美ヶ原(レンゲツツジ)
-utsukushigahara-
 2019/06/30~07/02  
 美ヶ原でレンゲツツジが見ごろを迎えたそうだ。以前からその時期に一度行ってみたかった。なかなか予約の取れないホテルにちょうど空きが見つかったので、急遽行ってみることにした。
週間天気予報はあまりよくない。雨具やゴアテックスのシューズなど用意した。
 コース(2時間)
 ホテル10:10(バス)思い出の丘10:30-武石峰11:15-自然保護センター(昼食)12:25~12:50-ホテル13:25
6月30日(日)雨時々曇り
今日は天気が良くないので9時頃家を出て、諏訪湖の畔にある「原田泰治美術館」を見てから向かうことにした。
原田泰司は週刊新潮の表紙の絵でお馴染みの画家で、ほのぼのした画風で心温まる作品が多い。
今回「花を見る旅」という企画展を開催中だった。紫色の花が好きだそうで、「桐の花」「つゆ草」「松虫草」などが見られた。日本の原風景、祭りや風物詩など自然を題材にした作品が多い。茅葺屋根の家、ボンネットバス、畑で農作業する人 、子供たち、田舎の商店などほのぼのとする。
気の遠くなるような細かさで描く。100号の絵でも同じだ。ペンだこができるので、シャーペンのケースに筆を入れ、持ちやすいように工夫して使っているそうだ。    
見ていて心が落ち着き穏やかになる絵だった。
諏訪湖畔でお昼を食べて行くことにした。信州の食材を使ったレストラン「くらすわ」は、値段もリーズナブルでとても美味しかった。1Fはショップになっている。また行ってみたい。  
マイカーは山本小屋の近くの駐車場に停め、ホテルのバスに乗り換える。15時からバスが出る。私たちは3時半のバスに乗れた。駐車場のそばにクリンソウやレンゲツツジが見られた。
ホテルで 今日が私の誕生日と言ったら、夕食時にワインや写真のプレゼントがあった。
7月1日(月)曇り時々晴れ クリンソウ
   レンゲツツジの海  
早朝の王ヶ頭 雲海 レンゲツツジ
朝食前の1時間、6時半にホテルのバスで、レンゲツツジの群生地まで案内してくれるそうなので、参加することにした。
バスで10分のところから群生地が広がる。思っていた以上の大群落に大感激。
今までいろいろな山でレンゲツツジは見たが、こんなすごい群落は見たことがない。 今朝見たところはほんの一部に過ぎない。
戻ってから今日のハイキングコースを検討しよう。 
10時10分に送迎バスがあり、「思い出の丘」まで乗せていってくれるそうだ。
そこからロングトレイルコースがあり、2~3時間レンゲツツジの中を歩きながら戻ってこられるという。途中には休憩所もあるというので、歩いてみることにした。 
予報より天気も良さそうだ。
 北アルプスとレンゲツツジ  
思い出の丘入口まで送ってくれたスタッフが、なんと!珍しいキバナアツモリソウが咲いているところを案内してくれた。草原の中に隠れるように咲いている。教わらなかったら絶対わかならかった。    
他にも初めて見る、オオシマフスマとシャジクソウを教えてもらった。
   美ヶ原高原トレイル  キバナアツモリソウ
   
 オオシマフスマ  シャジクソウ  思い出の丘 1935m
   
 何の蕾?コウリンカ?  武石峰 1972m 丘を越えて
    
 蓼科山と王ヶ頭
   
 いくつもの丘にレンゲツツジ大群落が続く   森へ入る道
   
ササバギンラン  キンポウゲ  ハクサンフウロ
   
 自然保護センター(休憩) 天狗の路地入口   ウスユキソウ
軽いアップダウンを繰り返しながら、大群落のレンゲツツジの中を行く。多くのカメラ愛好家達も、ここが一番と訪れるそうだ。これは想像をはるかに超えた。   
 2泊したが、星空や日の出は見られなかったものの、思いがけず良い天気になり、改めてクマさんの晴れ男パワーに感謝。そして、海のように続くレンゲツツジの大群落は圧巻でした。
今年は少し花の時期が遅いそうで、今が見ごろ。 山頂付近は蕾が多い。
7月2日(火)曇り   芽吹き前のダケカンバ
   
 牧場にもあちこちレンゲツツジ  放牧の牛  美しの塔
  荷物をホテルの送迎バスで、山本小屋まで運んでもらい、1時間ほど歩くことにした。美しの塔に寄ったり、ポニーにニンジンを上げのんびり歩いた。   
諏訪大社上社に寄り、お参りをして御朱印をいただき帰路についた。 
ニンジンをねだるポニー     諏訪大社上社