた3人と一緒に、記念撮影。それにしてもよい天気になった。雲は多いが、山頂は思ったほど寒くなく、展望もよかった。乗鞍岳が、雲の間から顔を見せた。すぐ下には、日本最高所(2905m)にあるエメラルドグリーンの二ノ池が見える。
きつい登りだったが、ダイナミックな展望は素晴らしい。
山頂はあまり広くないので、少し下ったところで、お弁当を広げた。
山頂より二ノ池を望む
剣ヶ峰(3067m)山頂 ヤッター! ペンションのから揚げとおにぎり弁当は、美味しい。コーヒーを沸かし、ゆっくり山頂の雰囲気を味わう。
クマさんが下りは、二ノ池三ノ池と周るコースにしようと、登る前は言っていたが、時間と体力の関係で来た道を戻ることにした。ただ、山頂から見た二ノ池があまりにきれいだったので、少し遠回りをして、近くまで行ってみることにした。
二ノ池は深いエメラルドグリーンで、近づいても透明度は高く、神秘的な池だった。小さくはなっていたが、万年雪も残っていた。
二ノ池(後方は万年雪) 乗鞍岳
GPの三人は下りも、ペースが速く、飛ぶように降りていく。 silver bearsはgolden pigsに完敗だった。思ったよりきつい山だったけど、楽しく歩けた。娘夫婦と一緒に歩けるなんて思ってもみなかったが、又このメンバーで歩けるように、私達もトレーニングを積まなくては・・・。
下りには、雲がかかっていた乗鞍岳木曽駒ヶ岳も姿を見せた。私は以前、乗鞍に登ったとき、目の前に見えた山を”富士山”と言って、周りの人に笑われたが、やっと位置関係もよくわかった。
でも今回は、急遽行き先変更をして、天気に恵まれ正解だった。ふもとの木曽温泉で汗を流して帰路に着いた。
今回私のカメラ(canon ixy digital)の調子が悪く、画像の色が悪く、横線が入ってしまったりしたものもある。お見苦しくてすみません。