文学散歩 26(最終回)
2018/12/08(土)晴れのち曇り
若山牧水と立川の街そしてお別れ会
多摩文学散歩の会がいよいよフィナーレを迎えることになった。2012年に始まり、一年に4回行われ、今回で26回、6年3か月になった。
いつも実踏を重ね、きめ細かい資料を作成し、案内してくださった先生には感謝しきれない。皆さんよく本を読み、予習をしてくる真面目な方も多かったが、私は最近は純文学はほとんど読まず、むしろ先生が案内してくださる、行ったことのない街や場所、小さな美術館、花や紅葉を愛でることのほうを楽しみにしていた。以外にも東京にいながら知らないところが多かった。
それに皆さんとても良い方たちで、よい出会いだったなと思っている。終わってしまうのは寂しいけれど、行かれなかった回、もう少しじっくり見ておきたい場所、機会があったらまた訪ねてみたい。
コース:JR立川駅ー若山牧水碑ー多摩信用金庫本店憩いの場ーファーレ立川ー花みどり文化センターー国立国文学資料館(南極北極科学館)-モノレール高松駅ー立川駅北口にてお別れ会
若山牧水
壁画「光と緑の祀り」前に集合した。
「風に向かって」空の街らしい模型飛行機を持つ少年の像があった。
デッキの階段に隠れるように牧水の碑が建っていた。級友と奥多摩へ行った時のものだそうだ。
『立川の驛の古茶屋さくら樹の もみぢのかげにみおくりし子よ』 
多摩信本店の横に、憩いの場があり、かつて日本陸軍立川飛行場の正門があったとのお話を聞いた。
立川小唄、立川村12景の石碑がある。
立川小唄 立川村12景の水彩画
  1977年立川基地の返還により、昭和記念公園が造られ、「ファーレ立川」が誕生しアートに寄る街づくりが始まったそうだ。  
 
 ヴィト・アコンチ(アメリカ)車止め  サンデー・ジャック・アクバン(ナイジェリア)見知らぬ人
昭和記念公園への道すがら、何点かのオブジェを見たが、全部で109点もあるそうだ。アートを巡る街歩きが楽しめそうだ。
右の背中合わせの円は、見る角度でゆがんだり、楕円になったりする。 
フェリーチェ・ヴァリーニ(スイス)背中合わせの円   ニキ・ド・サンファル(フランス)会話
昭和記念公園(あけぼの口)の「花みどり文化センター」へ。昭和天皇記念館、ギャラリー、カフェがあり、展示を見たりしばし自由に過ごす。
北川出口から広い並木通りを北へ向かう。
昭和初期の街灯
国文学研究資料館・南極北極科学館
南極観測資料の展示、オーロラ映像の鑑賞ができる。
国文学資料館は、各地寺院に古典籍、絵画など6万点を有し、古典資料のデジタル化に取り組んでいる。
たくさんの樺太犬 国文学研究資料館
館長は、ロバート・キャンベル。特別展「 祈りと救いの中世」開催中。
先生ならびに世話役を引き受けいつも一生懸命会を盛り上げてくださったSさん、ありがとうございました。先生の資料、とSさんが毎回発行してくださる文学通信大切に保管します。