文学散歩⑳
 2017/06/10(土)曇り時々晴れ
八木重吉の詩の舞台「相原」を訪ねて
コース  JR相原駅ーバスー大戸ー八木重吉生家ー相原幼稚園ー円林寺ーゆくのき学園ー行昌寺ーアイスクリーム工房「ラッテ」-バスー相原駅
 行程:3時間  行程: 約4.0km  参加者:15名
梅雨に入ったが、今日も天気はよさそうだ。横浜線の相原駅にいつも通り1時に集合。自宅から近い所にあるが、あまり行ったことがない。駅はきれいになっていた。
八木重吉は1898年に生まれ、内村鑑三の感化を受け、キリスト教徒になる。英語教師を勤める傍ら3000編の詩を制作する。結核に冒され、S2年29歳で没した。私は不勉強で、今回まで名前も知らなかった。
バスで八木重吉の生家に向かう。バス停は駅前のロータリーではなく、少し歩いた通り沿いにある。大戸で下車。
町田街道を挟んで、生家と家族の墓がある。
JR横浜線「相原」 大戸下車
母屋の隣には、S36年の火災を免れた土蔵があり、記念館になっている。管理(甥)していた方が2017年に亡くなり、現在は休館中だ。
今回は特別に開けて頂いた。愛読した聖書、詩集、絵画、手紙などが展示されていた。
八木重吉記念館 八木家の墓
「素朴な琴」 生家前の詩碑    
このあかるさのなかへ
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美しさに耐えかねて
琴はしづかに鳴りいだすだろう  
入館無料のうえ、冷たい飲み物まで頂いてしまった。 
   八木重吉像 八木重吉記念館の土蔵 
   「ふるさとの川」相原幼稚園庭内 詩碑
ふるさとの川よ ふるさとの川よ
よい音をたててながれているだろう 
重吉が通った尋常小学校の跡地(現相原幼稚園)に建つ詩碑。
 相原幼稚園庭内 詩碑    圓林寺
「ねがひ」 学園入口の詩碑
人と人とのあひだを 美しくみよう
わたしと人とのあひだを
美しくみよう
疲れてはならない
大賀はす(大賀一郎 二千年蓮分根第一号) ゆくのき学園(小中一貫校)入口 詩碑
中村雨紅
中村雨紅は八王子市恩方出身だが、20歳の時相原の諏訪神社宮司中村家に養子に入り、中村姓になった。 
行昌寺は、童謡「夕焼小焼」のモデルになったと言われているが、鐘楼はない。
中村家と「夕焼小焼」説明板 行昌寺
地元の酪農家が経営するアイスクリーム工房「ラッテ」まで歩き、美味しいミルクはもとより、季節感あふれる枝豆、梅ミルクなどのジェラードを思い思いに楽しんだ。