要害山(中央線沿線)(536m)
-yogaisan-
     2013年02月03日(日)
行 程(6時間) 
八王子 7:38
高尾 7:46(河口湖行き)
上野原 8:08~8:28発(BS飯尾行き)
鏡渡橋 8:41
山ノ神社 9:05
要害山 9:30~45
570m地点 10:00
小さな祠 10:25
コヤシロ山(丸太ベンチ) 10:50~11:20
墓村分岐 11:35
御林峠(十文字峠) 11:45
 稲荷神社 12:40 
 和見バス停 13:00~10 
上野原  14:45~53発(東京行き) 
 BS上野原→鏡渡橋(¥280) メンバー 凸凹山の会・・・3名
要害山は甲府に同名の山があるが、今回行ったのは上野原の要害山だ。 昨年能岳・八重山へ向かっているとき、左側に日本昔話に出てくるような可愛い山が見えた。日連峰山からも見え、地元の人が、「要害山は、展望がいいので冬行くといいですよ。」と教えてくれた。この冬は行ってみようと思っていた。
昭文社の地図には破線もないが、道標もありわかりやすいというので、要害山から芦垣尾根を歩くことにした。
上野原から飯尾行きのバスは満員で出発した。まさか鏡渡橋で降りる人はいないかと思っていたら、なんとほとんどの人が降りてしまった。後でわかったが、横浜の山の会で、二十数名の団体さんだった。
おっぱい山
昨日は東京は20度にもなり春の陽気だったが、今日も青空が広がり、風邪もなくとても暖かい。
集落を抜け、舗装路を登って行く。最初の分岐は左右どちらでも山ノ神社に行かれる。私達は右を行く。
鏡渡橋登山口 要害山
お椀を伏せたような特徴ある山が、すぐそこに見えてきた。てっぺんに杉の大木があり、おっぱい山とも言われているようだが、なるほど。
山ノ神社の赤い鳥居と石段がある。その下には要害山の標識があり、山道に入る。
分岐には赤テープや標識があるので迷わず山頂に行けた。あっという間の登りだった。
山ノ神社 赤テープと標識
要害山頂は、秋葉大権現の祠と、2本の大杉、ベンチがあった。山頂は雑木に囲まれているが、この時期葉は落ち見晴らしがよい。
南には凛とした白富士、北には笹尾根権現山から雨降山の展望がよい。興ざめした雨降山の電波塔もよい目印になる。
大杉と秋葉大権現の祠 要害山(536m)
一休みしていると、山の会の団体さんが登って来た。ここから、二本杉、不老山へと行くのだという。中高年だが、皆健脚そうだった。
 会員は700名もいるそうで、「入りませんか?」と誘われた。
富士山 権現山~雨降山
道標に従い、権現山方面に下る。     
鞍部に石灯籠が立ち、大倉、登下、用竹、権現山への分岐だ。ここは真っすぐ進む。
倒木が多い道を、アップダウンを繰り返す。570m地点と思われるところからは、談合坂SAも見えた。 
   石灯籠のある分岐  小さな祠
間違えた!
露岩が現れ、小さな祠のある小ピークに着いた。そこからはものすごい急坂のザレた道だった。さすがバリエーションルートと、木にぶら下がりながら注意深く下る。だが、その先に踏み跡がない? 
後から来た団体さんの声も消えた。
間違えた急下り 間違えたか? 本当の急下り
そういえば、下調べした時に「小さな祠のところで西でなく、北へ向かう」と書いてあったことを思い出す。ここのことだったのだ。あ~またあの急坂を登り返さなくてはいけない。
急坂を這い上がっていると、後ろから男性が一人登って来た。「何処から来たのですか?」尋ねると、やはり間違えたのだそうだ。ここは要注意だ。
さっきの祠に戻ると、確かに北に向かう急坂があった。間違えた道ほど急ではなかった。
下りきって少し進むと、トタン板に囲まれた、小さな祠があり、その少し先にも同じようなものがあった。
①トタン板で囲まれた祠 ②トタン板で囲まれた祠
杉林登り コヤシロ山 富士山方面大展望
歩きやすい道になり、緩やかに上る。南側が伐採され、日当たりのよい展望地に出た。探したが山名がわかるようなものは見当たらない。標高からするとコヤシロ山ではないか。丸太のベンチもある。いつか権現山に行った時見た、八重トレのピンクの標識があった。 
 少し早いが、これ以上の休憩地はこの先ないかもしれないので、ランチタイムにした。今日は節分。Sさんは恵方巻だった。ゆっくり休んだが、ポカポカ陽だまりで暖かく、富士山大展望で最高の場所だった。
ここから落ち葉道を西へ進む。
道は、MBK用に整備されたところもあった。あちこちにピンクテープや八重トレのマーキングがある。
墓村の分岐では、登山道を遮るように枝が通せんぼをして八重トレの標識。それを越えて先に進む。
MBK用に整備された道 墓村分岐
左は谷になっている。廻り込むような道は崩れかけているところが多かった。
四差路に出た。御林峠(十文字峠)のようだ。権現山、用竹、芦垣・大倉、和見の分岐になっている。
御林峠(十文字峠) 和見集落と不老山
右に不老山を見ながら、芦垣に向け下る。バスが2時半までないので、ゆっくり歩いているつもりだが、予定より早い。
稲荷神社で手を合わせ、芦垣の集落を抜け和見バス停へ着いた。バスの時間までまだ1時間半もある。
稲荷神社 鶴川付近より要害山を望む 上野原駅まで歩く
バス停でお菓子を食べながらティータイムにしたが、それにしても間が持たない。「歩こうか?」誰からともなく言う。疲れたら途中でバスを待てばよいと思いつつ、結局上野原まで1時間半歩き通してしまった。こんなことなら、もう少し先まで山を歩けばよかったか。
途中に旧甲州街道の鶴川宿跡があり、甲州街道歩きをしたJさん達を思い出す。
2月からいよいよ歩き遍路で四国を巡るSさんは、「いいトレーニングになったわ」と言っていた。でも車道歩きは疲れる。皆さんお疲れ様でした。