高松山(丹沢)(801m)
-takamatsuyama-
  2013年03月03日(日)
行 程(5時間) 
八王子 6:42
町田 7:19
新松田 8:00~8:25(BS西丹沢行き)
高松山登山口 8:40
林道出合 9:50
ビリ堂 10:10~20
高松山 10:50~11:25
虫沢橋 12:40
寄バス停 13:30~14:40(寄ロウバイ園)
新松田 15:10~15:15発
八王子 16:30
 BS:新松田→高松山登山口(280)+寄→新松田(510) メンバー 凸凹山の会・・・3名+1
少し遅いかもしれないが、寄(やどりぎ)ロウバイ園があるとの情報をSさんが見つけ、高松山陽だまりハイキングを計画してくれた。
当日の朝、Jさんが急用が出来て来られなくなった。今年はいろいろなことが重なり、久々の山歩きを楽しみにしていたのに残念だ。
新松田で、西丹沢自然教室行きのバスは満員で出発した。
小高い丘の上には、この時期河津桜が満開のはずだが、今年は寒かったからかまだほとんど咲いていない。
面白い名前
高松山入口で降り、標識に沿って尺里川を渡り、東名高速をくぐるとトイレがあった。
それにしても、尺里(ひさり)峠ビリ堂寄(やどりぎ)など面白い名前が多い。
高松山入口バス停 高速道路下の標識
梅・菜の花満開
途中から農道になり、ミカン畑、梅林が多い。傾斜地なので、作業用のモノレールが敷かれていた。
寒かった冬も終わり、やっと菜の花が満開になった。風もなく暑いくらいだ。 
満開の梅と菜の花 林道渡り山道へ 農道から離れ、山道に入る。
ビリ堂に水道が?
1時間半ほどで、ビリ堂に着いた。馬の頭をつけた馬頭観音が立ち、水道の蛇口がある。水質検査済みの湧水を引いているそうで、美味しい水だった。ペットボトルに汲んだ。
今日はひな祭り。
登る 桜餅を食べながらティータイム。 ビリ堂
ビリ堂とは、一番最後(ビリ)にある観音堂のため、そう呼ばれていると書いてあった。 
このハイキングコースは、花女郎(はなじょろ)道と言われ、この辺りの集落へ行きかう花嫁が通った道だそうだ。田中澄江さんの花の百名山にもなるほど、花も多く見られるらしい。 
時々箱根の山々や相模湾が見える。ちょっと靄っていてあまりはっきりしない。
ここからは植林の急坂になるが、荒れて崩れかけた所もある。えぐれたような道は、シモバシラでザクザクだった。
崩れかけた道 はなじょろ道・ビリ堂・高松山分岐
尾根に出ると、左はなじょろ道、右高松山の標識があった。ここから山頂までアブラチャンの林が続く。咲いた所も見てみたい。
一登りで高松山に着く。草地の広い山頂は大展望で気持ちのよい所だ。
アブラチャンの林(山頂に向けて) 高松山(801m)
高松山(801m)
今朝は富士山もよく見えていたのに、雲が多くなってきてしまった。お隣には去年登った大野山も見える。箱根の山や海は霞んでしまった。
風が冷たく、さすがのシャベイさんもダウンを着こみお弁当にした。
高松山 山頂でくつろぐ人々 人がどんどん増えてきた。
下山は男坂、女坂とあるが、どちらでも同じだというので、女坂を下る。下りきると、広く明るい道になった。
虫沢古道を守る会が作った、新しい標識が見られる。
広い道 虫沢古道
サプライズ
左側の森の中はミツマタが沢山蕾をつけていた。開花はもう少し先か。 
下っていると、日当たりのよい木に寄りかかり休んでいる人がいた。「こんにちわ~」と通り過ぎようとすると、なんと!Tさんだった。 
ミツマタ 作業道を下る
今回は丹沢なのに参加出来ないのかと思っていたら、こんな所で待ち伏せして私達を驚かそうと思ったようだ。びっくりした!ここからは、Tさんの案内で進む。
私達はこの先尺里峠へ出て、林道歩きと思っていたが、この辺りを知り尽くしたTさんに導かれ、森の中の作業道へとショートカット。
茶畑が広がり、ゆずの実が鈴なりの虫沢集落へ出た。
茶畑と虫沢集落 虫沢橋、はなじょろ道案内
虫沢橋の所で、はなじょろ道の案内板があった。ここからはなじょろ道を歩き、高松山へ行くルートもあった。今度歩くときはここもよさそうだ。 山北町の人達が、古道保存を進めているようだ。
中津川に沿って、までてくてく歩く。これが見えているのに、遠くて50分程かかった。  
寄ロウバイ園
バスの時間を確認し、小高いロウバイ園へと向かう。やはり花は遅く、茶色がかっていたり、だいぶ散ってしまっていた。
それでも訪れる人もちらほらいる。よい香りのする園内で、お茶をしながらバスの時間まで過ごす。
寄ロウバイ園
から鍋割山へのルートもあり、大倉から行く長い林道歩きよりずっといいとTさんが言っていた。 
帰りのバスで一緒だった4人さんは、高松山~シダンゴ山~宮地山と歩いてきたそうだ。まだまだ知らない丹沢が沢山あり、少しずつ歩いてみたい。