塔ノ岳1491m(丹沢)
-tounodake-
往 路 復 路
6:10 八王子 19:00
宮ヶ瀬湖 17:00〜30
7:20〜35 富士見橋 15:45
8:40〜45 二ノ塔 15:05
9:00〜10 三ノ塔 14:45〜55
9:40〜45 烏尾山 14:10〜15
10:05 行者岳 13:45
10:35〜45 書策小屋 13:20〜25
11:20 新大日 13:10
木ノ又小屋 13:00
11:40(ランチ) 塔ノ岳 12:35
2005年12月10日(土) メンバー:森のクマさん、ゆっき〜
丹沢は40年ぶりのクマさんと、今年3回目の私
12月4日にが降ったというので、問い合わせたところ、道路には残っていず問題なしとのこと。前夜忘年会だったクマさんはちょっとお疲れモードだが、大寒波がやってくる前日の冬晴れのよい日で、予定通り出発。
カーナビは、宮ヶ瀬湖からヤビツ峠に行く山間コースを案内し、こんな道があったのにはビックリした。道はきれいに舗装されているが、道幅も狭く曲がりくねっているところが多く、すれ違うのも大変なところもあった。幸い朝早かったので、対向車はなかった。山道の運転が好きなクマさんは、空いていると喜んでいた。
二ノ塔へ向かう→
↑初霜柱をザクザクと踏みしめスタート
日が短いので、どのルートにしようか迷ったが、結局車で富士見山荘まで行き、表尾根をピストンすることにした。菩提峠に広い駐車場があるということだったが見つからず、富士見山荘手前の駐車スペースに停めた。(菩提峠が登山口の先にあることは、歩き始めてからわかった。)
春に歩いた時とはすっかり様子が違い、木々はすっかり葉を落としてカサカサと落ち葉を踏みしめながら歩く。こういう冬枯れの山もいいものだ。
念のため軽アイゼンは持ってきたが、雪は北斜面や日陰にはまだ少し残っているものの、必要なかった。雪も霜柱も今年初めて見た。二ノ塔へ向かう途中から、登山道にも少し雪が残っていた。日当たりのよいところは融けてぬかるんでいて、歩きにくかった。
1時間近く林の中の展望の利かない道を登る。ガレ場を登ると二ノ塔へ出る。目の前がパッと開け、富士山三ノ塔が見えた。すぐ後には大山がどっしりと構えている。朝日に海が輝いてまぶしい。
三ノ塔より富士山が大きく↓
右奥が愛鷹山、中央は金時山
二ノ塔から三ノ塔へは一登りで、大展望が得られる。富士山はじめ愛鷹山箱根の山々、その向こうには伊豆の山、海には大島がぽっかり浮かぶ。左に見えるのは江ノ島房総半島だ。
そしてこれから歩く烏尾山から塔ノ岳へかけてのルートが手にとるようにわかる。後に目を転ずれば、筑波山も見えた。
ここまで1時間半、一汗かいたので十分展望を楽しみ、はるか下のほうに見える烏尾山荘へ向けて急降下。
この下りは急なうえに北斜面で雪が残り、凍っているところもあり神経を使う。この長い下りを帰りにまた登るのかと思うと、ちょっと弱気になる。
行者岳付近の鎖場ヤセ尾根も無事通過。
この表尾根コースは変化に富、これから歩くコースがずっと見渡せる。今日はポカポカの良い天気で展望抜群、山の一つ一つのひだまでもがはっきり見える。気持ちよくルンルン気分で歩けた。
↑烏尾山荘と塔ノ岳まで続く表尾根
三ノ塔から烏尾山への急坂
木ノ股小屋のコーヒーに心惹かれたが、長い道のりを考え今日はパス。一気に山頂へ。山頂近くは雪もだいぶ残っていた。
途中で出会った犬を連れた男性が「しょっちゅう丹沢には登っているけど、こんなに展望がよい日は1年のうち何日もないよ」と言っていた。
←4時間かかりやっと塔ノ岳登頂
尊仏山荘(トイレが新しくなっていた) 山頂で大空に舞う凧↓
山頂は大展望。風は少し強いが、大勢の人で賑わっていた。冬でも丹沢は人気の山だ。山頂からは丹沢山蛭ヶ岳が目の前に見える。
風をよけ、暖かいラーメンを作り、持ってきたおいなりさんの昼食にした。(最近私たちの仲間では、おいなりさんが人気になっている。)ゆっくり休み過ぎ(1時間近く)、体が冷え寒くなってきた。早々に下山することにした。
山頂で凧揚げを楽しんでいるグループがあった。真っ青な空によく映える。
尊仏山荘の隣には、新しくきれいなトイレが出来ていた。
大倉に下るのならダラダラと下ればいいが、表尾根を行くにはまた何回もアップダウンを繰り返さなければならない。でも今日は午後になっても展望がよく楽しんで歩ける。
↓烏尾山道標 バックは烏尾山、三ノ塔と相模湾 崩落がひどくなったヤセ尾根
40年ぶりに歩いたクマさんは、浦島太郎状態で、「こんなだったかな〜?、思っていたのと全然違う。昔は鎖もヤセ尾根もなかった気がする。」と言っていた。
登山口に着く頃には日が西に傾き、影が長く伸びてきた。8時間あまりかかったが、明るいうちに下山できてよかった。雄大な展望が得られ、充実した山歩きができた。
ユリゲラーの仕業?
車を停めた近くに、護摩屋敷の水という名水が豊富に湧き出している。車を停め、大きなペットボトルやタンクを持った人が大勢水を汲んでいた。飲食店でもやっている人たちかもしれない。 三ノ塔の避難小屋の取っ手は、スプーンやフォークを曲げて作ってあった。
せっかく宮ヶ瀬湖畔を通るのだから、日本一大きいというクリスマスツリーを見ていくことにした。
宮ヶ瀬クリスマスイルミネーション
4時半頃着いたのに、駐車場に入るまでに30分以上かかってしまった。5時に点灯するので、もう大勢の人で賑わっていた。ツリーも小さいのが一つ増え、イルミネーションは2年前に行った時よりずっと増えて華やかになっていた。