筑波山 877m
-tukubasan-
 
 日 程 2002/02/13(木)晴れ一時曇り 
 バスツアー  講師、添乗員、参加者14名
 行 程

東京駅7:30−筑波梅林9:10〜40−筑波神社10:00−筑波石10:40−男女川水源11:10−男体山11:55〜12:10−御幸ガ原12:15〜50(ランチ)−女体山13:10〜25−弁慶茶屋13:45−白蛇神社14:10−筑波山神社14:45−青木屋(入浴)15:00〜16:10−東京駅18:30

 歩 程  4時間
   2002年初めての百名山に登る。(意識したことはなかったが、数えてみたら今回で20山目だった)
 筑波山は以前から気になっていた山だが、なかなか行くチャンスがなかった。
 今回、格安バスツアー(お弁当、温泉付)で気軽にいかれるというので、友人と3人で参加することにした。参加者は14名と少ないのに、講師の先生と、添乗員がつく。
 添乗員の若い男性は、ほとんどプロのガイドと変わらず、大きなザックにガイド装備を備え、とっても頼もしい。シーズン中は1ヶ月に25日も山に行っていると言う。
 常磐道を走り始めてまもなく、双耳峰の美しい山が見えるようになった。
 筑波山  
関東平野の真ん中に立った筑波山は、意外に高くてわかりやすい。左前方には日光連山も白い頭を見せている。   
 筑波山麓では、明日から梅祭りが始まると言うが、梅の見頃にはちょっと早かった。紅梅は満開だったが、白梅はまだちらほら。ガマの油でも有名で、あちこちにガマがいる。
 筑波神社は立派な格式のある神社だった。登山の無事をお願いして、ストレッチをして歩き始める。
 関東平野の大パノラマ  筑波梅林
 森は植林されたところはないそうで、木々はびっくりするほど太い杉やブナがあり、自然のままで残っている。   この山は筑波山神社からはケーブルカー、つつじヶ丘からはロープウェイで誰でも簡単に山頂に立てる。 
 1000mにも満たないのに、やはり百名山に選ばれただけあり、歴史を感じる山である。  筑波石あたりからは登りが急になってきた。
途中の水場は、男女川(みなのがわ)水源。『筑波嶺の峰より落つる男女川・・・』と歌にも読まれている。
   筑波山頂を目指して  
 ここからは胸突き八丁といわれる階段が続く。2時間で筑波山(男体山)登頂  
 山頂に立つと、関東平野の広さを改めて感じる。
 今年のお正月に高尾山から、はっきりと筑波山を望むことが出来たが、こちらからはわからない。
 梅林でかすかに見えた富士山は雲の中に隠れてしまった。
 女体山の方向にハンググライダ-が見えた。  男体山より女体山を望む
 御幸ガ原に下りて、お弁当タイム。日当たりが良くとても暖かい。お弁当もなかなかおいしかった。
   巨岩の展覧会 
   女体山の登りと下り始めは、雪が凍り、滑りそうなところがあった。まもなく巨大ガマ石がで〜んとすわっている。
 巨岩が重なって出来た女体山の山頂に立つと、霞ヶ浦も一望の下。関東平野の大パノラマは、想像以上のスケールで一見の価値がある。
 このコースは巨岩、奇岩が多くておもしろい。次から次へと、なるほどと感心してしまうネーミングの岩が現れる。
 大仏岩  岩の展覧会のようだ。
 『大仏岩』『裏面大黒』『出船入船』・・・。『母の胎内くぐり』では親不孝をしている人がくぐると、岩が両側から締め付けると言う説明に、添乗員の若者は『僕は危ないから止めておきます』。  
 最後は『弁慶の七戻り』。不安定な大岩が重なった中を通るのは、弁慶でもためらわれたのだろうか。
 ちょっと座っただけでも料金を請求されるという、弁慶茶屋は今日はお休みだった。ここからはつつじヶ丘の道を分け、うっそうとした森の中を筑波神社に向かう。
     弁慶の七戻り
 登山口の青木屋は7階に温泉があり、お湯につかりながら、またまた関東平野を見渡すことが出来た。帰りもたいした混雑もなく、予定より1時間早く東京駅に着いた。
 『遠くて、不便なところはこういうツアーも便利だね』と3人の一致した感想。それに講師と、ガイド並みの添乗員付きというのも見直してしまった。