太鼓曲輪尾根421m
-taikokuruwaone-
 2015/09/16(水)曇り  
太鼓曲輪尾根とは、八王子城山の南の尾根筋に築かれた八王子城の外郭である。御主殿などを防衛すると同時に、南側から迫る敵に対する物見兼障壁として機能していたそうだ。
山城であったため、堀の代わりに土塁のような地形を利用し、人口のキレットを造ったと思えばわかりやすいかもしれない。今日は歴史を感じながら歩いてみよう。 
岩盤を削り抜いた豪快な大堀切が5ヶ所ある。小さいものでも深さ8m、最大となる第三堀切は20m近い巨大なものだった。
           高尾駅北口 9:02発BS
宮ノ前 9:06
中宿橋  9:30 
片堀切 10:15 
城山分岐 10:25
第二堀切 10:30 
第三堀切 10:35
第四堀切 10:45 
第五堀切 10:55 
一般道分岐 11:20 
地蔵平  11:45~12:20 
小仏関跡  12:50(駒木野庭園散策) 
   メンバー:2名(j.y) 高尾駅北口  13:30 
入口で迷う  
宮ノ前で下車し、八百屋さんの脇を入る。しばらくは御霊谷川に沿って歩く。
庭先で♪栗を売っていた。200円と格安でつい買ってしまった。 
あらっ?神社まで来てしまった。
栗(\200)  御霊谷川(みたまやがわ)に沿って歩く
やはり行き過ぎたか?近所の人に聞いてもわからなかった。戻ろう。
そういえば、川から離れてすぐに竹林があった。 
入口に標識はなく、大きな梅の木を目印にしていたが、花が咲いていないとわかりにくい。あった!
民家の向こうが目指す尾根 大きな梅の木 ここだ!
梅の木の奥の竹林に踏み跡。竹が倒れていてわかりにくいが、ここのようだ。少し登ると、中宿橋があり、中央高速を越える。
橋を渡ると、右へ行く。テープがあり笹薮の道になる。やれやれ、やっと尾根道になった。 
中宿橋(中央高速を渡る) 笹薮を行く
入口があんなに分かりにくかったのに、尾根に乗るとよい道で歩きやすい。
最初のピークを過ぎると崖があり、ここが片堀切だったのか?標識もないのでわからなかったが、あとで考えると第一堀切だったようだ。 
尾根道を行く 八王子城山分岐
それにしてもキノコが多い。名前はよくわからないが、ホウキタケや、シロオニタケ、タマゴタケなどたくさんあった。
少し下ると城山分岐で、そのまま行くと城山へ行ってしまう。ここは登り返す。すぐ第二堀切に着く。 
第二堀切 ロープがある下り
第三堀切だけは木に表示がついていたが、きっとレクチャーでもやった時のもののようで、紙をビニールで覆ったものだった。
ここは第二より規模が大きい。石がごろごろしていた。  
第三堀切表示 第三堀切
杉林の間から八王子城山が見える。
堀は深く、上り下りが結構大変だった。
第四堀切は、大きなモミの木が目印。石積み跡も残り、割ったような石のかけらが散らばっていた。
大きなモミの木 石垣のかけら
急下り  第五堀切  コウヤボウキ 
雄大な第五堀切を登ると、尾根は急になり明るくなった。     
霞んでいるが、都心や横浜のビル群も見える。 
一登りで一般道へ合流する。今日はこのまま小仏関跡へ下る。
   都心展望 一般道へ合流
  地蔵平のお地蔵さまの前で、お昼休憩にした。  
麓に着くと、ヒガンバナがきれいに咲いていた。 
太鼓曲輪尾根は以前から気になっていたが、ルートがわかりずらいようでずっと敬遠していた。今年買った詳細地図に、実線で載ったのでチャレンジしてみることにした。知らない道を地図を見ながら歩くのも楽しいものだ。 
尾根がとてもよい道なので、入口さえ分かれば何の問題もない。歴史ある道なので、標識でも付けてほしい。 
麓に下り、途中の駒木野庭園に立寄って見た。大正時代の建物に、立派な庭園でよい所だった。
この日見かけたキノコ
ホウキタケ シロオニタケ
     
 タマゴタケ    ユキラッパタケ
     
 ? ?   フクロツチガキ
 太鼓曲尾根②