文学散歩②
 2012/12/8
今回の文学散歩は調布の実篤公園と周辺の散歩。
仙川駅に集合し、安藤忠雄ストリート、実篤公園、実篤記念館、常楽園へ。今回の参加者は13名。
建築家安藤忠雄の設計による調布市せんがわ劇場、東京アートミュージアムなどが続く通りを安藤忠雄ストリートという。
私は仙川在住の友人がいるが、この通りのことは聞いたことがなかった。コンクリート打ちっぱなしの建物で、すっきりした通りになっている。
桐朋学園の脇を通り、実篤公園へ。 
安藤忠雄ストリート
12月だが実篤公園は、紅葉が美しい。土日は実篤邸の中も見学できる。
水のある所に住みたいと、70歳の時この地に居を構え、亡くなるまでの20年間を過ごしたそうだ。
実篤公園 旧実篤邸と庭園
 広い庭園、湧水の池は四季折々楽しむことが出来る。夏から秋は、一角ではヒカリモも見られる。
武者小路実篤は、理想的な調和社会を目指し、宮崎県と埼玉県に「新しき村」を建設した。最盛期は900名の会員数だったが、現在も宮崎に4人、埼玉に13名が暮らす。
作家としてはもちろん、画家としても著名で、野菜が描かれた「仲よきことは美しき哉」などは、色紙でよく目にする。
実篤記念館
記念館(入館料¥100)はちょうど展示品の入れ替えで、半分だけしか見られなかったが、お茶を飲みながらビデオ見学をして休憩。 
仙川は寺が多いが、戦時中移転してきたようだ。常楽院も昭和8年に関東大震災で焼失し、』上野広小路から当地に移転したそうだ。
幼稚園の卒園式でよく歌われる「思い出のアルバム」は、この寺の先代住職が作曲したそうで、楽譜入りの歌碑があった。こんなところで作られたとは知らなかった。♫い~つのことだか~思い出してご~らん~♪境内で皆で合唱。 
常楽院「思い出のアルバム」
3か月に一回の文学散歩だが、久々に皆さんに会えて、知らないことをいろいろ教えてもらえ充実した時間が過ごせた。
つつじが丘駅で解散。次回は青梅で吉川栄治記念館と吉野梅郷の予定。