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林芙美子記念館 |
林芙美子の代表作に「放浪記」「浮雲」がある。 |
心臓まひで47歳で急逝。亡くなるまでの10年間を内縁の夫、手塚緑敏(画家)とこの地に暮らす。 |
自ら建築を学び、京民家風の |
林芙美子記念館の庭と家屋(山口文象設計、宮大工が建てる) |
こだわりのある家。 |
戦時中建築制限や、物資が不足する中、風通しや収納に工夫を凝らし、台所、茶の間、風呂など現在にも通じる造りになっている。70年も経っているとは思えない。 |
中井御霊神社 |
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本殿は江戸時代の社殿。狛犬も最古のもの。新宿区の文化財。 |
境内にはカヤの木の大木がある。 |
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中井御霊神社 |
カヤの木(新宿区みどりの文化財) |
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蓮華寺 |
妙法寺川に沿って歩く。 |
境内に哲学堂を造った井上円了の墓がある。 井桁の上に丸い石が置かれている。 |
以前は蛍が飛び、染色に利用されていた妙法寺川だが、現在はコンクリートの堀のようになっている。 |
井上円了は現東洋大学の創設者で、妖怪博士とも呼ばれてる。 |
林芙美子もこの辺りは、お気に入りの散歩コースだったようだ。 |
井上円了の墓 |
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哲学堂公園 |
都の名勝。中野区文化財。哲学世界を視覚的に表現した哲学の公園。 |
広い園内には野球場もあり、少年たちが暑い中励んでいた。 |
四聖堂(左)・六賢台(右) |
鬼瓦は天狗 |
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哲学の庭には、彫刻家ワグナー・ナンドール作、老子、釈迦、キリストなどの彫刻が置かれている。 |
公園で30分休憩。あまりの暑さに、園内のお店でカキ氷をみつけしばし涼む。 |
哲理門(左に幽霊像)工事中 |
哲学の庭(ワグナー・ナンドール作) |
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野方配水塔、通称みずのとうは、 1929~1966年まで中野区周辺の家庭を支えていた。現在も常に水は新鮮に保たれ、震災災害時に給水される。壁面には戦時の弾丸の跡があるそうだが、よくわからなかった。 |
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帰路は新井薬師前駅に向かった。 |
文学散歩は、近くでも今まで行ったこともない地域を案内してもらえる。文学の話はもとより、東京にもこんなところがあったのかと、再発見することもしばしばある。この会が今年で終わってしまうのは寂しい限りだ。 |
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野方配水塔(みずのとう) |