ミツドッケ(天目山)1576m(奥多摩)
-mitsudokke(tenmokusan)-
   2011年5月31日(火)
行 程(6時間10分) 
八王子 6:34
奥多摩 8:02~8:10発(日原鍾乳洞行き)
東日原 8:34~40
NHKアンテナ 10:00
一杯水避難小屋 11:00~10
天目山分岐 11:35
ミツドッケ(天目山) 11:45~12:25
(道間違い) オーバータイム
一杯水避難小屋 12:55~13:05
NHKアンテナ 13:55~14:00
東日原 14:50~15:00発
交通費(BS): 450×2   奥多摩  15:28着~15:43発
メンバー:凸凹女子会・・・2名   八王子 17:11 
5月最後の週末は、台風2号の影響で予定していた丹沢山も行かれなかった。Jさんから今年はミツドッケシロヤシオが良さそうだと誘いがあり、急きょ二人で行くことにした。
月曜日まで雨で寒かったが、やっと雨も上がった。
6年ぶりのミツドッケ
今年は、6年ぶりに花付きがよいとのこと。6年前と言えば、私達が初めて登った年だった。
東日原でバスを降りると、低い雲が垂れこめている。4~5人下車した。
駐車場には、車が数台停車中。
東日原登山口より ガスの杉林急登
 杉林の急登を登っていくと、どんどんガスが濃くなってきた。
 今日は4月並みの気温で肌寒いが、急な登り続きで上着を脱ぐ。途中にNHKの地デジアンテナが立ち、明るくなっているところがあった。やっと半分過ぎたので一休み。
雲の中
 登りも緩やかになり、ヨコスズ尾根に出た。雲の中に入ってしまったようで、10m先も見えない。
それでも、爽やかな緑のプロムナードを、小鳥の演奏をバックに歩くのはなんとも気持ちがいい。
10m先も見えないヨコスズ尾根 散り花
台風の影響
 若緑の中に、鮮やかなピンク。ミツバツツジがやっと現れ始めた。少し先に、シロヤシオも見らる。
昨日の台風の影響らしく、地面は花びらの絨毯。まだ散ったばかりの花でいっぱいだった。 
トウゴクミツバツツジ ギンリョウソウ
それにしても尾根のずっと下の方まで、すごい木の数。これが散る前だったら、それはそれは素晴らしい花のトンネルが出来ていたはず。 
足元にはギンリョウソウがたくさん咲いていた。それも、まだ子供や赤ちゃんギンリョウまで大家族。ギンリョウソウの群落なんて珍しい。ギンリョウソウは、薄暗い所に咲く陰気な花と思っていたが、ここで見た花は清楚で美しかった。  
 一杯水避難小屋に着くと、ベンチでくつろいでいる人がいた。    
 私達もお茶とおかきで一休み。
 小屋の温度計は8度。寒~い。 
 一杯水避難小屋 天目山分岐 
予定ではハナド岩まで行こうと思っていたが、一向にガスが晴れる気配はない。展望は望めないので、今日は山頂まででやめることにした。 
シロヤシオ・ミツバツツジ満開
山頂の巻き道を行くと、両側の大きな木は、シロヤシオとミツバツツジ満開。見事!
これで青空だったら、白い花が映えるのに。ちょっと残念。
ミツバツツジ シロヤシオ
分岐までの20分は、花を眺めたり、写真を撮ったり、美しさに感激しながら歩く。 
    6年前より木も大きくなっているようで、花の量がすごい! 
急坂を少し登ると、ミツドッケ(天目山)山頂に着く。以前と感じが違うと思ったら、だいぶ木を伐採してあり、狭い山頂が明るくなっていた。 
2週続きで来たという男性が、先週は蕾がものすごくいっぱいだったので、満開の花を見に来たそうだ。台風でだいぶ落ちてしまったと、残念そうに話していた。
 それでも山頂付近は、一段ときれいに咲いている。
ミツドッケ(天目山)山頂 満開のシロヤシオ
北側はガスが少し晴れてきた。山頂で、お花見しながらランチにした。 
うれしい会話
山頂でご夫婦が「失礼ですが、あなた達は40代前半ですか?後半ですか?」夫婦でかけようかと言っていたのだそうだ。「エッー?まさか~」「私達アラカンです。」「エッーウソでしょう。それにとても健脚そうだし。」顔じゃなかったのかな?
花のトンネルくぐり下山 (誰か吹きだしている人いませんか) 一杯水
お世辞でも冗談でもうれしい。今日はいい日ね。と二人でウキウキ。 
浮かれ気分で山頂を後にした私達は、避難小屋に向うつもりだった。二俣に分かれた右の道を進んだが、あまり歩かれていない感じがし、また戻り、まっすぐに進むことにした。(地図にはない)
 やはり道間違い。蕎麦粒山方面に行ってしまい、戻って一杯水を経由して小屋の前に出た。
ハナド岩へ行かなかったが、道を間違えたりして、だいぶロスしてしまった。予定時間とあまり変わらなくなった。 
ヨコスズ尾根はだんだんガスも晴れ、すっきり見えるようになった。
広く、ブナナラの大木がたくさんあり、本当に気持ちのよい尾根だ。
ガスが晴れたヨコスズ尾根 ブナ大木
シロヤシオで有名な檜洞丸は、最近人が多すぎるようだ。山頂で出会ったご夫婦も、「横浜なのでそちらの方が近いけど、今日はミツドッケに来てよかった。木の大きさも、数でも勝っている。それにまだあまり知られていないのか、とても静かでよい山だ。」と言っていた。
 6年前といい、今年といい偶然だが、シロヤシオのよい年に来られてラッキーだった。私達は檜洞丸でも、30年ぶりだという見事なシロヤシオを見ている。シロヤシオとは相性がいいのかもしれない。
下山中右ひざに違和感を感じ、久々にサポーターを巻いた。やはりすっかり治ることはないようだ。サプリメントやサポーターのお世話になりながら、なだめながら歩くよりしょうがないのかもしれない。
余裕を持って下山したはずだったのに、3時のバスにギリギリセーフだった。