文学散歩 24
2018/06/09(土)晴れ
高尾山を逍遥した歌人たち
コース  京王高尾山口駅10:00ー(ケーブルカー)ー高尾山駅10:30ーかすみ台ー浄心門ー男坂・百八の階段文学碑の道ー高尾山薬王院ー高尾山駅ー清滝駅ー高尾599ミュージアムー高尾山口駅
 行程:4時間30分  行程:2.5 約km  参加者:17名
高尾山口駅に集合し、ケーブルで登ることになっていたが、私たちは以前歩いた高尾山八十八大師巡りの残りを歩くので、早めに1号路を登りケーブルの高尾山駅で待つことにした。
高尾山口駅は建築家「隈研吾」のデザインだそうだ。そういえば木がたくさん使われている。
梅雨入りしたが、文学散歩の日は不思議と良い天気で、今日は暑い。
かすみ台でレクチャーを受け、プリントなど頂いた。
たこ杉の謂れなど聞きながら、薬王院へ向かう。
浄心門をくぐると、すぐ左に役行者を祀る神変堂がある。足腰の神様でもある。
浄心門 神変堂
男坂の百八の階段を登る。今まで見過ごしていたが、ここが文学碑の道だった。14の歌碑、句碑が並ぶ。 
文学碑の道 
村野次郎歌碑 若林牧春歌碑 鈴木龍二歌碑
次ぎ次ぎに 層なす光 揺らぎつつ やまの泉の 湧き流れくる 惜春鳥  しきりに鳴きて山ふかみ かそけき路をい行きかねつも  あはれかの 八月二日の佛暁の 面影遠く 街復興す
府中市生まれ 詩人   町田市生まれ 教育者 歌人 八王子空襲の20年後高尾山登頂 
北原白秋歌碑
我が精進 こもる高尾は夏雲の  下谷うづみ 波となづさふ
S12年多磨短歌界での一首。文字は草稿のペン書を拡大。 
平日でも賑わう薬王院 星野立子句碑 水原秋櫻子句碑前にて
   春風にのり 大天狗子天狗   仏法僧 巴と翔ける 杉の鋒
今まで何度も歩いた高尾山だが、花を探したり、知らない道をみつけ楽しんでいた。同じ高尾山にもこんなに歌碑や句碑などがたくさんあるとは思わなかった。改めて違う高尾山を知ることができた。
六根清浄大石車が18か所も置かれいるそうだ。願叶輪などもあり、行くたびに何かが増えている。
太子堂権現堂周辺にある歌碑も巡る。
本社飯縄権現堂  
八王子在住の歌手「北島三郎」は高尾山の高額寄付者で、「高尾山」という歌碑があり、メロディーが流れるようになっていた。ケーブル駅には金の銅像まで建つ。
八王子出身の作詞家「井田誠一」の碑は、展望のよいところにあった。 
北島三郎「高尾山」 井田誠一「若いお巡りさん」
今日は山頂までは行かず、薬王院でお昼休憩をとりケーブルで599ミュージアムに行く。帰りは女坂を下る。   
高尾山に生息する動植物の標本を見たり、プロジェクションマッピングで映像を楽しんだりした。
外に出ると、温度計は31度。子供たちがじゃぶじゃぶ池で気持ちよさそうに遊んでいた。