大塚山・城山 (奥多摩)920m
-otsukayama/zyoyama-
  2010年4月8日(木)
行 程(6時間30分)
八王子 7:00
鳩ノ巣PK 8:15~25
寸庭橋 8:50
小さな橋 9:00
金毘羅神社 9:30~40
広沢山 10:55
大塚山 11:25~55
ビジターセンター 12:10
大楢峠 13:05
上坂分岐 13:20
城 山 13:40~50
 鳩ノ巣PK 14:55 
 メンバー  
   
 メンバー クマ・てくてく
鉄五郎新道
イワウチワの群生地があると知り、今回、初めて地図に破線も引いてない道を歩くことにしました。
 ネット情報によると、鉄五郎新道と呼ばれ、最近はよく歩かれているようです。
鳩ノ巣駐車場 寸庭橋
 車を鳩ノ巣の駐車場に停め、廻ってくることにしました。電車のときは古里(こり)駅が近いようです。
古里方面に戻り、寸庭橋を渡ると、すぐに階段があるので、そこを上ると寸庭集落に出ます。
ちょうど階段を下りてきた地元の人が、詳しく教えてくれました。ちょうどイワウチワも見頃とのこと。楽しみです。
 付きあたりに火の見やぐらがあるので、右折します。
橋を渡った目の前の階段を上る 寸庭川にかかる小さな橋を渡る あとは、道なりです。
 民家の庭先を過ぎると、苔むした小さな橋を渡ります。
 30分ほどで金毘羅神社がありました。ちょうど、10人ほどのグループが出発するところだったので、私達は一休みして、祠のあるところまで登ってみました。北面が開けていて、ミツバツツジが咲き始めていました。ヒカゲツツジもあるそうですが、まだ花は見当たりません。 
 眼下は切れ落ち、越沢(こいさわ)バットレスという、ロッククライミングの練習場になっています。
     
 杉林の急登  金毘羅神社 ミツバツツジ 
 ここからは、一気に急坂です。少し登ったところで、早くもイワウチワ発見!もう少し登っていくと、咲いています咲いています。高さ10センチくらいのかわいい薄ピンク色の花が、少しうつむき加減に咲いています。写真を撮るには急坂だと好都合です。木漏れ日の岩場の崖のところに群生しています。。
 そして、広沢山までの間がイワウチワの群生地で、3ヶ所くらいありました。
 可憐な天使のような花で、蕾も少し濃いピンクでとても愛らしい。今まで、少しは見たことはあるのですが、こんなに多く咲いているのは初めて見ました。そのたびに写真を撮りまくり、なかなか前に進めません。
イワウチワ(画像クリックで拡大します)
 スプリング・エフェメラル
 別名春のはかない花春の妖精。春先に花をつけ、夏まで葉をつけ、あとの季節は地面の下で過ごす草花を、総してスプリングエフェメラルというそうです。 
カタクリ、ニリンソウ、エゾエンゴサク、イワウチワ、ショウジョウバカマなどがその仲間です。  
1時間以上ずっと急坂が続きます。 急坂が続く 広沢山848m
やっと広沢山に着きました。
杉林に囲まれあまり眺望はありません。杉の木に広沢山の標識がくくりつけてありました。 
 大塚山までは、傾斜が緩やかになりました。
 電波塔の脇を上ると、鋸山、御前山方面がよく見えます。
 大塚山はあずまやもあり、ベンチやテーブルもたくさんある広い山頂なので、ランチにしました。(今日のお弁当は、おいなりさんと若竹煮です)
鋸山・御前山
大塚山を後に、下って行くと、前方には鍋割山御岳山が望めます。
その先の 富士峰公園の土手には、カタクリもたくさん見られました。
 下山は大楢峠から城山経由で、鳩ノ巣に下ろうと考えています。
広い大塚山頂     御岳山(左)・鍋割山(右)
 
 カタクリ  大塚山の左手に電波塔が見える ハナネコノメ (画像クリックで拡大)
 大楢峠から城山へ
 大楢峠に向かう途中に、とても小さな愛らしい花が咲いていました。これが、初めて見るハナネコノメでした。
 大楢峠は、4差路になっていて、右は越沢へ、左は海沢、真ん中の道が上坂・奥多摩方面への標識があります。
 真ん中の道だけは、まだ行ったことがないので、途中から地図には線が引いてないこのルートを行くことにしました。
   大楢峠 城山分岐 
 20分ほどで城山分岐。さらに20分ほど急坂を上ると、城山山頂で、杉に囲まれて展望はありません。。
   城山までは、わかりやすい道でしたが、下山路は、鉄塔のところから、急に分かりにくい、あまり歩かれていない急な下りになりました。
 今度は、右へずっと水平に進む道です。全く高度が下がりません。出会う人も全くいません。(不安です)
  時々東京電力の黄色い棒が立っているので、目安にはなりました。
 城山759m わかりにくい下山路   
 城山にもイワウチワ
やっと尾根道に出たら、イワウチワが咲いていました。ネット情報で、城山にもイワウチワが咲いていると書いてありまいしたが、本当でした。 
大塚山程ではありませんが、たくさん咲いています。 二つの山で見られ、大感激です。 
 イワウチワ 
後半は、道もわかりやすく、麓もだんだん近付いてきます。
 登山口には立派な標識もありましたが、反対に、こちらから登ったら、とてもわかりにくい気がします。道なりに進むと、雲仙橋を渡り、鳩ノ巣駅のすぐ近くに出ました。
   
 東京電力の標識 城山登山口   雲仙橋
初めて地図に線も引いていない道を歩いてみて、やはり簡単ではないということがよくわかりました。わずかなテープと、踏み跡を頼りにするくらいで、わかりにくところが多いようです。でも、あまり歩かれていない道を歩くのは、ちょっとワクワクします。