高尾山(599m)~花探し2~
-takaosan-
 2013/06/14(土)晴れ  
梅雨時の、高尾山は珍しい花に出逢うことができる。去年は初めてムヨウランを見ることが出来た。今回はその時蕾だったウメガサソウを求め、再び花探し隊出動。
今日は午後から文学散歩の会が恩方方面であるので、その前に早朝歩きをすることにした。今週末は梅雨の中休みとか、よい天気になった。この時期で、くっきり富士山が見えたのは珍しい。
3号路を行くが、目ぼしい花がない。今日はカラ振りか?
ギンリョウソウは他の山ではよく見かけるが、高尾山で見るのは初めてかもしれない。 
週末だが、早朝は空いているし、空気が爽やかで気持ちいい。
クサイチゴ ギンリョウソウ
私達はその植物の生態系も知らず、ただ歩きながら見つけようとしているが、詳しい人は、生息場所に検討をつけ見ていると、見つかるそうだ。何事も勉強が必要だ。 
今年も会えた!
去年出会った所に、今年も見られたムヨウラン。もう終盤だったが、見ることが出来うれしい。 
ムヨウラン
ウメガサソウ初対面!
  斜面に向かって立派なカメラを構えている人がいた。もしかして? 
やっぱりウメガサソウでした。小さいがすくっとした立ち姿は美しい。
清楚な白い花びらは、梅の花に似ているが、ややうつむき加減に咲くので、ウメガサソウというそうだ。 
なかなかよい状態で見られることは珍しいというが、今回狙ってきたので、ぴったり見頃の時期だった。
でもそのカメラマンがいなかったら、見つけられなかったかもしれない。そして、その方にイチヤクソウが咲いている場所まで教えてもらった。感謝です。
少し戻ると、大きな木の下にたった1本ありました。 イチヤクソウ
さっき歩いてきたときは、誰も気がつかなった。 
これも10~15センチくらいで、白い小さな花が下を向いて咲いていた。イチヤクソウは一薬草と書き、薬用になったそうだ。
シロバナはは比較的単独で生えるが、ベニバナイチヤクソウは大群落をつくる。この間毛木平でも大群落を見てきたばかりだ。 
ウリノキ ヤブムラサキ ギンレイカ
下山途中でみた小さな紫色の花は、ヤブムラサキでムラサキシキブに似ているが、萼その他に毛が多く、実の数は少ないそうだ。
この時期の花は、色も目立たず控え目で小さく、見つけにくい。まだ探せなかった花もあるが、次回の楽しみにしよう。
   photo by s 
高尾山花探し①  午後の文学散歩⑧