①白馬岳(2932m)北アルプス
-shiroumadake-
2009/08/22-25 
  日程 平成21年8月22日(土)~25日(火) 
1日目 八王子9:30-松本1:30-猿倉15:45-白馬ペンション16:30
2日目 栂池高原駅7:30-栂池自然園8:30・・・天狗原10:15~25・・・雪田11:10・・・乗鞍岳11:30~45・・・白馬大池山荘12:15
3日目 白馬大池山荘4:40・・・小蓮華山6:45・・・三国境7:30・・・白馬岳8:20~40・・・白馬山荘8:50~10」:00・・・杓子岳分岐11:20・・・槍ヶ岳12:25~35・・・鑓温泉分岐12:55・・・大出原14:00~10・・・鑓温泉小屋15:10
4日目 鑓温泉小屋5:15・・・杓子沢6:20・・・小日向のコル7:25~30・・・登山口9:15・・・猿倉9:30-倉下の湯-白馬駅13:30(解散)
メンバー  yuko(L),chizu,charlie,mako,misa,kuma,yukky(7名) 
宿泊  ペンションラスティック(7500円)・白馬大池山荘(9000円)・鑓温泉小屋(9000円)
 charlieの100名山踏破記念山行 
毎年夏に行われる親戚山行だが、今回はcharlieの、100名山踏破記念山行になった。最後に皆で登れるようにと100座目に白馬岳を残しておいてくれた。
 今回の参加者はtakkunのドタキャンがあったりで、7名になった。山頂でお祝いをしようと、皆、嗜好を凝らしていた。
 
 コースは、栂池より、白馬大池から白馬岳杓子岳白馬鑓ヶ岳を経て、白馬鑓温泉へと辿る。大雪渓は、この時期危険が多いとの判断で、このコースに決まった。
 
私たちはマイカーで出発し、白馬のペンションに前泊することにした。土曜日でETC1000円なので、混雑は予想されたが、松本駅でtamiさんとの待ち合わせに30分も遅れてしまった。
 
 猿倉に車を停め、運よく客待ちのタクシーがあったので、ペンションに向かった。
 ラスティックは、5年前に白馬岳に登った時利用したペンションで、食事がおいしいのと、オーナー夫婦の人柄にひかれ、今回も泊まることにした。今回はtamiさん姉妹は山には登らず、白馬観光をするので、同じペンションに宿泊することになった。
 8月23日(日)    
栂池のロープウェイ乗り場に7時半に集合した。
 ゴンドラリフトと、パノラマウェイを乗り継いで30分ほどで標高差1000mを一気に登ってしまう。 
よい天気なのでゴンドラからは、北アルプス、火打、妙高、八ヶ岳、南アルプス も一望のもとだ。
   栂池ロープウェイ  白馬三山(ロープウェイより)
  涼しい~  
  自然園に着くと、寒いくらいだった。
 栂池自然園で散策するメンバーと別れ、登山道へと入る。
 しばらくは緩やかに登っていく。早くも道端には、リンドウオニシオガマヤナギランアキノキリンソウなど見られた。
 今日は標高差545m、時間にしても4時間くらいの行程なので余裕がある。 
 栂池自然園    登山道へ
    傾斜がきつくなると、ブナのうっそうとした樹林帯のジグザグ登りになる。チシマザサの群生を過ぎると、休憩にちょうど良いベンチがあった。
 ところどころぬかるんだ斜面を横切る。きつく単調な登りだが、後ろを振り返ると展望が開けているので、気分転換になる。
気温が低いので、歩いていても爽やかで、とっとも気持ちがいい。 
 八ヶ岳  雪渓が見えてきた  
 大展望    
 中ノ原は、岩がごろごろした平らな展望のよいところだった。 
後立山連峰が見渡せる。3年前に登った鹿島槍ヶ岳は、双耳峰なのでわかりやすい。 
 ダケカンバとオオシラビソの草原状の登りを過ぎると、天狗原(てんぐっぱら)へ着く。
   中ノ原  鹿島槍ヶ岳(中央左の双耳峰)
   木道を行くと、休憩場所がある。周辺は大小の地塘が点在する。  
 オオシラビソ(あおもりとどまつ、つがともいう)は、今年は20年ぶりとかで、大きなマツボックリのようなをたくさんつけていた。
 ナナカマドやダケカンバの林をぬけて登る。
 天狗原(てんぐっぱら)    大きな実がついたオオシラビソ
 雪渓と青い空    
 高度が増すごとに、快晴になる。真っ青な空に、たなびく雲は秋の気配。 
 今年は雪渓が遅くまで残っているようで、中央にロープがつけられてあった。登りはガッガッと足元を確認しながら登れば、滑ることもなかった。
    雪渓を渡る
     
 ナナカマドやダケカンバの登り  雪渓を見ながら登る 広く岩だらけの頂稜
雪渓を超え、一登りで、平坦で広~い岩がゴロゴロの所に出た。     神秘の大池
 眼下に鏡のように静かで、青い白馬大池が見えた。皆、あまりの美しさに、カメラや、携帯で写真を撮りまくった。
 白馬大池は周囲2キロの高山湖で、神秘的な雰囲気が漂う。
 5分ほどで、コンクリート製のケルンがある、乗鞍岳に着く。ここは、視界が悪いときは、迷いやすい場所だそうだ。
 今日は、特徴のある、白馬岳山頂もよく見えた。 向かいには、ハート型に雪渓が残っていた。 
   乗鞍岳(2437m)  
     湖畔の斜面をトラバースして、ハイマツやシャクナゲの中を、岩づたいに下る。
今夜の宿、白馬大池山荘の赤い屋根が近づく。
 到着は12時過ぎ。
  白馬大池  ハート形の雪渓
シャンパンで前祝い  
  今日の行程は短いので、宿泊手続きを済ませ、たっぷり時間がある。外に出て、ペンションで作ってもらったおにぎり弁当を食べた。
 yukoさんは、立派なシャンパンをザックに忍ばせてきた。それとお手製のチキンハムと、ピクルスは絶品。重いからと、ここで前祝いすることになった。私は、アルコールに弱いが、すっきりと爽やかなシャンパンはおいしい。
 飲める人は、そのままビールを注文し、宴会が続いた。
 池の周りを散策すると、どこまでも続くお花畑
 穂になったチングルマが、大群落を作っていた。  シャンパンで前祝い
   まだ、咲き残っているノハナショウブハクサンコザクラも、雪渓の近くに群生していた。  
   ☆☆☆夕食後、窓から宵の明星の木星が、光り輝いていた。外に出てみると、満天の星空。ちょうど、夜空を見上げていた男性が、いろいろ説明してくれた。天の川もうっすら見えた。☆☆☆
花畑   夕食(カツカレー)  チングルマ(果穂)
   白馬の花はこちら   photo by yukky/yuko/kuma