霧ヶ峰(1925m)・美ヶ原(2034m)
-kirigamine/utsukushigahara-
  2012年08月25日~26日
2日目 8/26(日) 行 程(3時間30分) 
王ヶ鼻 6:50~7:15
王ヶ頭ホテル 7:45~9:45
烏帽子岩 10:15~20
茶臼山 11:35~50
塩クレ場 12:15~20
美しの塔 12:30
山本小屋 12:50~14:10
 走行距離:418km  ETC:\1850×2 諏訪IC (途中立ち寄り湯)
メンバー:親戚山行14名  八王子 21:50(事故渋滞2ヶ所)
日の出が5時13分というので皆早起きをして、上着を着こんでテラスに出てきた。一筋煙が登っている山が浅間山だ。そして蓼科山から八ヶ岳、その右には富士山のシルエットもはっきり見える。
ご来光
明けの明星金星が明るく光る。5時近くなると空が赤く染まって来た。
じっとしていると寒くなる。ご来光ショーが終わると、ロビーには暖かいコーヒーの用意がしてあった。至福のひととき。
ホテル前のテラスでご来光 八ヶ岳と富士山
6時45分にホテルの前から王ヶ鼻行きのバスが出た。王ヶ鼻は断崖絶壁の上にあり、名だたる名峰をほとんど望むことが出来る。気象条件がよければ百名山の40~45くらい見えるそうだ。 
南アルプス中央アルプス御嶽山北アルプス・・・ぐるっと見渡せ、麓には松本市街が広がる。今日は大展望が満喫できた。
岩の上にあるお地蔵さまは、みな御嶽山を向いて立っていた。 
     
 王ヶ鼻(2008m)  北アルプス遠望  王ヶ鼻にて
ホテルまで30分ほどの道を私達は歩いて戻る。空気が美味しく清々しい。
ホテルで美味しい朝食を頂き、バスで戻る人、バス道をゆっくり帰る人、ハイキングする人と3つのグループに分かれた。
全員集合 王ヶ頭(2034m)
天空の城ラピュタ?
美ヶ原の山頂は王ヶ頭で、ホテルから2分のところにあり、 ハイキンググループは、ここから下って行く。
振り返ると、ホテルの周りにアンテナが林立し、「天空の城ラピュタみたいだ」とヒロくん。
遊歩道が続く 王ヶ頭ホテルとアンテナ
最近山岳もののTVドラマは、この地で撮影することが多いそうだ。簡単に来られて、高山の雰囲気が出せる多様なニーズに合った場所でもある。 
烏帽子岩という、鉄平石が重なり突き出た岩場がある。高度感が増し、展望がよい。
緩やかに下って行くと百曲がり分岐になるが、塩クレ場方面に戻ってから稜線を茶臼山へと向かう。
ハクサンフウロ 烏帽子岩
最後に急登を登ると、南の展望がよい茶臼山山頂に着く。
初めての登山が美ケ原だった小学生二人は、登山が好きになった。また来たいと言っていた。最初の山が好印象でよかった。
茶臼山に向け草原を行く 茶臼山(2006m)
ここの牧場は夏の間、牛や馬をほったらかしにしているそうだ。そういえば、ニュージーランドも周辺には家がほとんどなく、ほったらかしにしていると言っていた。その方が動物にもストレスがたまらず、元気になるという。
塩クレ場というのは、牛の塩分補給に塩をなめさせる場所だそうだ。
塩クレ場からは、牧歌的な雰囲気の高原をバスの道を歩く。山本小屋でコケモモソフトを食べようと自然と足が速くなる。 
塩クレ場
山本小屋駐車場で解散になり、私達は諏訪の温泉に寄って帰ったが、中央高速は事故渋滞が2ヶ所もあり大渋滞に巻き込まれてしまった。 
今回は幅広い年齢層だったが、大勢参加できるよい所だった。時々はこんな山歩きもいいものだと思う。
美ケ原は、観光化している美術館の印象しかなかったが、王ヶ頭は何度も来たくなるところだった。今度は扉峠三城辺りから登り、『登りついて不意に開けた眼前の風景に、しばらくは世界の天井が抜けたかと思う。』という尾崎喜八の詩を感じてみたい。
こうして10年以上も続けていると、世代交代してきたことを実感する。私達も少しでも長く参加できるよう、日々トレーニングしなくては。 
 霧ヶ峰・美ヶ原の花