御前山484m高柄山733m(山梨)
-gozenyama/takatsukayama-
   山行日 平成23年1月11日(火) 
行  程(6時間) 
八王子 6:50
高尾駅(JR) 7:27発
上野原駅 7:50~55
墓地 8:20
御前山 8:50~9:00
新矢ノ根峠 10:10~20
高柄山 11:10~40
千足峠 11:50
大丸 12:30
川合峠 13:20
 四方津駅 13:45~13:58発 
メンバー:クマ、てくてく    高尾駅 14:20 
中央線の南に連なる稜線は、駅から駅に歩け、エスケープルートも多彩で便利なコースだ。
 以前クマさんが、倉岳から御前山まで歩こうとして、あまりの暑さに途中で断念している。予想以上にアップダウンが多いので、あまり暑いときは向かないようだ。
今回、その続きを歩いてみたいと、四方津から上野原に歩くコースを計画した。 調べてみると、御前山の上り下りが、相当きついということなので、前夜、逆コースに変更することにした。 
一番寒い朝
今朝は今年一番の冷え込み、東京は最高気温が6度の予報。高尾駅はマイナス3度だった。
こんな日に早起きして、高尾山にでもしておけばよかったかと、気持ちがぐらつく。
桂橋から見る御前山 やっとあった標識
ダウンパーカー、手袋、ネックウォーマーと完全防寒で出発。上野原駅南口を出て、桂橋を渡ると前方に御前山が見えてきた。 
 駅から歩いていると、標識があまりない。通学途中の中学生に道を尋ねたりしながら、墓地脇の登山口に着いた。
急登続き
御前山は484mの低山ながら、岩場とロープの連続で、木ノ根につかまったり、岩をよじ登ったり、なかなか大変だった。これは、登りにして正解。
凸凹シスターズなら、こういうところ大好きに違いないが。
墓地向かいの登山口、急階段 岩場、ロープの連続
コウヤボウキ群生 コウヤボウキの穂 御前山(484m)
 山頂手前で、可愛い薄ピンク色のコウヤボウキの穂を見つけた。昔はアカマツ林にはたくさん生えていたらしいが、最近はマツ枯れで、その後常緑広葉樹が増加するなどして林内は暗くなりつつあり、将来は珍しい植物の仲間入りをするかもしれないそうだ。
侮れない御前山
30分近く登ると、のあるところに着いたが、山頂はその少し先だった。 
御前山山頂からは、北面の展望がよい。相模湖笹尾根方面がすっきり見える。 
御前山の祠 御前山より北面の展望
もうすっかり体も温まり、上着はいらない。やっぱり来てよかった。展望を楽しみ、下りへとかかる。 
 10分ほどで鶴島方面への道を分ける。
ザレた急斜面で、こちらはつかまるところもあまりなく、ロープもほとんどない。ストックを持ってきてよかった。 とんがり岩のところが特に急で滑りやすい。
ヤセ尾根 難所のとんがり岩下り
南にはゴルフ場が広がる。そのせいで、迂回路を歩かされたり、登山者には悪評高いらしい。  
急な杉林道 振り返ると御前山 荒れた谷
あとは、ジグザグに斜面をひたすら下る。、
荒れた谷につけられた道を進むと、また登りにかかる。 
 ゴルフ場のフェンス沿いに登ると、またロープのかけられた急登だ。
 ゴルフ場のフェンス沿いの道 新矢ノ根峠東屋 
一登りすると、東屋がある新矢ノ根峠。緊張をほぐし、ティータイム。 アミノバイタル注入。 
 
 殻が向け、芽の出始めた赤いどんぐり  明るい尾根  百蔵山・扇山
ここからは軽いアップダウンを繰り返しながら、冬枯れの明るい尾根歩きが多い。木々越しに、北側には、百蔵山、扇山の稜線を見ながら歩ける。ポカポカ陽だまりで、とても気持ちいい。 
 
 このロープの上が頂上だといいな~  高柄山(733m)  権現山~雨降山(奥は奥多摩の山))
好展望の高柄山  
いくつもの小ピークを越え、何度も頂上かと思いきや、やっと高柄山山頂へ立った。
 とても展望のよい山で、去年登った権現山方面、道志の山々が一望のもと。
 道志方面少し雲が出てきた  高柄山より急な下り
百蔵と扇山の間から見える白い山は、大菩薩かもしれない。秋山丘陵、道志方面は逆光になってしまった。  
ランチ休憩していると、男性が一人登ってきた。今日会った、最初で最後の登山者だった。  
 ランチは、キノコご飯おにぎり、ゆず大根、サトイモサラダ、フリーズドライ豚汁、それに娘が送ってくれた小樽のかまぼこを丸かじり。食べ過ぎ。  
 少し雲が多くなり、冷えてきた。早々に下山しよう。
 千足峠に向け、また急下り。
 千足峠(四方津へ1時間10分と手書き文字)  またロープの急登あり
 小さなピークをいくつか越えると、林道に出る。前方に大丸山に登る階段がついていた。(大丸山をパスして、林道を右に行っても同じところに出る)
大丸山は、展望も何もなく、山頂の雰囲気もない所で、倉岳山、金山峠、デン笠方面への分岐になっている。
林道を横切り、階段を登る   大丸山分岐  
実際歩いてみると、いろいろなルートがあることが分かる。 私達はここから四方津へ向かう。
 
 大丸山の下りで見たシモバシラ  林道工事中、平行して登山道がある  お座敷の松跡
 大丸山はパスしてもよかったが、一応計画通り行ってみた。下り北斜面でシモバシラが見られたので、行ってよかった。
 この辺りは、大規模な林道工事中で、どんどん山が削られている。途中に切り倒した木で椅子が出来ていた。お座敷の松と言われる昔は立派な松があり、武田信玄が休んだところだと説明があった。
 あとは、のんびり四方津へ下る山道で、やはりこちらを最後にしてよかった。  
 分岐には、クマ出没注意の黄色い看板も付いていた。以前倉岳山でクマを見たことがあったので、この辺りは出るのかもしれない。  
 低山ながら、アップダウンが多く、変化に富み、なかなか登りがいのあるコースだった。
 予定の1本前の電車に間に合う。  道端の石仏 川合峠(クマ出没注意!)